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叱らず褒めず勇気づける!アドラー心理学の自立できる子育て!

      2017/04/11

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最近何かと注目されているアドラー心理学ですが、その中でもアドラーの教育論、子育て論は、これまでの子育ての常識を打ち破った画期的な教育論です。子育てに悩みや問題を抱えている方には必見です。今回は「 目からうろこ 」のアドラー心理学の子育て論を紹介します。

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アドラーの子育て法は、叱ることと、褒めることを否定する

アドラー心理学における子育ては、これまでの子育て法を真っ向から否定した全く新しい子育てを提唱しています。子育てといえば、昔から「 叱る 」という方法が定番でした。

かくいう私も小さいころから、親や学校の先生に叱られて育ちました。ですから親に怒られないように、先生に怒られないように立ち回ろうといつも考えていました。この「 叱る 」という方法は、今でも教育の主流として行われていますが、最近ではその弊害も問題視されています。

「 叱る 」という方法が否定される理由

例えば。。。。。
「早く○○しなさい」「なんでいつも間違うの! 馬鹿ね 」「ママ、ほんとに怒るわよ」小さい頃、だいたいこんな感じで私も叱られていましたが、このように叱られると子供は母親の顔色ばかリうかがって、委縮してしまいます。

そして恐怖のために親の言うことに従います。極端にいえば、親の脅かしに屈服してるのです。脅かされた子供は、怖いからいやいや行動するのです。そしてお脅かさなければ動かないようになります。

また大人になってから、他人を思うように動かすために、親から教えてもらった脅かすという方法をとるかもしれません。「 叱る 」とは罰を与えて行動をとらせることです。こう考えるとやはり叱るという方法は否定せざる負えませんよね。

そして「 叱る 」に代わって、近年脚光を浴びてきたのが「 褒める 」という方法です。よく「 褒めて育てる いう言葉を耳にしますよね。この方法は本人も気持ちよく行動を起こせるし、何も問題はないように思います。私もアドラー心理学に出会うまではこれがベストの子育て法だと思っていました。しかし、アドラー心理学ではこの「 褒めて育てる 」ことも否定します。

「 褒める 」という方法がなぜ否定されるのか

「 ○○ちゃんテストで100点! すごいね。頑張ったね。この次も頑張ってね 」100点まで取らなくても、テストでいい点をとって親に褒められるという経験は誰でも身に覚えがあると思います。

子供も嬉しいしやる気も出るし親も嬉しい、親子ともども笑顔で微笑ましいばかりで、一見、何も問題がないように見えますよね。それでも、やっぱりアドラーは否定するんですね。

褒められると子供は嬉しくなります。この時に脳内では快感ホルモンが分泌します。悪く言えば脳内麻薬のようなものです。子供はこの脳内麻薬を求めて、親に褒められるような行動をとるようになります。

「 叱る 」ことと「 褒める 」ことは表裏一体です。片方は罰をちらつかせて従わせることで、もう片方は餌をちらつかせて従わせているだけです。本人が物事を理解して行動しているわけではないのです。単に親に依存しているだけです。つまり、子供の自立を阻害しているということなのです。

 

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アドラーの子育て法は、感謝して勇気ずける

アドラー心理学では、叱らず、褒めず、感謝して勇気づけます。具体的にはこんな会話になります。「叱る」「褒める」「感謝・勇気ずけ」で比較してみましょう

<子供の部屋の掃除の場合>

● 叱る場合
「 ○○ちゃん。ママが帰るまでに掃除しておきなさいね! 」
「 帰ってきてやってなかったら、ママ怒るからね、分かったわね 」

● 褒める場合
「 ○○ちゃん。掃除したんだ! 凄いね、ほんと偉いね 」

○ 感謝・勇気づけの場合(アドラー)
「 ○○ちゃん。掃除してくれたんだ! ありがとう。ママ助かるわ 」

どうでしょう?会話的にはこんな感じになると思います。アドラーの感謝・勇気づけのことばが、いちばん心に響きませんか。この会話で最も注目すべき点が子供に対する目線です。

「 叱る 」と「 褒める 」は明らかに上から目線です。それはそうですよね。上司や先輩にたいして、叱ることはできませんし、「 偉いね 」などと口が裂けても言えませんよね。これは子供を見下している状態です。でも、ここで反論が出そうですよね。「 子供に対して上から目線で何が悪いのか 」と。

しかし、アドラーはたとえ親子であっても上から目線はよくないと言います。子供が自立できるように育てるには、子供と対等な目線で向かう必要があるのです。それが子供にとって一人前の人間として扱われているという自信と自覚を生むのです。ですから「 子供と対等な目線 」とういうのは重要なポイントです。

 

アイ・メッセージで子供に話しかけよう

子育てはほんとに難しいですが、叱らず、褒めず、感謝と勇気づけるアドラーの子育て法を知るとなんだか勇気がわいてきませんか? 自立して成長した子供を育てるための最高の方法論だと思います。そして、この方法論で具体的に子供と会話するにあたって、アドラー心理学ではアイ・メッセージを奨励してます。

「 アイ・メッセージ 」とは、主語を私にしてメッセージを出すこと言います。その目的は自分の気持ちを正確に相手に伝えることです。この対局にあるのが「 ユー・メッセージ 」です。そして、叱る、褒めるがユー・メッセージで、感謝と勇気づけがアイ・メッセージに当たるのです。

<参考例>
ユー・メッセージ:
叱る、褒める: あなたは○○ --> 「あなたが悪い」「あなたが偉い」
アイ・メッセージ:
感謝勇気づけ: わたしは○○ --> 「私は嬉しい」
「あなたが頑張ったことが誇らしい」

ユウ・メッセージは、子供に対して上から目線の決めつけの言い方になってしまいます。これでは小さな子供は委縮して、成長期の子供は反発してしまいます。それに対してユー・メッセージは、決めつけはなく対等な目線で、自分の気持ちを伝えます。これはお互いが認め合い意識を共有することを助けます。

アドラー心理学での子育ての最終目標は、子供に自立心をもたせることと、社会との共同感覚を養うことです。これから子供にメッセージを伝える時は是非、アイ・メッセージを意識して使ってみましょう。

 

アドラー心理学・子育て法のまとめ

今日に記事での重要なキーポイントをまとめると次のようになります。

<アドラー子育て論・今日のまとめ>

  1. 叱らない
  2. 褒めない
  3. 感謝して勇気づける
  4. 対等な目線で子供に向かう
  5. アイ・メッセージで話しかける
  6. 子育ての最終目標は、子供に自立心と共同感覚を養うこと。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。今回はアドラー心理学の子育て論の肝になるところを紹介しました。

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