幸せって意外にカンタンです!【アドラー心理学で幸せになる方法】
2023/05/10
人生の共通の目標といったら「幸せになること」ですよね。だれも不幸を望む人はいません。しかし、誰もが幸福を願って生きているのに、幸せになれる人もいれば、なれない人もいます。この差はいったいどこにあるのでしょう。アドラー心理学では幸せになれる人となれない人の特徴がシンプルかつ明確に語られています。そのキーポイントさえ掴めば、幸せになることは簡単です。
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幸不幸の鍵を握るのは、その人のライフスタイル(性格)である
アドラー心理学では、性格のことをライフスタイルと呼びます。ライフスタイルとは生まれてから10歳くらいまでに決まる、その人の考え方や心の癖のことを指します。そして、私たちが10歳くらいの時に決めてしまったライフスタイルが、その後の人生の幸不幸の鍵を握ってしまっているのです。
このライフスタイルは、遺伝や環境の影響を限定的には受けますが、最終的に決定するのは自分自身であり(自己決定性)、責任も全て自分にあります。そして、自分で決めたライフスタイルなのだから自分で変えることが出来ます。
つまりアドラー心理学では「 性格は自分自身で変えることが出来る! 」というスタンスなのです。自分の性格に悩み、諦めかけている人にとって、物凄く勇気をくれる言葉ですね。
幸せになれる人のライフスタイルは、コモンセンスと一致している
アドラーは、幸福な人生を生きる人の共通の特徴は、ライフスタイルがコモンセンスと一致していることであると語っています。
共通感覚と訳します。これは1人の個人としても、家庭や組織にとってもお互いに受け容れられるような感覚という意味です。
人間はこの地球上で1人で生きてはいけません。そこには必ず組織や集団の人間関係があり、その中で生きることになります。個人の利益と組織の利益がともにウィンウィンの関係が成り立たなければうまくいきません。分かりやすくするため、もっとも小さい組織である家庭で考えて見ましょう。
家庭の主でもある旦那さんは、自分の利益だけでなく、家庭としての利益も追及する必要がります。つまり、自分だけでなく、妻や子供の幸せを考える必要があります。これが、もし旦那さんが自己利益に走ったら、例えば浮気をしたら家庭は簡単に崩壊します。これはもう当然の話ですよね。
コモンセンスをもう少し大きく考えてみると、例えば日本が自国の利益ばかり追求して、世界の国々とのコモンセンスを持たなかったら、完全に孤立してしまいます。いちばん分かりやすいのは、最近、頻繁に弾道ミサイルを発射している北の独裁国家でしょうか。国家間のコモンセンスがとれているかどうかは非常に重要です。それは最終的に世界戦争の危険もはらんでいるからです。
さらにもう少し視点を大きく変えて見ましょう。今度は人類と地球とのコモンセンスはどうでしょう。もし、人類が地球とのコモンセンスを持たず、好き勝手なことをしていたら環境問題は、とてつもなく深刻になるでしょう。そして私たちの孫や子孫が地球に住めなくなるという、まるでSFのような話もコモンセンスしだいでは起きるかもしれないのです。
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自分のライフスタイルに「 コモンセンス 」を追加しよう
さて、これまで幸せになるためには、いかにコモンセンスがキーポイントになるか語ってきました。人はみんなと共存して生きてこそ、幸せになることが出来るのです。もし、自分のライフスタイルの中にコモンセンスが欠けているか、あるいは少ないと感じたら、ライフスタイルの中にコモンセンスを追加しましょう。
あまり難しく考える必要はありません。今度、あなたが何かをしようと考えた場合に、自分の欲や利益だけでなく、関係する人々も幸せになるかどうか考える習慣をつけましょう。
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