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心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

【小さな悩みを解決する方法!】人生は生きてるだけでまるもうけ

      2017/04/11

私たちの頭の中は常に思考や過去の記憶に囚われています。そしてそのほとんどが取るに足らないくだらない妄想ばかりです。とくに問題なのはネガティブな妄想で、その人の心と行動を抑制してしまいます。

そして、その混乱している頭の中から、生まれてくる悩みはどれも客観性のない小さな悩みばかりですが、その小さな悩みに私たちの日常は翻弄されているのです。今回は悩みの90%以上にもなる「小さな悩み」の解決法を探ります。

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人間は優秀な悩み製造マシーン

人が抱える悩みの90%は現実には怒らないと言われています。実際に起こってもその人が心配するほどの事ではないことがほとんどです。つまり、取り越し苦労ということです。

まさに人間は「 悩み製造機 」と言えるでしょう。もちろん超ポジティブな人も稀にはいるでしょうが、そのような人はこの記事を読まないでしょう。まず小さな悩みにくよくよすることが、いかに馬鹿らしいことか理性的、科学的に考察していきましょう。

未来への悩み不安は実体のないお化け!

私たちは、どんな小さなことでもいつも未来のことを心配します。例えば「 準備は出来ているが明日のプレゼンはうまくいくだろうか? 」という感じで。しかし、未来への不安は根拠のない場合がほとんどです。

出来ることをちゃんと準備して、後は自分なら必ずうまくいくと思うことです。安心してくださいほとんどの場合においてその不安は現実とはなりません。しかし、あまりに不安が先行しすぎると「引き寄せの法則」で失敗を引き付けてしまう可能性があります。

「 根拠のない自信 」は普段できない事もできてしまうプラスの作用が働きますが「 根拠のない不安 」は出来るはずのものも失敗になってしまうマイナスの作用が働きます。ですからまだ起きてもいない事を悩むのはやめましょう。

失敗などはこの世に存在しない

人間生きていくうえで、小さなミスや失敗は日常茶飯事です。そんなことで心を痛めていれば、一歩も歩くことが出来ません。失敗と成功は表裏一体です。失敗という言葉がなければ成功という言葉は存在できません。

失敗は成功の裏方さんです。多くの失敗を乗り越えてきたから素晴らしい成功があるのです。失敗という試行錯誤のうえに成功があるのです。

「 大成功 」というお饅頭があるとすれば、その中身はたくさんの「 失敗 」というあんこです。つまりこの世にはリアルな失敗など存在しないのです。なぜなら全ての失敗は成功の過程なのですから。
 

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小さなことにくよくよしない大きな思考法

しかし、理屈では分かっていても自分のマイナス思考をコントロールするのは難しいですよね。なぜならマイナス思考は心の癖です。身についてしまっている心の習慣は新しいプラス思考の習慣を根付かせていくしかありません。

そこで、ここでは小さな悩みに翻弄されない「 大きな思考法 」の考え方と実践方法について私の考えを紹介します。まず、やりやすい簡単な思考法から難しいけれど画期的な大胆思考法まで順を追って紹介します。

レベル1:「 まあ、いいか 」とつぶやく

これは実践しやすく超簡単でありながら、かなりの効果が期待できます。馬鹿にできない効果です。その秘訣はマイナス思考の連鎖を断ち切ることにあります。マイナス思考は最初は小さく生まれますが、心の中で思考連鎖を繰り返して雪だるま式に大きくなって、最後は魔物のような存在になってしまいます。

例えばこんな感じです。昨日、Aさんが仕事上のミスを上司に指摘されたとします。Bさんである上司は彼のことを信頼しているので彼のためにと思って強めに叱ったとします。

<昨日の出来事>
Aさんは仕事上のミスで上司であるBさんに叱られた。大きなミスではなかったが、Bさんは彼のためにと思って叱った。

<昨日の出来事を思い出しているAさんの思考連鎖>
①昨日上司に叱られた ー> ②大きなミスではないのに強く叱ったのは何故?->③私のことをよく思っていないからー>④私がいない方がいいと思っているー>⑤職場を移動させられたら、どうしようー>⑥もう会社に行きたくない

このマイナス思考連鎖の出来るだけ早い段階で、「 まあ、いいか 」とつぶやきます。早い段階、この例でいうと①~③くらいまでに行います。思考連鎖の後半になるとすでに大きな妄想になっているので、この程度のつぶやきでは焼け石に水です。

こんな感じです。
①昨日上司に叱られた ー>○「まあ、いいか」ー>●思考連鎖ストップ
①②③私のことをよく思っていないー>○「まあ、いいか」ー>●思考連鎖ストップ
①②③④⑤職場を移動させられたらー>○「まあ、いいか」ー>⑥会社に行きたくないー>●思考連鎖ストップ失敗

とにかくマイナス思考連鎖の早い段階で使えるように訓練しましょう。簡単なのに負の感情をスルーするのに使えますよ。是非、お試しください。

レベル2:とにかく体を動かすことをする

頭の中でマイナス思考の連鎖が始まったら、とにかく頭を使わないで体を動かすことで、思考連鎖を断ち切れることができます。掃除をする、皿洗いをするとかジョギングやウォーキングをするなどです。

体を動かしたり、運動をすると脳内ホルモンであるセレトニンが分泌され、精神を安定させることが出来ます。つまり緊張や不安から解放されて物事を客観的に判断できやすくなるのです。

体を動かす習慣を身につければ、体も精神も健康になるし、マイナス思考連鎖の歯止めにもなるなんて最高ですよね。運動は継続させなければ意味がありません。無理せずに長く続けられるようなものを選びましょう。

レベル3:「人生は生きているだけでまるもうけ」と大きく思考する

これは究極の思考方法です。この思考法が出来れば悩みから解放されるといっても過言ではないでしょう。私たちが悩む原因は、ありのままの自分を受け入れていないからです。私たちは幸せになりたいと思って悩みます。そして幸福になるための条件をいくつも設定します。そしてその原動力になっているのが欲です。

人間の欲には際限がありません。家が欲しい、お金が欲しい、異性が欲しい、痩せたい、奇麗になりたいなど、留まることがありません。この条件設定がある限り人間は幸福にはなり得ないのです。

人間、死ねばあの世には何も持っていくことができません。持っていくことができない幻影のようなものにどんな価値があるというのでしょう。ずいぶんと哲学的になってしまいました。

私の考えは幸福には条件を設定してはいけない。つまり、「 無条件幸福 」でなければならないと結論です。この思考に立てば、生きているだけで幸せであり、人生は生きてるだけでまるもうけなのです。

このような思考は、大きな事故や大病により生死をさ迷って生還したような経験がないと実際に体感するのは難しいと思います。しかし、このような大きな思考を巡らすだけでも小さなことにくよくよするのが馬鹿らしくなりまよね。とにかく小さな悩みで、自分の大切なエネルギーと時間を無駄にないように気を付けたいものです。

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