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心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

あなたの上司に意見する前にまず協力を申し出ること!【特異性信用】

   

会社の会議や打合せで、自分の意見を言おうか言うまいか悩む時がありますよね。 自分だけ意見を言わないのはバツが悪いとか、何も言わないと無能と思われないかと色々考えてしまいます。 しかし、うかつに行動するのは控えましょう。

もし、その会議の中でのあなたの影響力が低い立場にあるのだったら、自分の意見を出すのはやめて、その代わりに協力を申し出ることが正しい選択です。

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管理職は部下からの意見やアイデアを嫌う

管理職は基本的に部下からの意見や問題の指摘を嫌います。 職場で主導権を握っている人たちは、影響力の低い部下からの意見は求めないからです。

上司が部下に求めているもの

上司は部下に対して、経営や仕事に関する難しい判断などは期待していません。 たとえ素晴らしいアイデアが閃いたとしても、うかつに口に出せば、ひんしゅくを買うことになります。

ましてや問題点の指摘などをしたら大変です。 出世や昇給にも影響しかねません。

ノースカロライナ大学のアリソン・フライゲル博士の研究報告では、管理職が部下に対して求めるものは意見などではなく、手伝いや人脈作り、情報収集などのサポート業務であることが分かりました。

つまり自分の地位が低かったり、影響力のない状況であるときは、意見や問題点の指摘は絶対にやってはいけない事なのです。それよりも仕事のサポート側に回ることが、上司の期待に応えることになるのです。

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意見を聞いてもらいたいなら、その前に協力を申し出ること

部下が上司に対して意見を言っても、問題にならないことが例外的にあります。それは上司に対して仕事上での強い信頼関係がある場合です。

これを心理学用語で説明すると「特異性信用」が構築されているということです。

特異性信用とは
簡単に言えば、信頼関係を築くことが出来れば、普通では与えられない権限を暗黙に与えられて、自分の意見を通しやすくなる。

ということです。いわば特別扱いされるということです。

ということは、もしあなたがその集団(職場など)の中で、地位が低い立場であっても、上長等(リーダー)に献身的に協力することによって、「特異性信用」を獲得すれば、あなたの意見は尊重されるようになるのです。

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 - 人間関係, 心理学etc