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高嶋ちさ子さんの子育て武勇伝はアドラー心理学だった!?

      2017/04/11

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先月、週刊文春はヤフーニュースに掲載された「ゲーム機バキバキ事件」、高嶋ちさ子さんのブログ炎上などSNSの拡散によって日本中を巻き込んだ論争になりましたね。事件の発端は、小学生の長男が高島さんとのルールを無視して、ゲームをしていたことに怒り、息子の前でゲーム機をバキバキに折ったことをSNSであかしたことでした。

もともと高島さんの家では平日はゲームしない事、週末に宿題を終えてからならゲームをしても良いという約束がありました。そのルールを長男が破ってしまったわけです。SNSでの反響は一気に広がり、「 子供虐待だ、パワハラだ 」と散々非難を浴びてしまいました。この事件、高島さんを擁護する人は少なく、一方的に責められている感じがありますが、高島さんの子育ての方法はほんとに間違いと言い切れるのでしょうか?

確かに過激ではありますが、私はその方法論自体は間違っていないと思います。この報道を聞いてすぐに「 ピンと 」と来たのですが、これは明らかに私の好きなアドラー心理学の子育て法です。今日はなぜ私がそう思ったのかお話しします

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「ゲーム機バキバキ事件」はアドラー心理学の実践だった

アドラー心理学の子育て論は次の名言に集約されます。「 罰を与えず結末を体験させる 」その思想の意味を要約すると次のようになります。

<アドラーの教育論の超要約>
アドラーは今までの教育論の常識となっていた「叱る教育」と「褒める教育」の2つとも完全否定しました。この教育方法は「 上から目線であること 」と「 親への依存が強くなること 」を理由に強く否定しています。

叱る教育は恐怖による支配で、親に叱られたくないがために子供は行動します。褒める教育はもっと褒められたいがために行動します。これは自分のためではなく親のためにやることになります。ほんとうは、やってはいけないことを理解して自分の意思で行動すべきなのです。これが自立した姿で、親の顔色ばかり見ている状態は明らかに依存です。

アドラー心理学は子供が約束を破った場合に叱ることはせず、その行為の結果を子ども自身に体験させます。その体験によって反省してもらうのです。この方法なら親の支配や押しつけによるものではなく、約束を守らなかったことの意味を理解できます。ただし、アドラーの方法は、必ず事前に子供と約束を守らなかった時どうするかということをルールとして決めておきます。これが必須条件です。

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高島さんの「ゲーム機バキバキ事件」を検証する

この事件が、アドラー心理学の子育て法に合致してるか検証してみましょう。

① 事前に子供とちゃんと話し合いって双方が納得のルールがあったか?

アドラー心理学では、事前に親子間でのしっかりしたルールが存在することが条件です。「ゲーム機バキバキ事件」の場合は、ルールを破ったらゲーム機を壊すということはルールとして確立していましたので、全く問題ありませんね。

② 叱らないで、ルールを破ったことによる結果を体験させたか?
結果を体験させるというのは、今回の場合は、ゲーム機が壊されるのを体験することですから問題ありません。しかし、高島さんが叱ったのかどうかという点は微妙です。もし感情的に言ったのなら、ダメですね。事と次第を理性的に話しただけならクリアーです。

<総評>
いずれにしても今回の「ゲーム機バキバキ事件」は、アドラー心理学の子育て法の根幹である、「子供とのしっかりとしたルールが作成されていたこと」、「そのルールどうりに行為の結果を体験させた」ことにマッチしていたので、少々過激ではありますが間違ってはいないという私の結論です。

実は高島さんは、ゲームを壊した場合を想定して、後で修理すればもとどうりにできるように、壊し方まで研究していたそうです。このことからも感情的な行為ではなく、理性的な判断であったことが分かりますね。残る問題はネットの批判にもあったような次のようなモラルの問題でしょうね。

  1. ちゃんとして商品を壊すのは問題だ
  2. 生産者や買ってくれた人の気持ちはどうなる
  3. ゲームファンや任天堂に失礼

恐らく、高島さんは多少のことは犠牲にしても、子供を一人の人間として対等に見て、ルールは守るべきものでもしもルールを破った場合はその責任を自らが負うということをことを言いたかったのでしょう。それは子供に一人の人間として自立してほしいという親心です。

依存しないで自立を目指すのは、アドラー心理学です。やっぱり高嶋ちさ子さんはアドラー心理学の実践者ですね。すごいです。尊敬します。

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