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心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

必ず幸せになる方法(秘訣)はこの2つ_ラッセル名言から

   

幸せになるには、やはり幸せになるための努力や心構えが欠かせません。しかし、どのように努力するかは、個人の考え方や価値観によって違ってきます。

しかし、誤った価値観や考え方では幸せになることは出来ません。そこで今回は三大幸福論の著者の一人であり、イギリスの哲学者、数学者であり、ノーベル文学賞も受賞しているラッセルの名言から、幸せになる方法を見つけてきました。

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幸福の秘訣_ラッセルの名言

幸福の秘訣は、こういうことだ。
あなたの興味を
できるかぎり幅広くせよ。
そして、あなたの
興味を惹く人や
ものに対する反応を
敵意あるものではなく、
できるかぎり
友好的なものにせよ
ーー 幸福論・岩波新書 ーー

この言葉から受け取るラッセルの幸福になるための方法は次の2つです。

① 人やものに対してできる限り幅広く興味をもつ。
② 人やものに対する反応をできる限り友好的なものにする。

この2つについて、もう少し掘り下げて考えてみましょう。

人やものに対してできる限り幅広く興味をもつ

人やものに対して幅広く興味をもつことによって、どのような良い効果があるのかを考えていきましょう。

1.ネガティブな感情や思考が湧かなくなる

興味の湧くもの、例えば趣味ややりたいことを追及することで、集中力が増して他の余分な観念やネガティブな感情や思考に支配されにくくなります。

人間の不幸の原因の大半が、根拠のないネガティブな感情や思考が原因となっているので、それが減少するといことはそれだけ幸せになれるということなのです。

2.自分のやりたいこと(才能)が見つかる

幅広く興味をもって勉強したり行動することは、そのまま自分の新たな才能の発掘にもつながります。音楽、芸術、スポーツなどあらゆる分野で、第一線で活躍している人は自分のやりたいことを見つけて、とことん追求した人たちです。

幅広く興味をもって実行することで、自分が本当にやりたいことに必ず出会えることができるでしょう。 自分のやりたいことで生活できたらこれほど幸せなことはありません。

3.チャンスが広がる

今の日本は、やる気のある人とない人で圧倒的な格差ができてしまう社会です。やる気のある人にとってはチャンスはそこらじゅうに転がっています。

そしてそのチャンスをゲットするには、とにかく幅広く興味を持ってどんどん実行してみることです。やってみなければわからない。やってみることでチャンスは広がっていくのです。

4.人生が楽しくなる

とにかく興味を幅広く持って、好きなことにチャレンジしていくことで、確実に人生が楽しくなります。好きなことにチャレンジする人生は、冒険に旅立つ少年のようにいつも胸躍る心ときめく人生になること間違いなしです。

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人やものに対する反応をできる限り友好的なものにする

次に「人やものに対する反応をできる限り友好的なものにする」ことによって、どんな良いことが起こるのかお話ししましょう。

1.友人の輪が広がる

人に対して友好的な態度をとることで、確実に交友関係が広がります。 友好的な接触を好むのは万人の心理だからです。逆に敵対する態度は人を困惑させ険悪な空気を作ります。 悪くすれば喧嘩になり人間関係は最悪な関係になるでしょう。

個人レベルの交友でも、国家の外向レベルでも同じです。 友好的な態度が平和の安定には絶対です。敵対すれば孤立します。関係がもつれれば個人なら暴力事件、国際社会なら戦争になりかねないのです。友好的な態度が友人の輪を広げるのです。

2.苦境に立ってもひとりではない

友好的な態度をとることは、同時に人に親切にすることであり人を大切にすることです。 そうして出来た友人はその人の財産になります。

そして自分が窮地に立たされた時には、誰もが援助を願い出ることでしょう。 結局、友好的な態度をとる人は苦境に立っても1人ではないのです。

3.共感力が高まり幸せになる

アドラー心理学では、『人間の悩みはすべて人間関係の悩みである』と説明します。たしかに私たちの悩みの殆どが人との関係性からくる悩みです。

そしてアドラーはこの人間関係の悩みを解消するには『共感力』を育てることが重要であると言っています。共感力とは、相手の立場にたって共感できる能力です。 自分の利益や損得勘定ばかり考える人間には持ちえない能力です。

昨今の芸能界のゴシップをみても自分の主張ばかりが目立つ、共感力のない問題ばかりが目につきますよね。共感力は、個人にとっても組織にとっても、あるいは国家においても世界においても平和と幸福をもたらすキーワードです。

共感力を育てるには、まず、人や物に対して友好的な反応をすることです。これがいの一番に必要なことなのです。

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最期にひと言

最期にもう一度確認しましょう。ラッセルが教えてくれる幸福の秘訣は、「人やものに対してできる限り幅広く興味をもつ」ことと、「人やものに対する反応をできる限り友好的なものにする。」の2点です。

① 人やものに対してできる限り幅広く興味をもつ。
② 人やものに対する反応をできる限り友好的なものにする。

この2点が、あなたを幸福にする完ぺきなルールです。 毎日朝起きた時に、この言葉を心の中で唱えて1日1日を幸せに生きるようにしましょう。

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 - 幸福論