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アドラー心理学で性格を変える方法!【今この瞬間にも変えられる】

      2017/04/11

一般的に性格は変えられないもので、いやでも一生自分の性格と付き合わなければならないと考えられていました。しかし、アドラー心理学では、性格をライフスタイルと呼び、これまでの固定的なイメージではなく、変えられるものであるとしています。今回は、アドラー心理学における性格のとらえ方や性格を変える方法について、お話したいと思います。

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人はいつでも変われる

アドラー心理学では、性格は変えられるものとしています。性格の悩みは私たちを苦しめる最大の問題でもあるので、アドラーの言葉はほんとうに私たちに勇気をくれます。

~ 性格は死の1日前まで変えられる ~
-- アドラー名言 ーー

アドラーは、人間は年を幾つ重ねても、なりたい自分になることが出来ると言っています。なぜなら性格を決めたのは遺伝でも環境でもなく、あなた自身だからです。自分で決めたことは、いつでも自分で変えられるということです。

アドラー心理学では性格のことをライフスタイルと呼ぶ

アドラー心理学では、性格のことをライフスタイルと呼びます。ここでいうライフスタイルとは、生き方のくせや考え方の習慣という意味で、一般的に言われている性格や人格の事です。しかし、性格という言葉は、固定的で変化しにくい印象があるので、アドラーはあえてライフスタイルと呼ぶことにしたのです。

ライフスタイルは人が生まれてから10歳くらいまでの間に、生活の中で試行錯誤を繰り返しながら、自分はどういう生き方にしたらいいのかを自分で決めていきます。そして決まったライフスタイル(性格)は、途中で自分で変えない限り一生続くことになるのです。

ライフスタイルの3つの基本的価値観

ライフスタイルには、3つの基本的な価値観があり、これをどう考えるかで性格の基本になります。

<ライフスタイルの3つの価値観>

  1. 自己概念 『 私は~である 』
  2. 世界像  『 世の中の人は~である 』
  3. 自己理想 『 私は~でならねばならない 』

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性格を変えるにはライフスタイルを変える

ライフスタイルで、次のような3つの価値観を持っている人がいるとします。

自己概念: 私につまらない人間だ
世界像 : だれもつまらない人間を相手にする人はいない
自己理想: 出来るだけ目立たないように生きた方が得だ

さて、このな三つの価値観を持っている人はどんな性格なんでしょう。もう想像がつきますよね。たぶん、元気もなく、暗くて、人見知りというような感じでしょうか。この人が、今の暗い性格を変えるにはどうしたらよいでしょう。なんとか明るく振舞おうとしたり、話し方や自己啓発のセミナーに行ったりするかもしれません。

しかし、どんなに努力しても、表面的な努力は報われることはないでしょう。なぜなら、ライフスタイル(性格)を決定づけているのは、3つの基本的価値観ですから、ここを変えるしかないのです。しかし、ここさえ変えることが出来れば劇的に変わることが出来るのです。

それは少しづつ変化するのではありません。ライフスタイルが書き換えられた瞬間に訪れるのです。アドラーは「 ライフスタイルを変えれば性格は変わる 」という素晴らしい知恵を私たちにプレゼントしてくれたのです。

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 - アドラー心理学, 性格