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メールやLINEの返事がいつも遅い人!その隠れた心理的狙いとは

      2017/11/21

SNSを利用している誰でも感じていると思いますが、メールの返事がいつも遅い人やLINEで既読無視されたりすることってよくありますよね。

そういう時って、催促することもなかなかできないのですごくイライラしませんか。今日は、SNSでの返事がいつも遅い人の隠れた心理的な狙いについて考察していきましょう。

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SNSでのトラブルは無視できないものになっている

昔は、電話しかなかった連絡手段も、SNSが発達した今ではメールやLINE(ライン)が良く使われるようになりました。学校の保護者連絡や職場での連絡、友人との連絡などもスマホを前提としたLINEやメールでのやり取りがほとんどです。

日常生活には欠かせないものとなったSNSですが便利である反面、電話の直接的な会話ではなく文字のやりとりなので、言葉(文字)の行き違いや、返答の遅れなどによって頻繁にトラブルが発生しています。

インターネット協会が調べたメールでのルールやマナーのアンケート調査では次のような結果が出ています。

< メールのルールやマナーのアンケート調査 >

1位 : 言葉(文字)の行き違い
2位 : メールの不達
3位 : メールの遅延(返答の遅れ)

これはメールでの調査ですが、LINEも同じ文字情報でのやり取りなので、全く同様の問題が起きています。言葉の行き違いは文字情報である以上、ある程度いたしかたない部分もありますが注目すべきは3位の返答の遅延です。

返答の遅延は、相手のモラルにかかわることなので返事を待っている方としては、ヤキモキしたりイライラしたり、心中おだやかではなくなり、ストレスの原因にもなるのです。

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SNSでの返事がいつも遅い人の隠れた心理的狙いとは

SNSの返事が遅い原因はいくつも考えられます。とりあえず考えられるだけ列挙してみましょう。

<SNSでの返事が遅れる理由>

〇 SNSの操作になれていない。
〇 メールやLINEのやり取りが億劫である。
〇 忙しくて後回しにされている。
〇 SNSに対する優先度が低い。
● 無意識にあるいは意図的に遅らせている。

このなかで〇の理由は、その人の性格や状況から発生していることなのである意味しかたがないとも言えます。しかし、少数派ではありますが、ある狙いがあって返答を遅らせている人がいます。

これは無意識的にやっている人もいれば、はっきりと意図的にやっている人もいます。そしてこの手の人たちの共通の狙いは、

「 お互いの関係において、自分が主導権を握りたい。。。。。 」

ということです。

例えていえば、宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決斗です。 武蔵はわざと決斗の時刻に遅れていきました。それに対して小次郎はずっと待たされ続けて、心がかき乱されてしまいました。

意図的に遅らせた武蔵は冷静で、その反対に武蔵の戦略にはまった小次郎は完全に冷静さを失っていました。これでは剣術の腕が互角だとしても小次郎の負けは決まったようなものでした。

つまり武蔵は遅れることによって主導権を握ったのです。このような意図がSNSの返答遅れに隠されていたのです。具体的に例えれば、あなたに友人から頼みごとが来たとしましょう。

あなたはそれに対してOKの返事を出したとします。この時に間髪いれずにOKの返事を出した場合は、友人は「ああ良かったと」思うでしょう。

しかし、直ぐに返答しなかった場合はどうでしょう。友人は焦りだします。「やはり無理な頼みだったかな。。」 これはだめかな。

そして半ばあきらめた時に、あなたから返事がきます。
「 返事遅くなってごめんね。 大丈夫だよ 何とかするよ 」

この返答をもらった友人は、喜びを爆発させてドーパミンが出まくります。そしてあなたにたくさんの感謝と信頼を寄せることでしょう。

同じ返事でも、時間を遅らせることでこれほどの心理的効果を生むのです。

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