どうして人は他人を批判したくなるのか!心に隠れた5つの心理
どうして人は他人を批判したくなるのでしょうか。 社会正義のためや正当な理由がある場合の批判は全く問題は無いのですが、 身を守るための批判や批判のための批判などが 世の中には目に付きます。
テレビのワイドショーや週刊誌のゴシップなど批判や非難の報道が世の中に蔓延し、またそのような報道が視聴率を取れるということがさらに拍車をかけています。
人が他人に対して非難や批判を好むのは、人間の心の中に隠された深層心理 があるからです。
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目次
他人を批判する心の裏側にある隠された5つの心理
他人をあからさまに批判するという行為には、必ずネガティブな心理や動機が隠されています。 今回はその隠された5つの心理を紹介していきます。
自分を立派に見せようとする(自尊心を満たすために)。
他人を批判するという行為には、その批判によって自分を高めようとする心理が働いている場合があります。
と言うことで自分がまるでその人よりも、 知恵がある立派な人物に思われたいのです。この場合には論理の整合性などは全く関係なく、 とにかく相手を論破して自分の方が上回っていると見せつけたいのです。
人から注目されたいという心理
とにかく他人を批判することによって、 周りの人の関心を自分に集中させたいという心理です。 他人を論破し批判することで自分にはこれだけの能力があるのだと周囲に誇示したいのです。
とにかく自分を注目してほしい、自分の存在を認めて欲しいという深層心理が強く働いているのです。
劣等感からくる嫉妬やねたみ
他人を必要以上に批判する人は、自分に自信のない人といえるでしょう。 自分に自信がなく強い劣等感を抱いていて、しかもプライドが高いゆえに自分の弱さを認めることができないのです。
その代償として他人を批判することで自分を上位であると感じたり、周囲から褒められたりすることで自尊心を満たそうとしたりしているのです。
しかし、これらの行為はむなしい偽りの行為にすぎず、こころが満たされることはありません。そして一時的な満足を求めて、批判を繰り返すということになるのです。
他人を批判することで、ストレスを解消している
理不尽に他人を批判する人は、その批判するという行為でストレスの解消をしています。そしてその対象は、自分よりも性格の弱い人に向けられます。
強い人への批判はリベンジリスクが高いので行いません。 リベンジできない弱い人を対象に批判することで、サンドバック代わりにしているのです。
共通の敵を作って、仲間意識を高めようとする
仲間意識を高めようとすることを目的に他人を批判することもあります。 共通の敵を作って批判を共有することで共感を高めて仲間意識を築こうとします。
学校や職場というグループの中で、意識的にあるいは無意識に仲間意識を結束させるため、故意に共通の敵を作り上げるということが、理不尽に行われることがあります。
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最後に一言
批判や非難そのものは、社会正義を貫くために絶対的に必要なものです。しかし保身のためや自分の立場を優位にするためだけの批判のための批判は、世の中のためにも自分のためにも良くありません。
もしあなたの頭の中に批判的な考えや言葉が浮かんだとき、 それは心の奥のネガティブな心理が反映していないか、その批判は正当性のある批判かどうか、もう一度 自分の心に聞いてから批判しましょう。
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