kazuosite☆心理学から学ぶ人生のいろはにほへと

心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

『就活がうまくいかない、つらい、疲れた!』と思った時の心理対策

      2017/04/11

就活はかなりの体力と精神力を使います。1人平均で約30社くらいのエントリーをして就活に取り組みます。運よく数社を受けただけで内定をもらうこともあれば、30社、50社と受けても落ち続ける場合があります。そうなるとプレッシャーと将来の不安で頭がいっぱいになります。

そして不採用の連絡が来るたびに涙が止まらなくなり、「私は無能な人間だ!」「社会は私を必要としないんだ!」と殻にこもって、精神的に追い込まれてしまいます。場合によっては神経症やうつ病などの精神的な病に移行することも否定できません。このように精神的にとてもつらい就活を乗り越えるための心理対策を考えて見ました。

スポンサーリンク


就活がつらくて死にたくなる理由

まずは、就活が長期化する事によって、死にたくなるほどつらくなる心理について、論理的に考えていきましょう。

1.頭の中がネガティブな妄想で一杯になる

就活をスタートする時は、不安もありますがそれ以上に将来に対する希望で胸がいっぱいになります。心踊りながら就活が始まりますが、1社、2社、3社と落ちていくと、どんどん不安が拡大し、元気を失っていきます。

頭の中は今後への不安や自分への自己嫌悪などのネガティブな感情が頭の中でエンドループする状態になります。このようになると就活に対する気持ちも減速して、さらに状態が悪くなるという負のループに陥ります。

2.自信がなくなり自己肯定感が低くなる

頭の中がネガティブな妄想で一杯になるとマイナス思考でしか考えられなくなります。すると酷い無力感に襲われて、自分に対する自信がどんんどんなくなっていきます。そして人間の精神安定に最も必要となる「自己肯定感」が低くなります。この状態になると就活は死ぬほどつらくて、とにかく現状から逃げたいと思うようになります。

3.就活の失敗を自己の全否定に繋げてしまう

2のような状態が続くなかで自分を責め続けると、就活うつや引きこもりになるかも知れません。また、完全に自己否定してしまうと自殺という最悪の結果になりかねません。若者の就職難が続く中、軽いうつも含めれば7人に一人が就活うつの経験があるそうです。

これはもう他人ごとではありません。終身雇用が崩れた現代では、学生の就活だけでなく、いつ誰でも職を失い難しい就活に取り組まなけらばならない時代です。もし、あなたが就活に不安を感じているなら、今から心理的対策を考えていきましょう。

就活を乗り越えるための心理対策

一般的に就活は心理的に大きな負担と思われがちですが、その人の就活に対する考え方によって大きく違ってきます。なぜならそのほとんどが根拠のない不安が原因となっているので、どう不安をコントロールするかにかかっているのです。

1.就活が全てではないと考える

就活は確かに人生の中で重要なイベントであることには違いありません。しかし、たとえ就活に失敗したとしても逮捕されるわけでもないし、人生が終わるわけでもありません。考えようによっては焦ることでもありません。

就活は人生のなかの一部であって、人生そのものではありません。宇宙から地球を眺めるように自分を外から眺めて見ましょう。あまりに就活を大きく考えすぎていませんか?

2.マインドフルネスで妄想をはずす

ネガティブ思考に支配されない心理的テクニックで、今最も注目されている方法に「マインドフルネス」があります。マインドフルネスは「今ここ」の現実に気づいていきます。正確なありのままの現実を認識することにより、それ以外の妄想を遮断します。

この方法によりストレスに強いメンタルを構築することが出来ます。注目度の高い心理テクニックなので後で別記事として詳しく語りたいと思いますので、ここでは簡単なやり方を紹介します。

<マインドフルネス瞑想の簡単な方法>

1.背筋を伸ばして、まっすぐになるように座り目を閉じます。
・正座でも椅子に座ってもどちらでも構いませんが体の力は抜いた状態します。

2.自然に呼吸して、呼吸をあるがままに感じていく。
・自然な呼吸をします。呼吸にともなってお腹が膨らんだり、縮んだりすることに
注意を向けます。 具体的にはお腹が膨らんでいる時に『膨らんでいる』とお腹
が縮んでいる時は『縮んでいる』と心の中で唱えます。こうして呼吸の状態を感
じていきます。

3.湧いてくる雑念や妄想を止めていく。
・呼吸に心が注目していても、しばらくすると雑念が湧いてきます。「お腹へったな」
「ラーメン食べたい」など雑念が湧いた瞬間に「雑念」「妄想」と心の中でつぶやきま
す。この作業により雑念はそこで止まります。

このように浮かんでくる妄想全てに「妄想」「妄想」とラベリング(つぶやく)してい
きます。

4.慣れてきたら呼吸だけでなく、カラダの外の感覚にもフォーカスしてみる。
・呼吸へのフォーカスになれてきたら、頬にあたる風(扇風機など)の感覚に注意を
向けたり、部屋や外から聞こえてくる音があればそこにもフォーカスします。なに
も注意を向けるものがなかったら、また、呼吸を感じるようにします。

5.瞑想の終了
・瞼の裏に意識を向けて、ゆっくりと目を開きます。
背筋を伸ばしたり、軽く体をさすったりして、マインドフルネスを終了します。

☆ 1日10分を目安に毎日続けるようにする。

3.論理的に自分の就活を分析する

マインドフルネスを続けていくと、ストレスに対して強い抵抗力を持ってきます。なぜなら妄想の暴走を止めることが出来るからです。妄想が止まると落ちついて客観的に物事を見ることが出来るので、就活に対しても冷静に対応することが出来るようになります。

この状態になると自分の就活に対してもあるがままに見ることが出来るので、自分で詳しく分析してみましょう。就活がうまくいかない根本的な原因や対策が具体的に浮かんでくるでしょう。

スポンサーリンク


最後にひと言

マインドフルネスはストレス全般にわたって効果があります。就活であろうと恋愛であろうと人間関係であろうと、あらゆる悩みの解決につながります。是非、マインドフルネスを試してみてくださいね。

スポンサーリンク

 - ストレス解消, 心理学etc, 悩みの解決