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夢を持つなら大きな夢がいいと思う3つの理由 『小成に安んずることなかれ』

      2018/02/12

クラーク博士の有名な言葉、『少年よ大志を抱け』にあるように大きな夢をもつことは素晴らしいことです。しかし、大きな夢には大きなリスクが伴います。誰もがプロ野球選手やオリンピック選手になれるわけではありません。夢を叶えるのはほんの一握りの人たちです。

それならば大きなリスクを避けて、現実的な目標に切り替えるという考え方も存在します。もちろん、それも間違ってはいません。しかし、あえて勇気をもって発言するなら、絶対に夢を持つなら大きな夢がいいと思うのです。その3つの理由をお話します。

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夢が大きい方がいいと思う3つの理由

アメリカの心理学者アブラハム・マズローによって提唱された、人間の欲求段階説というものがあります。

<マズローの欲求5段階説>
第1段階:生理的欲求
第2段階:安全・安定の欲求
第3段階:所属・愛情/社会的欲求
第4段階:自我・尊厳の欲求
第5段階:自己実現の欲求

人間の欲求は、低次の1段階の生理的欲求から最高次の5段階の自己実現の欲求までの5段階で構成されているというものです。つまり、人間の究極の欲求は「自己実現」の欲求なのです。別の言い方をすれば最終的な目標と言っても問題ないでしょう。

自己実現とは、自分の人生観に従って自分の信じる夢や目標に向かって、自分を成長させようとする欲求です。自分の潜在能力の可能性に対する無限の追求と言ってもいいでしょう。

つまり、私たちは自分の可能性を無限に追求したい、無限に成長したいという目標を潜在的に常に持っているという事なのです。さて、ここで夢の大きさについての話に戻しましょう。たしかに大きな夢には大きなリスクをがあります。

しかし、今説明した人間の根源的な欲求から考えると、大きなリスク以上に大きな夢を持つことには意義があると思うのです。その根拠となる考私の考えを説明しましょう。

1.夢の大きさで自分の限界値が決まってしまう

夢は目標のゴールです。従って私たちは夢の実現に向かって、そのために必要な行動や努力をするわけです。そしてその努力の量や難易度は、その夢の大きさで決まります。

夢が小さければ達成の難易度は低くなりますが、自分の能力の限界を低く見積もっていることになります。逆に夢が大きれば難易度は高くなりますが、自分の能力の限界を高く見積もっていることになります。

自己実現の欲求は、自分の潜在能力の無限の追求ですから夢が大きければ大きいほど、人間本来の欲求に忠実であるという事になるわけです。

2.夢の大きさが成長の大きさになる

また、夢の大きさは自分自身の成長の大きさと比例するものです。夢が大きければ大きいほどハードな壁にぶつかり、それを乗り越えていかなければなりません。

そして、その経験を通じて人は成長するのです。つまり夢が大きいほど成長も大きいという事になりますから、これも人間本来の欲求に忠実という事です。

3.夢が大きい方が人生が楽しい

人間は精神的な欲求を満たしたときに大きな喜びを感じます。 夢や目標を達成した時の喜びは最高の喜びです。そして当然ですが夢は大きいほど、その喜びも大きくなります。それは夢が大きいほど人生は楽しいという事です。

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小成に安んずることなかれ

人生は一度きりです。この短い一生の間でどれだけ自分を成長させることができるかが勝負です。他人との比較ではありません。あくまでも自分がどれだけ過去の自分を超え続けられるかです。

自分の内にある自己実現の欲求に従うならば、小さな夢で満足せずに大きな夢の実現に向うことかも知れません。

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 - 夢や目標の実現, 幸福論