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自信が持てず、いつもネガティブな私はどうしたらいいでしょうか?(人生案内_感想)

   

今回は読売新聞の人気記事、人生案内からの記事を紹介し、筆者の感想を述べていきたいと思います。

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自身がもてず、いつもネガティブ_(大阪のY子さんから)

・相談内容
小学校の教諭をしている40代女性。

自信が持てません。
自分の判断が信じられません。周りの意見を聞かないと決断が出来ません。
コミュニケーションの高い人がうらやましく、劣等感にさいなまれています。

Y子さんは、仕事はそれなりに評価してもらえているのに、どうしてもその言葉を信じる事ができないそうです。

対人関係についても、初めは楽しく付き合えても、親しくなるほどに嫌われるのではないかという恐怖心に襲われて、距離を置いてしまうそうです。

幼少時代から母親から常に完璧であることを求められ、努力してもそれを評価してもらえたことはない。また、父親も親の黙って聞いていればいいという教育方針だったそうです。

現在は、優しくて理解ある夫を子供を愛しており幸せなのですが、自分のネティブな性格が子供たちに悪影響しないか心配で、どうしたら自信をもって堂々と生きられるようになれるのでしょうかという相談内容です。

増田明美さん(スポーツ解説者)の回答の要約

・知力も教養もある相談者が普通なら鼻高々になるところ、そうならないのは魅力的。
・過剰に厳しく育てられたために、完璧主義にとらわれて自分を否定し苦しんでいる。
・人間形成に褒められることと、厳しくされることのバランス大切。
・自信を持つためには、日常生活で肯定的な言葉にたくさん触れることが大切。
・言葉には力があるから否定的な言葉は禁物。
・「大丈夫」や「楽しい」などの肯定的言葉を言い、夫にも褒めてもらうことが大切。
・夫のことを素直に愛していると言えるYこさんは素敵な人。
・肯定的な言葉に満ちた日常生活を送ることで、あなたの心にエネルギに満ち溢れる。

さすがに超一流のアスリートであった増田明美さん。 その鋭い観察眼で相談者の悩みの原因の本質を見抜いて、適切なアドバイスを贈っていることに感動すら覚えます。

とくに言葉の力、ポジティブな言葉が、心にあたえるパワーを言及しているところは素晴らしいと感じました。その辺は増田さんのアスリートとしての過酷のトレーニングやメンタル管理から培われたものなのかなと思いました。

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筆者の感想

私も増田さんの指摘されたように、相談者が自分に自信がもてないのは、幼少期からの親の教育環境にあると思います。常に完璧を求められて、厳しく育てられると完璧でなければならないという強迫観念に支配されます。

しかし、完璧なことなど実際にはありません。そのため心の中はつねに不安にさいなまれて、自分に自信が持てるはずがありません。

アドラー心理学では、幼少期から10歳くらいまでの教育環境でその人の性格は形成されると言います。相談者は残念ながらこの重要な期間に、完璧主義という幻想を刷り込まれてしまいました。しかし、諦めることはありあせん。

性格はライフスタイルを変える事によって、変えることができます。 今後は完璧でない自分を許して愛してあげることです。そして頑張っている自分を褒めましょう。

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 - 悩みの解決, 読書感想