こんな簡単にできる!「なぜなぜ分析」を使って自分の本心を知る方法
2017/04/21
私たちの心の想いは、周囲の人に影響されてしまいます。それは両親だったり、友人だったり、恋人だったり、あるいはライバルだったりと。
それだけではありません。人以外の物やその時の社会情勢などにも影響されます。また、自分の心の奥に秘めた記憶にも強く影響を受けます。
そのため、今の自分の気持ちが純粋な自分の本心なのか、何らかのものに影響を受けて捻じ曲げられたものかどうかは、自分でも簡単には分かりません。
自分の想いによる決断が、純粋な本心であればいいいのですが、そうでない場合はあとで後悔することになりかねません。それが人生にとって重大な決断だったら取り返しがつきません。そこで今回は自分の本心を知る方法として、超簡単にできるトヨタの問題解決手法「なぜなぜ分析」をお勧めする記事です。
スポンサーリンク
トヨタの「なぜなぜ分析」とは
「なぜなぜ分析」は、トヨタの生産管理で品質問題が生じた時に原因を究明するために開発された分析手法で、問題に対して、「なぜ?」を5回繰り返して本当の原因にたどり着くというものです。
なぜ1 ー> なぜ2ー> なぜ3ー> なぜ4ー> なぜ5
0.問題の発生(問題の原因1)
原因1の原因となる(原因2)
原因2の原因となる(原因3)
原因3の原因となる(原因4)
原因4の原因となる(原因5)
ーーーーー原因の深堀 ----> 【 原因5=真の原因 】
上記の図のように、なぜ?を繰り返すことによって、問題の原因が深堀されて真の原因にたどり着くという仕組みです。回数が5回なのは、必ず5回の問いが必要ということではなく、5回まで深堀するまでに真の原因にたどり着くであろうという事です。
「なぜなぜ分析」を本当の自分を知る手段として使う
この「なぜなぜ分析」は、本当の自分を知る手段として使う上でも非常に有効です。今の自分の気持ち、決断となった原因を深堀して、そのもとになった本心を究明することができます。
子供にピアノを習わせたい
なぜ1↓
音楽教育は子供の頃から習わせた方が、習得しやすいから。
なぜ2↓
実はわたしもやっておけばよかったと後悔しているから
なぜ3↓
本当は、私がピアノを弾きたいと思っている
どうでしょう。この例では、「子供にピアノを習わせたい」という思いがあったお母さんの本当の本心は、「お母さん自身がピアノを習いたかった」という事です。正しい結論は子供ではなく、おかあさんが自分自身のためにピアノを習うべきなのです。
スポンサーリンク
最後にひと言
どうでしょうか?皆さん。「なぜなぜ分析」を使えば、自分の本心に容易にたどり着くことができそうですよね。人間の想いって複雑ですよね。後悔しない人生を送るには、自分の本心に忠実に生きることです。「なぜなぜ分析」を有効に使って自分の本心に向き合いましょう。
スポンサーリンク