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損してる!邪魔でしかない高いプライドを捨てる5つの方法

   

あなたはプライドが高い方ですか。よく「あの人はプライドが高いから付き合いにくいな」とか、「あまり近づかないほうがいいかもね」など、プライドという言葉はあまり良い意味に使われない方が多いですよね。

このように世間でよく使われている一般的な意味でのプライドは、人生にマイナス的な影響 及ぼします。 今回は「損するだけで何の益もない高いプライド」を持つ人の特徴とそのプライドを捨てるための5つの方法を紹介します。

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プライドとは何か?

プライドを辞書で調べると「誇り」。「自尊心」。「自負心 」という意味が出てきます。このプライドの本来の意味にはなんら悪いイメージはありませんが、その使用方法によって良い意味にも悪い意味にも取られる場合があります。

例えばあの人はプライドが高いという場合は、本来の意味から外れて虚栄心や慢心といったマイナスイメージが先行します。その逆に「あの人を自分の仕事に対してプライドを持ってやっている」というプラスの意味に使う場合もあります。

この場合は「誇り」や「自尊心」というようなプラスのイメージが先行します。 今回は一般的にネガティブな表現として使用されているプライドが高い人についての記事です。

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プライドが高い人の特徴

プライドが高い人には共通の性格的な特性があります。 ここからはその特徴について考えていきます。

自信がないのに虚勢を張る

プライドの高い人は、自分自身に対して確かな自信がない人です。 そして、その自信がないという内面を他人に見破られるのを極端に恐れて必要以上に虚勢をはってしまいます。

特に自分に対しての人格的な誹謗中傷に対して強く反応し、軽い冗談であっても極端に傷ついてしまいます。

何もできないという不安を隠している

プライドの高い人は、表面的には私にできないことはないという強い態度を見せますが、実は内心では自分は何もできないという劣等感と不安をひた隠しにしています。

その弱い部分を自分に対しても他人に対しても見せないように、プライドという虚構で覆っているのです。

過去の栄光にしがみついている

プライドの高い人は、過去の栄光にしがみつく傾向があります。 そして、ふがいない自分に対して不満を持ちつつも、過去の栄光に逃避して自分をごまかしているのです。この傾向の強い人は、会話においても自分の自慢話を相手かまわず延々と話し続けるという傾向があります。

プライドに固執している人は他人に依存している

プライドに固執している人は、自分自身で自分を認められないので、常に他人の評価を期待しています。反対に自分に自信がある人は他人の評価を気にしません。そして一般的に言われるプライドをあえて持たなくても、あるがままの自分を認めているので内面はしっかりしているのです。

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プライドが高い人の弊害

プライドが高いことによって、その人に降りかかる弊害は馬鹿にならないものがあります。自分を守るためにしていることが実はその何倍もの弊害をおこしているという皮肉な状況になっているのです。

失敗を恐れ行動できない

行動することには常に失敗というリスクが伴います。失敗自体は単なる成功のための経験であって何も悪い事では無いのですが、プライドの高い人にとっては自分のプライドを傷つける最大要因になります。

そのため、失敗してプライドが傷つくことを恐れるあまり行動ができなくなる のです。行動することは人間が成長するために最も重要なファクターです。

この行動を抑止してしまうという弊害は、プライドの高い人にとってもっとも懸念される問題です。

柔軟に方向転換ができない

プライドが高い人は、一度決めたことを途中で柔軟に変更するということがとても苦手です。自分の方針を変更することはある意味で自分のミスを認めることであり、プライドの高い人にとってはそれが我慢できないのです。

親しい友人ができない

プライドが高い人は、人とのコミュニケーションにおいて自分のプライドを守るために、常に相手より優位に立とうとします。そのことで相手にこの人は付き合いづらい人間であり、楽しく交友できない相手であると認識されてしまいます。

基本的に相手の気持ちを考えられない、また、相手を優先させることが全くできないので親しい友人を作ることができないのです。

プライドに縛られた苦しい人生になる

プライドの高い人は傷つきやすい自分の内面を守るのに必死で、人間関係において周りの人間は敵とみなす傾向が強いです。そのため人間関係においてWinWinの関係を構築できないので 人生そのものが苦しいものになります。

人間関係においては相手を思いやる気持ち、つまり愛をベースにしないと楽しい人生にはならないという原理原則があるからです。

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プライドを捨てるための5つの方法

さて、ここからは筆者の考える、この邪魔で何の益もないプライドを捨てるための5つの方法を紹介します。

心の師となるメンターを作る

現状をなんとか打破したい、自分苦しめるこの「プライド」をどうしても捨てたいと思うならまず、理想となる心の師となるメンターを作ることをおすすめします。

くだらないプライドを持たない、人格的に優れたメンターを常に見本として自分自身を見つめ直す機会を作るのです。それは好きな著名人であったり偉人であったり、 あるいは過去の恩師であるかもしれません 。

そのメンターだったらどう行動するだろうと常に考えて自分自身の行動を振り返るのです。 そうすることで現状のプライドに固執した自分から抜け出すことが出来るでしょう。

ありのままに自分を許す

プライドの高い人は、心の中で自分を認めていない傾向があります。なぜなら、心の底で自分を認めていればプライド持つ必要性がないからです。現在の自分がどんな状態であっても、生き続けている自分をそのまま認めてあげましょう。

自分自身を優しく認めてあげれば、もうあなたはプライドを持つ必要がありません。あなたの尖った思考や感情は崩壊し、人に対しても優しく接することができるようになるでしょう。

他人と比較することをやめる

そもそもプライドという意識は、他人を意識するところから生まれます。自分は自分、他人は他人という明確な認識があればプライドは発生しません。 これからは他人と比較するという不毛な習慣はやめましょう。 比較するのは昨日の自分自身であって他人ではありません。

完璧を求めない

プライドの高い人の特徴として完璧を求めるという傾向があります。 完璧を求める割には行動が伴わないので常に苦しみ、プライドが傷つくという悪循環を繰り返します。

もっと肩の力を抜いて、完璧でなくても70点でも大丈夫という余裕な気持ちを持ちましょう 。

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瞑想をする

厳しい競争社会である現代では、常に私たちの心はストレスにさらされています。そのために「プライド」という鎧を着て弱い自分の心を守ろうとするのは当然なのかもしれません。

そこでオススメするのが瞑想です。 瞑想は一部の僧侶や宗教家のためだけのものではありません。 今ではビジネスマンでも自分の心を癒すために、そして心をクリアにするために多くの人が瞑想を実践しています。

スティーブ・ジョブスなどの一流企業家も瞑想していたことは有名な話です。おすすめするのは世界的なブームを巻き起こしている「 マインドフルネス」という瞑想法です 。

下記アドレス参照
マインドフルネスであらゆる問題の解決につながるメタ認知力を鍛えろ!

最期にひと言

ネガティブな意味でのプライド (虚栄心や慢心 ) は人生にとって害あって益なしです。 自分自身をも傷つけてしまうプライドという鎧を脱ぎ捨て、未来に輝く新しい人生をスタートさせましょう。

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