「生きてるだけで幸せ」_ビートたけしの名言に心が震える
以前にテレビ「ビートたけしのTVタックル」で、ビートたけしさんが含蓄のある人生観を語っていたことがあります。
それが、
という名言です。 よく聞く言葉ではありますが、日本を代表するコメディアンとして、また、世界的に認知される映画監督など、ダビンチのようにマルチの才能を発揮する北野武さんの名言だけに心が震えました。
今回はこの名言について考察してみます。
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目次
「生きてるだけで幸せ 」TVタックルで発言した内容
まずはTVタックルでの発言を振り返ってみましょう。
「 うわー こんな目に合うのか 」って
「 だけど、生きているだけで幸せっていうかさ、」
「 生きているからガックリできんだもん 」
「 死ぬよりは這いつくばって、拾って食った方がいいよ 」
実に含蓄のある発言ですね。 たけしさんも、今でこそ天才として世界の北野として大成功を収めていますが、ブレークする前の下積み生活では大変苦労したようです。
今ではとても信じられませんが、若手の頃は舞台が嫌で逃げだした経験もあるそうです。 まさに人に歴史ありです。そんな苦しみも成功も全て経験している北野さんが語る言葉なので、より真実性が感じられます。
たけしさのん言いたいことは、筆者なりにひしひしと感じることが出来ました。ここからは私見ですが筆者の感じたことをお話しします。
筆者が感じた「生きてるだけで幸せ 」の真意とは
幸せっていうのは非常にあいまいなものです。 つまりはっきりした定義はありません。 結局のところその人が幸せと感じれば幸せなのです。
ということは個人の価値観によって幸福の条件は変わっていて、また、その人の人間的成長によっても価値観が変わるために幸福の条件が変わってくるのです。
たけしさんの心のよりどころは、苦労した時に感じた「生きてるだけで幸せ 」という幸福の条件のなのでしょう。そしてそれは大成功を収めた今でも変わっていないのでしょう。そこがたけしさんの人間的にすごい所ですね。
普通は富や名声を獲得すれば、お金や物欲に執着して価値観が変わってしまってもおかしくありません。しかし、たけしさんは、売れなかった苦しい時代に培った価値観を崩さなかったのです。
そして究極かつ絶対的な価値観である「生きてるだけで幸せ」という価値観で現在でも生活しているのです。つまり、たけしさんは苦しかった下積み時代も幸せであり、今でも幸せであり続けるのです。
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「生きてるだけで幸せ 」という究極の価値観が選ばれる理由
まずは、人間が感じる「幸福の条件」を考えられるだけ並べてみましょう。
<人間がもっている幸福の条件(価値観)>
●.お金や財産によって幸福を感じる。
●.地位や名誉の獲得によって幸福を感じる。
●.物欲や性欲の充足によって幸福を感じる。
〇.人間的成長をすることで幸福を感じる。
〇.生きているだけで幸福を感じる。
どうでしょうか、まだ、あるかもしれませんが、一応これで話を進めますね。まず初めに言いたいのは、幸福の条件は状況によって崩れない不変のもであるべきであるということです。
例えば、お金や財産はいつ失っても不思議ではありません。 地位や名誉もです。肩書なんていつ外されるかわかりません。しかも、財産や地位を守るために必死にならなければなりませんし、とても安定した幸福感は得られないでしょう。
それは一般的生活者よりも、お金持ちの方が幸福度が低いという統計的分析からも理解できることです。つまり●の価値観という条件では幸福になれないのです。 それでは次に〇の2つの条件はどうでしょう。
〇.生きているだけで幸福を感じる。
この価値観は、生きているうちに崩れることはないので恒久の幸福を約束してくれそうですね。しかし、人間的成長を幸福の条件にすると、成長できない場合に不幸となってしまうので完全ではありません。
結局、最後に残ったのは「生きてるだけで幸せ」であり、いかなる時も幸福感を感じることが出来る最高の価値観であることが分かります。
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筆者が思う最強の幸福になるための条件(価値観)
「生きてるだけで幸せ」という価値観とはどういうときに感じるものでしょうか。もうこれはお分かりいただけるともいますが、病気をした時ですよね。
特に大病を患ったときは、とにかく生きていたいと思うだけになります。そして病気から生還した時は「生きてるだけで幸せ」という価値観になります。
実は筆者も数年前に心筋梗塞になり、生死の境をさまよったことがあります。 幸いにして手術が早かったため事なきを得ましたが、後で聞いたところによるとその時の死亡率が30%~50%だったそうです。
そんな経験をしたためか「生きてるだけで幸せ」ということをずっと感じていられるようになりました。それからは形ある欲望からは、かなり離れられるようになりました。
「生きてるだけで幸せ」という価値観になれると常に静かな幸福感が心の中に内在するような感じがします。
最近の筆者が思う幸せは、「生きてるだけで幸せ」という価値観をベースにしながら、自己の人間的成長をするために色んなことにチャレンジするいう人生です。
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