何をやってもダメな人!それはPDPD症候群かも?
仕事の目標でもプライベートの目標であっても, 何をやっても うまくいかない 。一生懸命努力しても 一向に結果が出ない。 もし、今のあなたがそう感じているのなら、もしかしたらあなたは『PDPD症候群』にかかっているのかもしれません 。
スポンサーリンク
目次
PDPD症候群とは?
PDPD症候群とは, 企業などで活用されている改善および目標達成のための強力なツールである「 PDCAサイクル 」のアルファベットのPDの部分を指しています。 それではまず初めに, PDCAサイクルについて簡単に説明します。
PDCAサイクル(plan-do-chek-act cycle)は、
からなる4段階のステップを継続的にくり返すことによって、業務の改善や目標達成を効率よく実践する仕組みです。この4段階の中で特に重要なステップは、Chek(評価)とAct(改善)です。
誰でも計画を立てて実践するところまではやるのですが、そこからの一番大事なフォローである、結果の評価(Chek)と業務の改善(改善)が怠りがちになります。
だから、Chek(評価)とAct(改善)をきちっとやりきってから、次のPDCAを回していくことが重要なのです。PDPD症候群とはPDCAサイクルの中の最も重要な2つのプロセスである”CA”を抜かしてしまっている状態なのです。
つまり、Plan(計画)とDo(計画)を繰り返すだけのサイクルになってしまっているのです。
これでは評価と改善がないので、「いつになっても良くならない」という状況に陥ってしまうのです。
スポンサーリンク
PDPD症候群は企業だけでなく、個人の目標管理の課題でもある
多くの企業がPDPD症候群に陥って、事業が上手く回らず職場が疲弊してしまっています。例えば、新規事業が連続して失敗してしまったり、一回、失敗した事業内容と似たような事業計画が再び繰り返されたりと、PDPD症候群の事例は後を絶ちません。
しかし、知らず知らずのうちにPDPD症候群に侵されているのは企業だけではありません。個人でのプライベートの目標管理にも同じことが言えます。
個人の夢や目標のために一生懸命に努力しているのに成果がでないと悩んでいる人は、良く自分を顧みて、PDPD症候群になっていないか確認して見る必要があるでしょう。
実はPDPD症候群以外にもPDCAサイクルを伴わない症候群があった!
実はPDPD症候群以外にも『PDCAサイクル』を伴わない症候群があります。PDPD症候群に比べるとメジャーではありませんが、一応、この場で紹介しておきましょう。
計画をつくると満足してしまい、結局何も行動しない。 そしてまた新たな計画を作るということを繰り返す。いつも計画倒れしてしまう。
< DDDD症候群 >
考えるより行動という人です。 計画、評価、改善がないので、行き当たりばったりの無駄で意味のない行動に終始してしまう。
< CCCC症候群 >
細かい評価やチェックばかりにこだわって、結局のところ改善や計画がともなわない。
< CACA症候群 >
小さな検証や改善にとどまり、大きな改革がおこせない。
スポンサーリンク
PDPD症候群になってしまう理由
PDCAサイクルは優れたツールです。企業の目標追及だけでなく、個人の夢や目標の管理にも最高のツールです。ただ、自分の思い込みでやっているだけでは、必ず行き詰ります。そしてその行き詰ってしまう大きな理由が次の2つです。
1.手段が目的化している。
PDCAサイクルの4つのプロセスは、あくまでも目標到達のための手段です。 ところがいつの間にか、その手段であったはずの、例えば良い計画をつくることが目的と化してしまうのです。
PDCAサイクルは、4つのプロセスをバランス良く回すことが重要なので、どこかの1つ、あるいは2つのプロセスが目的化してしまうと、そこでPDCAサイクルは破綻します。
スポンサーリンク
2.ゴールを意識していない。
ゴールをしっかりと意識しないと、PDCAサイクルを何のために行っているのか分からなくなってしまいます。 これが手段であるはずのPDCAサイクルが目的化してしまう原因でもあります。
PDPD症候群にならないようにする方法
PDPD症候群は、最終ゴールを明確にしない、あるいは頭にしっかり入れていないことが考えられるので、はっきりした具体的ゴールを明確にして意識することが、最も重要です。
また、4つのプロセスをしっかりと回すことが必須なので、いずれかのプロセスに固執してしまわないように注意しましょう。そして、PDCAの4つのプロセスをゴール地点意識しながら、バランスよく実行しくことです。
そうすることで仕事でもプライベートの目標でも、必ずあなたを目標となるゴールまで連れて行ってくれるでしょう。
スポンサーリンク