自己顕示欲が強い人の心理と5つの特徴!『その長所と短所』
2017/04/11
「 自己顕示欲 」という言葉を辞書で調べると下記のように説明されていました。
ーー Weblio ーー
自己顕示欲の強い人と聞くと、我がままで自己主張が強くて、目立ちたがり屋なイメージがあって、誰もが敬遠しがちな性格です。しかし、反面では行動的で、誰もやりたがらない役員の仕事などを積極的に引き受けるなどポジティブな一面もあります。もともと自己主張をすること自体は悪いことではありません。むしろポジティブととらえた方がいいかもしれません。
しかし、自己顕示欲の中には、自分だけ良ければいいというエゴが見え隠れしています。エゴがある限り幸福にはなりえません。幸せを感じるにはどうしても他人をいたわるやさしさが必要です。
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目次
自己顕示欲が強い人の5つの特徴
自己顕示欲が強い人には、いくつかの共通点と思われる特徴が存在します。まずは、その特徴を上げていきましょう。
1.常に注目されていたい
他人に注目されたい、多くの人に注目されたいというのが自己顕示欲の強い人の特徴です。とにかく目立つことが好きで、自分の存在を世間にアピールしたい、自分のことを良く知ってもらいたいと常に考えています。
人に注目されることを基準に考えているので、派手な服装を好んだり、高級ブランドに身を包んだりすることに生きがいを感じたりします。
2.向上心が強い
自己顕示欲が強い人は、自分が目立つためにはどんな努力もいとわない傾向があります。自分を周りに比べて引き立たせていくには、たくさんの地道な努力が必要です。自己顕示欲は努力を遂行するための強いエネルギー源になるのです。自己顕示欲は悪いイメージがありますが、うまく利用すれば自分を成長させることができるのです。
3.自分の話ばかりする
自己顕示欲の強い人は、会話になると自分の話ばかりしたがります。そしてその多くが自慢話ばかりです。また、いつも会話の中心にならなければ気が済まないので、時折人の話の途中で、話の腰を折って自分の話にすり替えてしまうこともあります。
4.snsに執着する
現代は、snsで自由に自分を世界に向けてアッピールできる環境が整っています。ブログやツイッター、ユーチューブでの動画公開などもできます。インターネットによって個人でも世界につながってやる気次第で誰でも自己表現できるのです。
こんな素晴らしい環境に自己顕示欲の強い人が放って置くはずもありません。SNSに夢中になって、ブログやフェイスブックを毎日のように更新して、フォロアーの数を増やすことに生きがいを感じる人もたくさんいます。
5.社会的成功者が多い
自己顕示欲の強い人は、注目を浴びることに生きがいを感じているので、そのためには努力を惜しみません。それゆえに自分の夢や目標を掴む人が多いのも真実です。
学校では1番の成績を取りたいと思い、職業は目立つことが必要な芸能人やスポーツ選手、芸術家や政治家などになる人が多いのも自己顕示欲の強い人です。
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自己顕示欲が強い人の長所と短所
さて、ここまで自己顕示欲の強い人の主な特徴について述べてきましたが、ここではそれらの特徴を長所と短所という切り口で分析していきましょう。
自己顕示欲が強い人の長所について
自己顕示欲の強い人は、自己主張、自己アピール力に優れている人が多く、また、目標実現のための行動や努力を惜しまない人が多いのも事実です。これらの行動力のエネルギー源が強い自己顕示欲となっています。
- 自己主張、自己アピール力に優れている
- 向上心がある
- 努力を惜しまない
- 社会的成功者が多い
自己顕示欲が強い人の短所について
自己顕示欲の強い人は、自分が世界の中心であるような錯覚でいますから、どうしても自己中心的になりがちで、人の話を聞こうとしないために、人間関係において孤立する危険性をはらんでいます。
また、あまりにも自己中心的になりすぎているために、周りのことに気づけない、あるいは気づいていても無視して、その場の空気を読めないでいることがあります。自己中心的で他人の気持ちを尊重しない言動は、人間関係では信頼関係を構築するのが難しくなるというリスクがあります。
- 自己中心的
- 人の話はろくに聞かない
- 孤立化しやすい
- 信頼関係を構築しにくい
自己顕示欲はバランスが大事です
自己顕示欲の全くない人間はいません。もともと人間には、目立ちたい、他人に評価されたいという欲求は備わっています。ですから自己顕示欲はあることが自然であり健康であるともいえるのです。しかし、自己顕示欲だけで、他人を尊重する気持ちがないと結局のところ、人から信用されなくなって、不幸になってしまいます。
私たちの社会は人間関係で成り立っています。自分だけ良ければいいという狭い考えでは、いずれ人生は破たんしてしまいます。なぜなら幸福な人間関係はWinWinの関係でなければ成り立たないからです。自己顕示欲には、必ず「他人を尊重する」というオプションをつけて全体のバランスをとる必要があるのです。
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