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心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

口癖を変えることで性格を変える!(もっとも簡単な心理的自己変革法)

   

もしあなたが人生を変えたい、弱くて根性のない自分の性格を変えたいと思ってこの記事にたどり着いたなら、この記事はとても参考になると思います。

性格を変えることで人生は変わります。しかし、性格はなかなか変わらないというのが一般的な認識でしょう。

しかし、もっともシンプルで心理学的にも実証されている口癖(言葉)の力を用いれば性格をポジティブにして、パワーのある人生を歩むことが可能です。

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口癖が人生を変える理由

普段、自分はどんな口癖を言っているのか、まず考えてみてください。 この場合の口癖とは実際に言葉に出す口癖と、心の中のつぶやきも含めてです。

「 あ~  嫌になっちゃうな。 」
「 つらい、面倒くさい、もうやめたいー。 」
「 それは無理    」
「 出来るわけない  」
「 私って最低    」
「 もう死にたい   」

もし、あなたの普段の口ぐせが上記のようなネガティブな言葉だったら、そのネガティブな言葉のパワーによってさらにネガティブな性格が強固になり、ネガティブな行動が加速されて幸運から見放された人生が目の前に展開されることになります。

口癖というか、言葉にはそれほどの影響力とパワーが備わっています。 極端に言えば人生をコントロールするには言葉をコントロールすることが、いちばん効果的と言えるでしょう。

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口癖は自分へのマインドコントロール

よく、カルト教団のマインドコントロールの問題が社会問題になったりしますが、時に家族や友人がびっくりしてしまうほど、性格や考え方が変貌してしまうことがあります。

これは所属する団体の教義や理念を言葉として、圧倒的な量でインプットされるために洗脳されてしまうのです。例えばヒトラーの言葉巧みな演説による大衆洗脳もこれに近いものがあるかもしれません。

しかし、マインドコントロールは他者から受けるものだけではありません。 実際にいちばん恐ろしいのは、自分が吐くマイナスの口癖や言葉による自分への洗脳です。

私たちが普段使っている言葉は、そのまま私たちの性格に絶大な影響を与えて私たちの人生をすっかり変えてしまいます。

そして自分自身による自分へのマインドコントロールは常に行われているのです。だからこそ私たちは自分の口癖や言葉を気を遣うべきなのです

口癖が性格を変える科学的根拠

言葉は人間の思考や行動に深い影響を与えます。ポジティブな口癖や言葉(心のつぶやきも含む)は、人間の思考をポジティブに変化させて行動も前向きになります。

これを脳科学や心理学の世界では「プライミング効果」といいます。この効果は科学的な心理実験によって証明されています。

心理学者のジョン・バルフは、ニューヨーク大学の学生を対象にした実験があります。18歳から22歳の学生に複数の5つの単語セットから4つの単語を使って短文を作ってもらいました。

1つのグループには、高齢者を連想しやすくなるような次のような単語を多く混ぜておきました。(しわ、シミ、はげ、忘れっぽい、フロリダなど)

そして、この課題が終わった後に別の実験をすると言われて、少し遠い教室まで移動させられました。

この別の教室に移動するまでの学生たちの歩行速度を計測すると、なんと高齢者関連の単語を多く混ぜて文章を作成したグループの学生の方が、他のグループの学生たちよりもあきらかに歩行速度が遅くなったのです。

いかに、言葉が人間の思考と行動を左右するかわかる実験ですね。

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口癖(言葉)が思考や性格を変えるプロセス

よくポジティブな人間になるには、ポジティブな思考を習慣にすればいい、というような自己啓発の本がたくさんあるように思います。

しかし、考え方や性格を変えるのは至難のわざです。 なぜなら考え方や性格は意識で操れる範囲ではなく、潜在意識から派生するものだからです。

でも、言葉を変えることは意識的に出来ることです。 口癖を意識的に変えることはやる気さえあれば出来ることです。そして、言葉は実験でも証明されているように確実に潜在意識に影響を与えて思考や行動に変えることができるのです。

つまり、性格や考え方を意識的に変えようとするよりも、言葉を意識的に使って潜在意識に働きかける方が圧倒的に実現性が高いのです。

ポジテイブな言葉 ー> 潜在意識 -> 思考・性格が変わる -> 行動が変わる

上記のようなプロセスで、効率的に自己変革をもたらすことが可能となるのです。

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自分を変えるために口癖を変えよう!

さて、これまでの記述で自分に投げかける口癖(言葉)がいかに大切なのかが理解していただけたいと思います。とくにネガティブな口癖が習慣になってしまっている人は、即刻、意識的にやめるようにしましょう。

そして自分に対しては「肯定する」「褒める」「励ます」などのポジティブな言葉や口癖を意識的な投げかけるようにしましょう。

最初は、潜在意識の意と反する言葉に違和感を覚えることもあると思いますが、気にすることなくポジティブな口癖や言葉のシャワーを大量に脳の潜在意識に浴びせましょう。

潜在意識は言葉に影響されます。大量のプラスの言葉は時間の問題で潜在意識を変えてくれます。ポジテイブな言葉は思いつくままに自分で考えて決めていきましょう。 作り方としてはポジテイブな言葉で分かりやすく肯定文で作ることです。

<ポジティブな口癖(言葉)の参考例>
私にはできる。
毎日が面白い。
たいしたことはない。
挑戦は楽しい。
必ずうまくいく。
自分はかなりいけてる。
ワクワクする。
人生は楽しい。
希望を持つ。
言葉が思考と行動を作る。

上記の言葉は参考例です。自分でワクワクするような肯定的な言葉を考えたら、口癖にして自分の潜在意識に大量に浴びせましょう。

継続すれば必ず、ポジティブな言葉はあなたの脳を占領してあなたは行動的なポジティブ人間に変わることでしょう。これはまさに、いい意味での自分による自分自身へのマインドコントロールにほかなりません。

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