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心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

今日 1日を精一杯楽しむ! そのために必要な思考法とは

      2018/02/23

昨日の後悔や明日への不安で頭の中を占領させてはいけません。 なぜなら、そのことがあなたの人生を不幸にする最大の原因だからです。

今回は先人の名言から、今日一日を精一杯楽しんで生きる大切さを学びましょう 。そして記事の後半は、筆者独自の今日を生きるための思考法を紹介します。

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昨日と明日のことを思い煩うな

まずは、イエス・キリストの有名な名言から紹介しましょう。

明日のこと思い煩うな。
明日のことは、
明日自身が思いわずらうであろう。
1日の苦労は
その日一日だけで十分である。
―――新約聖書より ―――

「明日のことを思い煩うな」という有名な一節があります。イエス・キリストの 言葉です。人はまだ起きてもいない明日(未来) のことをあまりに悩みすぎます。明日以降のことは起きてみなければわかりません。

ですから必要な準備だけをして、後は考えないことがいちばん賢い方法です。特に検証できない根拠のない恐怖や不安に支配されないことが重要です。

しかし、私たちの頭の中を支配しようとするくせ者は、明日(未来)の心配だけではありまん。  もう一つ、昨日(過去)の後悔や嫌な記憶です。「過去の嫌な記憶」を想い起こすと自分の心を傷つけ、精神をストップさせてしまいます。

昨日のことは既に終わったことで、今ここには何も存在しません。 明日のことはまだ何も起きていないことです。昨日も明日も実在しないのです。あるのは今日だけです。過去も未来も幻想です。

私たちが生きるべきは今日一日のみです。 幻想に惑わされて心にブレーキをかけるのが1番やってはいけないことです。 あなたが昨日や明日のことに悩めば悩むほどにあなたの人生は後退します。

だからこそ、

明日のこと思い煩うな。
昨日のことも思い煩うな。

ですね。

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「昨日、今日、明日」の 脳内構成比率で幸福が決まる

幸せに生きる人は、今この瞬間を、今日一日を集中して楽しんで生きています。 逆に不幸になる人は、 昨日や明日のことばかり思い悩んで、今日に全くと言っていいほど集中できていません。

このことは脳のリソースの中で、「昨日、今日、明日」がどう配分されているかによって決まります。 例えば幸福な人の脳の思考のリソースの配分は、こんな感じでしょう

昨日 ( 過去 ) = 10パーセント
今日 ( 現在 ) = 80パーセント
明日 ( 未来 ) = 10パーセント

この構成比の人は、過去についても未来についても必要最低限度のリソースの消費だけにとどめて、脳のリソースの80%を現在に在に集中して使用できています。

この人は確実に人生を楽しんで、成功に導ける思考をしていると言えるでしょう。
さて今度は悪い例です。

昨日 ( 過去 ) = 40パーセント
今日 ( 現在 ) = 20パーセント
明日 ( 未来 ) = 40パーセント

この人はまずいですね。 脳のリソースの80パーセントを過去と未来の思考で消費しています。全く現在に集中して生きることができていません。

幸福になる秘訣は今日を精一杯生きることですから、 結局不幸な人生を送る確率が高くなります。つまり、 脳の思考の占有率をいかに今日に集中するかが幸せになるための鍵でしょう。

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今日に集中して生きる方法

過去と未来に関する不毛な思考をできるだけ排除して、今日を生きることに思考を集中していくには、 この脳のリソース配分を常に意識して、今日に集中できるように訓練することです。

そのためには、自分の思考を観察するもう1人の自分を作りましょう。 そして 過去や未来の嫌な思考が浮かんできたら、

今私は不毛な思考している。

と心の中でつぶやいてください 。 これによって客観視された過去と未来の不毛な思考を止めることができます。 慣れるまでは大変でしょうが、このように日常的に自分の思考を見張ることで思考をコントロールする力がつきます。

そして一日の終わりに、その日の「昨日、今日、明日」の思考の脳内比率を書き出しましょう。 血圧のコントロールのように、 思考の比率を数値管理することで飛躍的に思考のコントロールができるようになるでしょう。

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 - 夢や目標の実現, 幸福論, 悩みの解決