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知っていて損はない!心理学から見た上手な子供の褒め方叱り方

   

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子供の教育ってほんと難しいですよね。皆さん、親になって初めてその大変さを知ることになります。特に赤ちゃんから幼少期にかけては、子供の基本的な人格形成にかかわる時期なので意識して注意することが必要です。

教育のなかでも悩むのが子供への褒め方や叱り方です。いちばんやってはいけないのが何も考えずに感情的な行動をとることです。

悪くすれば子供にトラウマを作ってしまうかも知れません。そこで今回は、心理学から見た上手な子供の褒め方叱り方についてお話させていただきます。

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叱るときはその行動を叱り、褒める時は存在を褒める(心理学の実験から)

ある心理学の実験から、理想的な子供への褒め方と叱り方が分かりました。その結論は

子供を叱るときは、その行動に対して叱り、
子供を褒める時は、その行動ではなく子供の存在を褒める。

ということです。

この結果は心理学者ジョアン・グルーセックの実験で明らかになりました。

<ジョアン・グルーセックの実験>

まず、ビー玉で遊んでいる子供たちのうち何人かにお願いして、友達にビー玉を分けてもらうようにした。

これをAとBの2グループでおこなった。

Aチームの子供には

「君は本当にいいことをしたね。 素晴らしいことだ!」
「人の役に立つ行動をしたね」

というように、その行動を褒めた。

そして、Bチームの子供には
「君は友達を助けたいと思ったんだね。 やさしい子だね!」
「人の役に立てる子だね」

というように、その人柄や存在そのものを褒めた。

<実験の結果>

2週間後、Bチームの存在自体を褒められた子供たちのうち45%の子供が、入院している子供たちのために図工の材料を寄付したが、 行動を褒められたAチームの子供は10%だった。

結論:人柄や人格、つまり存在に対して褒めた方が強い影響力と高い効果がある。

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何故、存在を褒めたほうが効果が高いのか

人は、人格(存在)そのものを褒められることが、一番うれしく感じます。そして褒められる対象が存在から遠くなるほど薄くなっていきます。

こんな感じです。

存在を褒める > 考え方や価値観を褒める > 行動を褒める

例えば、老人に席を譲った子供を褒めるとします。

存在を褒める場合:

「 君はほんとうに心やさしい子だね。 そしてマナーも守れる子なんだね。 」

このように存在を褒められると、とてもうれしく感じます。それは自分に対する自信や自己肯定感の向上につながるからでしょう。

行動を褒める場合:

「 君の席を譲るという行動は模範的な行動だね。 いいことをしたね。 」

どうでしょう。存在を褒められた時よりも、だいぶうれしさは半減しますよね。これは行動をほめても、本人そのものを褒めていないからです。

叱るときは行動を叱る

子供を褒める時と違って、叱るときは「行動」を叱った方がいいのは、どうしてなんでしょう。

それは人格・存在にたいして叱ると子供の人格否定につながるからです。また、言われた子供は自己否定、自己嫌悪に陥ってしまいます。

もうこれは最悪です。子供の人格形成に悪い影響を与えることでしょう。本当に注意してほしいものです。

人を褒める時は存在を褒めて、叱る時は行動を叱れ!

ここまで「心理学から見た上手な子供の褒め方叱り方」について話を進めてきましたが、今回のノウハウは子供だけに限ったものではありません。

夫婦関係、親子関係、兄弟関係、友人同士、職場の関係などすべての人間関係でオールマイティに使えるノウハウなのです。

全ての人間関係において、崩壊を招く原因は相手の人格否定、存在否定にあります

「人を褒める時は存在を褒めて、叱る時は行動を叱れ!」

という方法はそのまま当てはまるのです。

人間の悩みのほとんどは、人間関係に絡んだ悩みです。このノウハウを使いこなすことで、多くの悩み解消につなげていけるでしょう。

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 - 人間関係, 悩みの解決