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困難な状況に直面した時の態度でその人の本質が分かる_アドラー心理学

      2017/09/06

困難な状況に直面した時の態度でその人の本質が分かります。その裏側にはアドラー心理学の基本概念の1つであるライフスタイル(性格)がかかわっています。

人間の本質とライフスタイル、そしてライフスタイルを変えられるのか。ということについて書いていきます。

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人生の課題に取り組む姿勢で人の本質が暴露される

課題に対して
どのような態度をとるのか。
それを知ることで、
その人の本質が明らかになる。
ーーー アドラー100の言葉より

アドラーは、人の本質は人生の課題に直面した時のその人の態度でわかると話しています。

特に危機ともいえる困難な状況に直面した時には、顕著に表れるのではないでしょうか。 自分に突き付けられた困難な問題に対して、

ためらって、止まっているか!
言い訳を言って逃げるか!
正面から向き合うか!

など、本心が白日のもとに晒されることになります。 その態度をみて「まさかあの人があんな態度をとるとは!」と信用を一気に失う場合もあります。

また逆に、あの人の態度はすばらしいと賞賛される場合もあります。いずれにしても普段は分からないその人の本質は、この時にはっきりと姿を現すのです。

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人生の課題から逃げる人は自分のライフスタイルを変えるしかない

様々な問題についてどのようアクションをとるかは、すべてその人のライフスタイルで決まってしまいます。ライフスタイルとは、アドラー心理学では人間の性格のことをいいます。

アドラーはライフスタイルは幼少期から10歳くらいまでの間に、自分と他者との関係性の中で形成されるとしています。

具体的には自分はどんな人(自己の概念)と自分を取り巻いている世界像と自分はどうなりたい(自己の理想)などで構成される自己像です。

積極的と消極的、明るいと暗いなど基本的な性格(ライフスタイル)は早い段階で決まってしまいます。。

ライフスタイルは一度確立されると、なかなか変えることが出来ません。 よく性格は変わらないという話がありますが、たしかにそう思えても不思議ではありません。

しかし、アドラーは言います。変えることは難しいが不可能ではないと。

アドラーが性格のことをライフスタイルとあえて呼ぶのは、ライフスタイルは自分で選んだものというニュアンスを表現したかったからです。

自分が選んだものだったら選び直すこともできます。 もし、誤ったライフスタイルを選んでしまって苦しんでいるなら、別のライフスタイルを選択すればいいのです。

自分が暗い性格だと思っているのは、単純に「自分は暗い性格である」というライフスタイルを自分で選んだにすぎないのです。

自分は本当は明るくなりたいんだと思うなら「自分は明るい性格である」というライフスタイルに選びなおせばいいのです。

あとは強い意志をもって、ライフスタイルを変える決意をするだけです。

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 - アドラー心理学, 名言