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感動した!愛あるスパルタ指導『井村 雅代コーチの結果を出す力』を読んで

      2017/04/11

長い低迷から抜け出せずにいた日本シンクロチーム。そこに救世主として復帰したのが井村雅代コーチでした。そこでこれまでにない限界を超えた猛練習で、僅か1年数ケ月後のリオオリンピックで銅メダルを日本にもたらしました。

考えられない奇跡を引き寄せた井村コーチの秘密を知りたくて読んだ、井村 雅代さんの著書「井村 雅代コーチの結果を出す力」読んでみて分かったことは、井村コーチの起こした奇跡は奇跡ではなく、
「 起こるべきして起こった結果なんだ!」
ということでした。

そこで、この感動を忘れないように記事に残しておこうと思いました。今回は、この本に出てくる30の言葉から、特に私が印象に残った言葉を紹介して、感想を書きました。

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結果を出す力を高める

結果が出てこそ初めて、
頑張った日々も輝く

井村さんは著書の中で、最近の若い人たちがあまり結果にこだわらなくなってきていることを問題視しています。たとえ結果がでなくても、頑張ったことに価値があるのだから、自分を褒めてあげようという風潮です。

井村さんは徹底的に勝ちにこだわって結果をだせばこそ、努力した日々が輝いてくるのだとおっしゃっています。「なるほどなあ」と思いましたね。 確かに結果にこだわらなくなったら気持ちは楽になりますが、目標を達成する力は確実に弱くなりますよね。人間はいつだって放っておけば楽になるような選択をする生き物ですから。

「できない」わけがない。
なぜなら
「できるまでやる」から

シンクロで、一糸乱れぬ演技を見た観客の方が、「なぜ、あんなに動きがピッタリ合うんですか」とよく聞かれるそうです。そしてその答えはただ一つ。
「できるまでやる」
からだそうです。

人生は山あり谷あり、苦しみや大きな壁にもぶつかります。そんなときにどうしたらいいのか考えてしまいますよね。「自分には出来ないんじゃないかと」その明快な答えがこれなんですね。「出来るまでやる」こと。

レベルアップアップするための力を手に入れる

「私はこれで精一杯」と
思うことは、
自分の可能性を
閉ざしている

日本のシンクロ選手たちは、みんな物凄く努力している。頑張っていない選手などいない。本人もすごく頑張ったと感じている。しかし、井村コーチからみるとまだまだ頑張りが足りないという。

そこで「あなたはこんな所で満足していたら駄目よ」と叱咤すると、「いえ、私はすごくがんばりました。」と答えるそうです。しかし、自分で「これで精一杯」と言ってしまうことは、自分を安く見積もっていることだと、井村コーチはいいます。

まだまだ頑張れるのに、自分で自分の可能性を閉じてしまうことになると。考えて見れば、オリンピック代表選手となれば、みんな信じられないくらいの努力をしているはずです。しかし、メダルまで届くにはもう一歩、もう一ミリでも先に行く選手が勝利を手にするのだから。

成功している人の共通点は、
しつこいこと、
あきらめない事

井村コーチが日本代表のヘッドコーチになってから、選手に一番多くかけた言葉が、「無理をしなさい」という言葉だそうです。皆がよく頑張っているの分かるけれど、自分がもう無理と思ったその先まで無理して行かないと、その先を見られないまま終わってしまうことになるというのです。

やはり、超一流になるには、死ぬほど頑張って頑張って、もう無理だ限界だと感じたその先までいかないとダメなんですね。そしてそこに行くために「無理をしなさい」といことなんでしょうか。

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最後にひと言

井村コーチは、「オリンピックに魔物は棲んでいない」言い切ります。勝つべき人が勝つ世界であると。緊張して実力が出せなかった、練習どおりに実力を出せなかったという選手は、やることもやらないで奇跡を願っているからだと。本番では、その場に立つまでにどれだけのことをしてきたかが、自分を支えてくれるのだと。

この言葉で、体操の内村航平選手の心を支えた次の言葉を思い出しました。

「 世界一になる選手は世界一の練習をしている 」

やはり、超一流の考えることは一致するんですね。

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