kazuosite☆心理学から学ぶ人生のいろはにほへと

心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

自分探しの旅に終止符を!【本当の自分を見つけて仲良くする方法】

      2017/04/11

多くの人が自分探しの旅に出て自分を見つけられずにいます。ここでいう自分探しの旅とは、現状の自分に違和感を感じて、どこかにあるだろうと思っている本当の自分を探す精神的な旅を意味しています。しかし、旅人の意に反して永遠にこの旅は終わりそうにありません。どうしたらこの苦しい自分探しの旅を終えて、本当の自分に出会えることができるのしょう。

スポンサーリンク


自分探しの旅に終止符を打つ

自分探しをしてしまう人は、今の自分に違和感をもったり、否定したり、あるいは疑問を感じたりしている人です。そして今の自分とその環境を受け容れることができないと感じています

そして心の中は、いつでも次のような問いかけで一杯になっています。

・本当に自分のやりたことって何なんだろう?
・自分にはもっと大きな使命があるのではないか!
・自分やりたい職業はもっと他にあるはずだ!
・自分の理想の恋人はどこにいるのだろうか?
・こんな情けない自分は自分ではない!

このように自己否定して、ないものねだりして自分の外側にばかり目を向け続ける自分探しの旅は永遠に終わらない過酷で無意味なただ苦しいだけの旅です。かの有名な童話である「メーテルリンクの青い鳥」の教訓をもう一度思い出しましょう。

幸せの青い鳥は、この広い宇宙のどこを探しても見つからないのです。そうですよね。なぜなら、すでにあなたの心の内に居るのですから。もし、今あなたが自分探しの旅の迷路に迷い込んでいるなら、即刻、自分探しの旅を中止してすでに心の中にある青い鳥(本当の自分)に向き合いましょう。

自分の中に存在する2人の私

本当の自分が分からない、あるいは現状の自分に不満を持っているのはすでに心の内に存在している「本当の自分」と仲たがいしているからです。「本当の自分」のことをここでは便宜上、「真我」と呼ぶことにします。真我は潜在意識にあります。そして普段自分と感じている「私」は、表面意識です。

つまり、私という存在は表面意識の私と潜在意識の私(真我)の2つから成り立っているのです。この2つの私が協調しているときは、何の矛盾も生じないので、自分らしく幸せに生きることができます。しかし、2つの自分が対立している時は自己矛盾が発生して苦しみを生み出します。

そして愚かな表面意識である私は、真我の自分に背を向けて、自分を探す旅に出てしまうのです。次ぎの項では本当の自分を見つけて仲良くする方法について考えて見ましょう

スポンサーリンク


本当の自分を見つけて仲良くする方法

まず、本当の自分を改めて見つける必要はありません、すでに自分の中に存在しているのですから。しかし、残念なことは表面意識の私は、本当の自分に背を向けてしまっているのです。

だから、やることは簡単です。ちゃんと本当の自分と向き合って握手をすればいいのです。本当に簡単ですよね。この手の問題は考えすぎることでかえって問題を複雑にしてしまいます。

シンプルな考え方なほど真実であると言っていいでしょう。このような論法で考えましょう。「本当の自分は、すでに私の中にいる。ただ今の私はその本当の自分に背を向けているだけ、だから向き合って握手するだけでいい」と。

現状の私:本当の自分が分からないーー>探しても見つからないーー>苦しみが発生
今後の私:本当の自分は私の中にいたーー>向き会って握手するーー>幸福になる

本当の自分を感じる方法

バイオフィードバックという装置をご存じでしょうか? 自分では認識できない例えば脳波をアルファー波に誘導する装置で、アラームによって自分の脳波の状態を自分で知ることにより、自分でコントロール出来るように訓練することができます。

潜在意識の本当の自分と表面意識の自分が協調できているかどうかもこのような装置があれば便利ですよね。でもご安心くだい。装置がなくても人間のもっている感覚(センサー)で知ることができるのです。実は、本当の自分と協調しているときはポジティブな感覚に支配されます。

それは、幸福感であったり、爽快感であったり、ワクワク感であったりします。良くワクワクすることをやることで幸せになるというような書物を良く見受けますが、これはまさにワクワク感が本当の自分と繋がっているからなのです。

逆に本当の自分と対立している時は、ネガティブな感覚に支配されます。意味のない不安や恐怖、感情的な不快感や嫌悪感に支配されている時は、本当の自分とかい離していると判断して間違いないでしょう。

このように自分が支配されている感情を客観視することで、本当の自分を感じることができるばかりか、その思いや行動が自分にとって正しいかどうかの判断も可能になるのです。

あるがままの自分を受け容れることで、本当の自分を味方につける

仏教では、本来人間はそのままで完全(仏)であり、絶対的な幸福を体現できる存在であるとしています。しかし、それを妨害している煩悩という迷いが生じるために悩み苦しむのであると説いています。煩悩が生じている状態がまさに私が考える本当の自分と表面意識の自分が対立している状態ではないかと思うのです。

本当の自分と仲良くする唯一の方法があるがままの自分を認めて受け入れることです。自分の嫌な部分も嫌いな部も含めて全てを受け容れることです。それには自分に対してやさしくすることです。もっと自分に寛容になることです。自分を大目に見てあげることです。自分の最大の味方は自分であることを自分に伝えることです。

そして、今まで本当の自分をないがしろにしていたことを謝りましょう。こうしたプロセスを経ることで、これまで抱えていたネガィブナ感情を捨てることができます。そして偽りのない本当の自分として生きることが可能になるのです。

スポンサーリンク

 - 幸福論, 心理学etc, 自分を知る