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自分から生まれる恐怖心を無くす7つの方法!【無駄に苦しまない】

      2018/02/19

恐怖心は、まだ文明の発達していない狩猟生活の時代には絶対的に欠かせない感情でした。人類よりも強大な猛獣から身を守ることが出来たのも恐怖心があるからこそです。

しかし、文明社会である現代では生活するうえでの外敵の恐怖は無くなった代わりに、複雑なコミュニケーション社会に適応するための副作用として、実体のない恐怖に苦しむようになりました。

今回はこの自分から生まれれる「恐怖心」をなくすための7つの方法を紹介します。

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恐怖心は自分の中から生まれる

恐怖心は、全てが自分の心から生まれるものです。そして現代社会にあっては恐怖心が人の心を縛って人生にマイナスに働いているのも事実です。

過去の体験を何度となく思い返して苦しむのも、まだ起きてもいない未来に不安でおびえるのも、全ては恐怖心によるものです。
このような根拠のない恐怖は、私たちの恐怖のほとんどを占めているのです。

この実体のない架空の恐怖をコントロールすることが、人が生きるうえでとても重要なテーマでしょう。

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恐怖心を無くす7つの方法

ここからは筆者が考える恐怖心を無くす方法を7つ紹介していきましょう。

恐怖を論理的に分析する

事実に根付いた恐怖は起こるのは当然であり、恐怖心を抑える必要はありません。問題なのは事実とは全く関係のない根拠のない恐怖です。

これは過去の体験や記憶に基づいた恐怖や、まだ起きてもいない未来の不安、あるいは事実とは異なる勝手な思込みなどによる恐怖です。このような 実態のない想像の恐怖は時間と精神を無駄に浪費するだけでなく、人生そのものに悪影響をもたらします。

それを回避するにはまず物事を論理的に考えるようにすることです。とにかく思い込みの恐怖というものは論理的根拠に欠けるところがあります。

しかし、恐怖に支配されてしまうと客観的な判断力が奪われてしまうので、事実を捻じ曲げて自分の思い込みを正当化してしまいます。

そこで自分に冷静にかつ客観的に向き合うために、次のような質問を自分にしてみましょう。

1、今あなたの抱えている恐怖が現実的なものであるという具体的な論拠がありますか?
2、今あなたが恐れていることが現実的に起こる可能性は何%あると考えられますか?

このように客観的に自分の抱えている恐怖を分析してみると、何ら具体的な回答ができないことが分かります。恐怖や不安などというマイナス感情に対しては、 具体的にかつ論理的に分析してみることがかなり有効な手法だと思います。

視点を変える

今日や不安に駆られているときは、自分の殻に閉じこもっていて狭い視野で見ている状態といえます。そこで有効な方法は自分の視点を変えてみることです。

現在の自分の状況を周りの人間の視点から眺めたり、上空から鳥瞰図のうに自分を眺めたり、あるいは宇宙から宇宙飛行士の視点で地球にいる自分を眺めたりしてみましょう。

色々な角度から自分を眺めることによって、自分を客観的に見ることができるようになります。 すると自分はいかに小さい問題で悩んでいるということが分かるようになります。

視点を変えるという事は考え方を変えることにつながります。 狭い視野の考え方から大きな視野から考えることをができるのです 。

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成功体験を思い起こす

人間には2つの感情を共存させることができないという特徴があります。 つまりプラスの感情とマイナスの感情は共存できないのです。

そこで有効な手段として自分にプラスの感情を呼び起こして、それによってマイナスの感情を排除するという方法があります。具体的には自分の過去の成功体験の記憶を呼び起こします。

どんな小さなことでもいいのです。 嬉しかったこと、感動したこと、褒めめられたことなどの記憶をたどってみましょう 。 いつの間にか気分が良くなっていることが分かります。 プラスの感情はマイナスの感情を駆逐できるのです。

身近な人に相談する

これはシンプルな方法ですが、信頼できる家族や友人に思い切って相談することは有効です。 自分だけで思い悩むのではなく、人に相談することで頑なに閉ざされた自分の心を開くことができるからです。

現在に自分を縛り付ける

不必要な恐怖や不安に支配されるのは、自分の心が今を生きていないからです。 私たちが生きているのは、現在のこの瞬間のみです。過去や未来は人間が作り上げた想像の上に成り立っています。

実際には存在しない過去や未来という幻想の世界に迷い込んでしまうから、恐怖に支配されてしまうのです。 今できることを今やっていることに集中しましょう 。

今というこの瞬間に集中できればあらゆる妄想を切り離すことができます。この考え方はブッダ初期仏教の悟りのための瞑想法である「ヴィパッサナー瞑想」の考え方であり、 現在ではそれを現代的に応用してシンプルにした「マインドフルネス」という瞑想法があります。

下記の記事でマインドフルネスのやり方があります。是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。
どうしよう?どうする?と迷った時に自分の心の声を聞く方法

希望に目を向ける

希望を持つことは恐怖を駆逐するための強力な武器となります。 強い希望の前にはマイナス感情は泡のように消え去るでしょう。 あなたの心に希望の光を灯しましょう。

それにはあなたの夢や、今やりたいと思っていることに全力で立ち向かうことです。 あなたが一歩、夢や目標に踏み出す勇気があれば、もうあなたは恐怖に強く支配されることはないでしょう。

思い切って恐怖心の対象に飛び込む

恐怖心の90パーセントは思い込みによるものはです。 そういった幻想の恐怖を打ち破るには、実際に勇気をふるって恐怖の対象に飛び込むことです。

恐怖心を抱いて今まで出来なかったことも、 実際にやってみたら大したことがなかったということはよくある話です。

例えば特定の人間関係に恐怖を抱いていた対象の人物に、思いきって直接話してみたら決してそんなことはなかったということはよくありますよね。 恐怖からは逃げないでぶつかっていくことは、実は最も恐怖を解消する簡単な方法かもしれません。

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最期にひと言

もし、幻想や思い込みによる恐怖から自由になったら、そのひとには無限の可能性と生産性が約束されるはずです。この記事を参考にして少しでも、あなたの心が恐怖から離れて心が自由になることが出来たなら嬉しいです。

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 - ブッダの教え(心理), 夢や目標の実現, 悩みの解決