努力と根性では変われない!自分を変えたいなら変化を面白がることだ!
この記事にたどりついた人は、自分を変えたいと思っている人だと思います。きっとあなたは、これまでに自分を変えるために、いくつもの自己啓発や哲学系の本を手にした事でしょう。
しかし。それらの本を読んでも何も変わらなかった。その時は、なるほどと思っても何も行動は起こさなかった。あるいは行動を起こしてもすぐに挫折してしまう。
そこには根本的な問題が潜んでいます。 多くの書物は、夢を持て、目標を持て、そして行動しろといいます。そして、苦しいのは当たり前、努力こそ真実であり、努力と根性だ!頑張れ、踏ん張れといいます。そして私たちは、その途方もない困難の前にひれ伏してしまうのです。
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努力と根性では変われない
多くの自己啓発本が提唱する、厳しさに負けずに夢に向かって、頑張れ的な言い回しは集約すれば、「努力と根性」論です。もちろん、一部の人はそれでも成功するでしょう。そしてそれで成功した人は、また、人生は努力と根性的な本を出版するかもしれせん。 もう、その繰り返しです。
しかし、ほんとうに努力と根性で変われるのでしょうか。人間は本質的に変わることを嫌う生物です。人間にはホメオスタシス(恒常性)という内部環境を一定に保とうとする仕組みがあります。
これが生命維持に不可欠な機能なのですが、これが災いして、肉体的にも精神的にも何かしら変わろうとすると、それを阻止しようとするのです。
また、生物は「苦痛から逃れたい」という強い本能的欲求があります。だから苦しいことや面倒くさいことを常に避けたいと思うのです。
こんな状況下の中で、努力と根性で自分を変えることができるのは、類まれな忍耐力の持ち主か、強力なコーチングスタッフのマンツーマン指導を受けられた幸運な人くらいでしょう。
しかも、必ず、変われるとは限りません。そうです。はっきり言いましょう。努力と根性論では、ほとんどの人は変われないのです。
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自分を変える唯一の方法は変化を面白がることだ
幕末の志士である高杉晋作の辞世の句に次のような言葉があります。
これは混乱の世を生きるには、「面白がる」とという力が必要だという意味です。
また、マッキンゼーのOBで、現在はイオン株式会社の専務である山梨広一氏は、マニュアルどうりでは生きられない、未知の問題を乗り越えるためには、「面白がる」という思考が大切になると説明しています。
変化に対する恐怖は、まさに未知に対する恐怖でもあります。それを乗り越えるためには自分の中に「面白がる思考」を植え付けることです。
思考は習慣で変わります。とにかく面白がる癖をつけましょう。どんな問題であっても見る側面を変えれば、必ず面白いところは見つかります。
面白いところを見つけて面白がれば、脳は喜びます。努力と根性では、脳に「苦痛」を想起させてしまいます。自分を変える唯一の方法は変化を面白がることです。
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