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人を100%信用しないこと!信頼している人でも98%にとどめる

      2017/07/25

人を信用できなくなったら、この世は生き地獄です。しかし、信用しすぎても馬鹿を見るのがまたこの世の中です。では私たちは他人への信頼に対して、どう向き合っていけばいいのでしょう。その一つの答えが本記事のタイトルでもある、

「人を100%信用しないこと!信頼している人でも98%にとどめる」

です。

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人は信頼に足る存在なのだろうか

人間には善と悪の二面性があると感じるのは、私も含めほとんどの人の共通認識でしょう。いじめられっ子がいじめっ子に転じたり、その逆にいじめっ子がいじめられっ子に転じることはよくある話です。

それで思い出すのが有名な孟子の『性善説』と孟子の『性悪説』です。

性善説: 人間が先天的にもっている性質は善であり。悪は生まれた後の後天的な学習によって刷りこまれるもの。
性悪説:人間が先天的にもっている性質は悪であり、善は生まれた後の後天的な学習によって刷りこまれるもの。

人間をの本来の姿を善とみるか、悪とみるかでは人生のとらえ方は180度変わってしまいます。性善説で人を見る生き方は、人は本来信用できるから基本的なスタンスは信用してみようという生き方です。

この見方は、人をポジティブに捉えるので、他人からも信頼されて友人もたくさんできるでしょう。しかし、絶対的に信頼している恋人や友人に裏切られた場合の精神的ショックは想像を超えるものになります。

性悪説で人を見る生き方は、人は本来信用できないから常に疑ってかかる生き方になってしまいます。心を許せる友人はできないし、孤独になりがちでしょう。

しかし、その反面、人を信用してないので詐欺にあったり、おおきな落とし穴に落ちたりすることは少ないかもしれません。さて、性善説と性悪説、どちらか幸せになる考え方なのでしょう。私は仏教的な考え方ななので、性善説的な立場です。

仏教では、本来人間は皆、生まれながらにして仏であり、それを曇らしているの無明や煩悩であるという考え方です。分かりやすく言えば、癖になってしまったネガティブな感情や考え方を取り除けば、私たちは人間は仏であるという意味です。

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性善説的な生き方と性悪説的な生き方のメリット、デメリット

さて、ここでは性善説的な生き方と性悪説的な生き方のメリット、デメリットをまとめててみましょう。

<性善説的な生き方>
メリット:
① 本来の人間は清いものであるとして、人を尊敬できる。
② 人間観関係をポジティブに捉えるために明るく活動的になる。
③ 友人関係や夫婦関係など人間関係のトラブルが少ない。
デメリット:
① 信頼を裏切られた時の精神的ショックは強いものとなる。
<性悪説的な生き方>
メリット:
① 信頼を裏切られた時の精神的ショックはほとんどない。
デメリット:
① 本来の人間は悪ととらえるので、人を尊敬しにくい。
② 人間観関係をネガティブに捉えるために暗くて受動的になりやすい。
③ 友人関係や夫婦関係などが人間関係のトラブルになりやすい。

上記のように筆者の比較では、圧倒的に性善説的な生き方の方が、メリットが多く、幸せになる確率も高いと判断しています。しかしながら、絶対的に信用した人に裏切られた場合の精神的崩壊の懸念が唯一心配されます。

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人を100%信用しないこと!信頼している人でも98%にとどめる

私は、基本的には性善説的な生き方を支持します。なぜなら人間を幸福にするのは愛と信頼のみだからです。人を本質的に悪とみなす考え方では、愛と平和をこの地球に実現することは難しいと考えるからです。

しかし、まだ今の世の中には、裏切りや悪も横行しています。そんな中で極端な性善説的な立場をとると、大きな精神的な裏切りに直面した場合に、そのピュアな心を砕いてしまう可能性があります。

そこでこのデメリットを補う方法として、次のような生き方をお勧めするのです。

人を100%信用しないこと!信頼している人でも98%にとどめる

人を信用することは基本的なスタンスです。しかし、本来の魂が善であっても、現実の生活で試されている私たちの心は、まだまだ成長過程にあります。

レベルは個々によって違いますが、完ぺきな人間なんてこの世には一人もいません。だから現実的には人への信頼は最高で98%のまでにとどめておくのです。

そうすれば、万が一、恋人や親友に裏切られても、怒りや憎しみに心を炎上することなく、こころを冷静に許す余裕が生まれます。それが残り2%のパワーなのです。

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