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「~ねばならない」からさようなら!【柔軟な心になるための3つの心理的対策】

      2017/09/16

ストレス社会と言われる現代では、知らず知らずのうちに自分を精神的に追い込んでしまいます。

そして見えない、生きづらい今の世の中では、メンタル的に「強い心」を持つというよりも、折れない「柔軟な心」を目指すべきであると考えます。

今回は筆者が考える混迷な社会を生き抜くために必要な「柔軟な心になるための3つの心理的対策」を紹介します。

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「強い心」より「柔軟な心」が選ばれる理由

人生の壁や困難を乗り切るには「強い心」よりも弓のようなしなやかな「柔軟な心」の方が適していると思います。柔らかさのない強い心は、耐えられないほど強いストレスにさらされた時に一気に崩壊する可能性があります。

心の強さだけで対抗していけるほど、今の世の中は甘くはありません。 強いストレスと戦うには、「柔よく剛を制す」というように、しなやかさ、やわらかさのある頭と心であるべきなのです。

高ストレスと闘うというような、高い負荷を脳に与えるよりも、ストレスを軽く受けて、受け流すという方が、圧倒的に脳にも心にも優しい対応です。

柔軟な心になるために必要な3つの心理的態度

ここからは、柔軟な心になるために必要な筆者の考える3つの心理的態度を紹介していきます。

1.「~ねばならない」という執着をすてる。

「~ねばならない」という思い込みにはまると、大変に苦しい生き方になります。

なぜなら「~ねばならない」という思考は、自分自身を自分で縛り付けるようなものだからです。 人生にどうしてもやらねばならないものなんて、そんなにありません。

殆んどやらなくても済んでしまうものばかりでしょう。 また「~ねばならない」という思考からは、能動的な感覚をまったく感じることが出来ません。しかたなく、やらされている感が満載です。

「勉強しなければならない」
「仕事をしなければならない」
「家事をしなければならない」
「子供の面倒をみなければならない」
「食事をとらなければならない」

このように「~ねばならない」思考に囚われると、日常生活そのものが苦痛でしかありません。もし、「~ねばならない」思考に毒されていると感じたなら、この心の癖を捨てる勇気を持ちましょう。

そして、自分に言い聞かせましょう。私のあらゆる行動は、しかたなくやらされているのではない、

「私がやりたいからやっている」

のだと。

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2.柔軟な心は、異なる意見を受け入れる。

会議でもあるいは友人との雑談中でも、自分の意見に同調しないで、いや「私はこう思う」と異なる意見を言われた時にあなたはどう感じますか。

おそらくいい気持ちはしないでしょう。 なかには反発心や敵対心を持つ人もいるでしょう。しかし、考えてもみてください。 考え方も性格も全く同じ人間なんていません。一卵双生児でさえ、育った環境が異なれば性格は異なってきます。

お互いの意見が合わない方が普通なのです。 だから意見が合わないからと言って怒りなどのネガティブな感情が生まれるのは認識の間違いです。

当然の事態が起きているだけなのですから。

柔軟な心の持ち主は、異なる意見が当たり前だと思っているので素直に受け入れます。 ストレスは反発しているときに発生するので、受け入れている心にはストレスはありません。

異なる意見を受け入れるということは、他人の意見に迎合することとは違います。自分の意見も他人の意見も同じように尊重することです。

そこには敵意もストレスも入り込む余地はありません。 だから柔軟な心になる為にも異なる意見を受け入れる勇気を持ちましょう。

3.柔軟な心は、変化を受け入れる。

一般的に急激な環境の変化は強いストレスを生みます。特にストレスを感じやすい人は、変化を嫌う傾向が強いです。柔軟な心の持ち主は、変化するのが当たり前だと思っているので、変化を嫌わないで受け入れます。いや、むしろ変化に期待しているのです。

例えば壮大な自然に例えると、地球上の生命も誕生してから人類という高度な文明を持つ種が誕生するまでに、様々な環境変化がありました。

その中には、地球規模の大異変に耐えらずに絶滅していった恐竜などの種もあります。現在まで生きながらえている種は、変化を受け入れて柔軟に環境に馴染むことができたからです。

私たちを構成している人体の細胞も常に新陳代謝を繰り返しています。 つまり万物は常に変化し続けているのです。変化し続けることは、当たり前の事なのです。 だから柔軟な心になる為にも変化を受け入れる勇気を持ちましょう。

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柔らかい心で楽しく生きよう

時代は急激なインターネットネット環境の普及によって、膨大な情報に瞬時にアクセスできるようになり、コミュニケーションの質も内容もSNSなどを通じて、大きく変化しました。

私たちは好むと好まざるとに関わらず、この時代の急激な変化に対応していかねばなりません。

これからの激動する社会に適応していくには、柔軟な頭と心でなければ対応しきれません。ですから「柔らかい心で楽しく生きよう」をスローガンにして前向きに生きていきましょう。

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