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人間の幸せとは何か? その真実に迫る【ハーバード大学75年の研究成果より】

   

いったい人間の幸せってなんなんでしょう。 人によってはお金や地位名誉という人もいますし、あるいは質素でつつましい生活だけでも幸せを感じる人もいるでしょう。

幸せはその人の価値観によって変わってくるものですが、ただ、筆者が考えるには, 本当の幸せというものは 一時的なものではなく, 永続性のあるものでなければいけないと思うのです 。

その回答ともいうべき、幸せの研究成果が、ハーバード大学の研究チームから報告されています。

今回は、この研究成果を題材に、普遍的な人間の幸福の条件について考察していきましょう。

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ハーバード大学の幸せに関する研究成果

ハーバード大学の「ハーバード大学成人発達研究」チームは75年間という長期間にわたり『人間の幸せ』について研究し続けてきました。

その概要は、ある条件で分けた2つのグループについて、体や心の健康を追跡調査するというものでした。1つのグループは、1939年から2014年の間にボストンで生まれ育った貧しい男性456人です。

そしてもう1つのグループが、ハーバード大学を卒業した男性268人です。この総勢724人もの男性を対象にして、心理学や人類学身体的な人間の特性などあらゆるを要素から、長年に渡って分析調査を実施したのです。

そして研究チームから最終的に唯一ともいえる「回答」が出たのです。
それが、

「 身近な人たちと温かい人間関係が、構築されていること。 」

です。

本当にシンプルな回答ですが、75年間という世代を超えた科学的な研究だけに、より説得力のある回答だと思います。

ここらは、この結果についての筆者の感想を書いていきたいと思います。

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本当の幸せとは、『愛』と『身近な人との温かい人間関係』

私は、ハーバード大学の研究成果を全面的に支持します。それは私が日頃考えていた「幸福の条件」と一致していたからです。

冒頭でも書いたように、真の幸福は永続的なものであると思っていました。お金や地位、名誉、財産などは、いつなくなっても不思議ではない、脆いものです。

それに引き換え、「愛」や信頼できる人との「温かい人間関係」は目に見えるものではありませんが不変のものです。

キリスト教でも「汝の隣人を愛せよ」という言葉があります。 ちなみにキリスト教の愛は、愛欲の愛ではなく「無償の愛」を指しています。

そしてそれに通じる言葉として、仏教には「慈悲」という根本的な思想があります。まさに、現代の英知が出した結論が、東西の宗教哲学の思想を証明したように思えてしかたありません。

真の永続的な幸せは、

身近な人との「愛」と
「信頼関係の構築」にあるのです。

それは友達が多ければいいということではありません。 量より質なのです。 見せかけだけの人間関係はただ疲れるだけです。

今、この瞬間、あなたの両親や妻、子供、そして親友のことを思い浮かべてみましょう。 もしかしたら忙しさにかまけて、ほったらかしにしていませんか。

あなたを幸せの条件は、この人たちと温かい信頼を気づくことのなです。
ならば連絡しましょう。

「 しばらく連絡しなくてごめん。」
「 元気にしてる」と。

そして、時間を作って家族や親友と語らいましょう。
愛と信頼に包まれたその瞬間こそ「至福」のときなのですから。

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 - 人間関係, 幸福論