悩み事相談するのちょっと待って!【相談のメリットとデメリット】
2017/04/11
自分の悩みを誰かに相談したいと思うことは誰にでもあることです。しかし、相談したことで心の整理がつくこともあれば、逆に迷ってしまうこともあります。今回は相談のメリットとデメリットと相談する前の心構えについてお話します。
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あなたが相談に何を期待しているのかを考える
あなたが相談をしようと思った時に、相談相手に何を求めているのかをはっきりしておくことが重要です。相談者が相談相手に求めている期待は、おもに3通りに分けられます。まずはただ単に愚痴を聞いてもらいたいという場合と内心では悩みの解決策を決めていて、それに同意してほしい場合、それとストレートに悩みの解決策を求めている場合です。
<相談者が相談相手に期待するもの>
- 話を聞いてほしい、愚痴を聞いてはほしい
- 自分の判断に同意してほしい、後押ししてほしい
- 解決策を提示してほしい
例えばあなたが恋愛相談で、あることが原因で相手と別れたほうがいいかどうか迷っていると、友人に相談したとしましょう。その時に実はあなたの頭の中では、無意識に「 別れたくない 」という選択をしていたとします。しかし、相談を受けた友人は、あなたのことを思って「 別れた方がいいよ 」と回答したとします。
あなたは期待していた回答と違うために、困惑と不快感をあらわにするかも知れません。それを見た友人は、「 せっかく相談に乗ってあげているのになんだよ! 」と嫌な思いをするでしょう。しかし、最初にあなたが自分の気持ちを明確にして、友人に伝えていればまったく違った回答になっていたかもしれません。
相談する前に、自分の気持ちを整理にして、相談相手に自分は何をお求めているのかを明確にしましょう。それによって相談の仕方が変わってくるし、回答も全く違ったものになってきます。
相談のメリットとデメリット
悩みを抱えている時や、迷っている時などに人に相談することは、1つの有効な手段です。しかし、相談したことが必ずしも良い結果をもたらすとは限りません。相談する前にそのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
相談することによるメリット
悩みは聞いてもらえるだけでも、心が晴れるという効果があります。また相談することによって自分が持っていない情報や知識を得ることができ、それによって新たな展開が開ける可能性もあります。また、自分では全く答えを出せないでいる問題に対して適切なアドバイスや解決策を得られることもあるでしょう。
<相談することのメリット>
- 悩みを人に話すことによって心がスッキリする
- 自分がもちわせていない情報や知識を得られる
- 自分では考えつかない方法や解決策を得られる
相談することによるデメリット
相談をする場合は、相談する相手を慎重に選ぶ必要があります。ただ単に仲がいいからといって選ぶのは避けましょう。相談相手はまず信頼のおける人で、相談に親身になってくれる人でなければいけません。また、相談内容に応えられる知識と教養があればなおさらいいですよね。
プライベートでかつ複雑な問題なら、専門のカウンセラーなどに相談する方が現実的かもしれません。とにかく、だれかれなしに相談するとかえって混乱を招くだけですので注意しましょう。
それともう一つ、これはかなり深刻な問題です。相談することで物事を解決するという方法に頼り過ぎると、自分で解決するという自立心が薄れて、なんでも相談しなければ気がすまない相談依存症になる恐れがあります。
<相談することのデメリット>
- 相談相手を間違うと失敗する
- 相談依存症になる可能性がある
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相談する前に考えること
なんでも相談に頼ることは、自立心を損ない自分で考えることや判断すること、決断する能力を放棄している事になります。重要なことは問題や悩み事が発生した場合に、まず、その問題が自力で解決できるものは、人に頼らず自力で解決しようと行動することです。
そして、自分1人で解決するのは難しいと冷静に判断した場合のみ、信頼できる友人や専門家に相談しましょう。しかし、この時に最も重要なことが、相談者には助言やアドバイスをもらうだけで、決断するのは相談相手ではなく、自分で決断するということです。
自信のない人がやりがちですが、決断を人任せにしておいて結果が失敗すると、「 あなたの言う通りにしたら失敗した。どうしてくれるんだ! 」などと逆恨みする人もいます。これは完全な責任転嫁ですよね。基本的に相談相手には責任はありません。
たとえアドバイスによって悪い結果になったとしても、責任は最終的な決断者にあるのです。あくまでも相談者の責任であることを自覚しましょう。それを全て受け入れたうえでの相談は、相談者にとってメリットのあるものとなるでしょう。
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