kazuosite☆心理学から学ぶ人生のいろはにほへと

心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

シンプルにやる気が出るモチベーションの上げ方!負けない心を作る

      2023/05/04

目標や夢があっても、多くの人がそれを達成出来ないで諦めてしまいます。そしてその原因としていつもやり玉に上がるのが、「やる気が出ない」、「モチベーションが上がらない」ということです。やる気やモチベーションは、一度は上がっても必ず、時間の経過とともに嘘のように下がってしまいます。

モチベーションを行動が続けられるレベルで維持していくには、モチベーションを下げないように工夫することがとても重要です。そこで今回はモチベーションの上げ方とそれを下げないようにするシンプルな方法についてお話します。

スポンサーリンク


1.目標と目的ビジョンを明確にする

やる気やモチベーションの基本は、あなたの夢や目標がいかに明確に意識されているかにかかっています。曖昧なものではやる気もモチベーションも上がりません。例えばあなたが英語に関係する職業に就きたいと思って、英語を習得するという目標を立てたとします。

まず、あいまいな悪い目標設定の例を見て見ましょう。

目的:英語に関係する職業に就きたい。
目標:英語を習得する。

どうでしょうか。目的も目標もすこぶる曖昧で具体性に欠けています。これでは脳も全くやる気を起こさないでしょう。目的と目標の設定は出来るだけ明確に設定することが必要です。ここが明確でないと行動を起こすことは出来ません。

次は奨励される明確な目標設定の例です。

目的:①人が成長する手助けをする仕事がしたい。
②英語の塾講師になる。
③英語学習のサイトを立ち上げる      目標:1年以内にTOEICで900点以上をとる。

どうでしょう。これなら、目的や目標が明確でより具体的に表現されていて、やる気も出ますよね。この目的、目標の設定には時間を割いてでも掘り下げてしっかりしたものにすることが大切です。

2.計画は必要最低限にして、1つのタスクに集中する。

さて、目的、目標が明確になれば、次のステップは行動計画の作成です。ここで重要なのは計画を詳細に作り込み過ぎないことです。計画には必ず修正が伴います。まずはシンプルな計画で行動を開始しすることです。そして、必要に応じて都度、計画を修正していきましょう。

人によっては物凄い綿密な計画書を初めから作る人もいるようですが、これでは労力がかかり過ぎるだけでなく、計画を作成した段階でやった気になってそれで終わりというケースが定番です。

また、計画はいくつものタスクを含めないで、一番重要なひとつのタスクに集中できるような計画にしましょう。複数のタスクを並行して進めるのは集中力が分散されるので、どうして必要な場合のみにしましょう。

3.考える前に行動する(行動しながら考える)

モチベーションを下げる最大の要因は思考です。今日のやることが決まったら、とにかく考えないで行動をスタートしましょう。考えないで動くことが最良の手段です。考えれば考えるほど色んな事が気になりはじめ、遂には行動できなくなるのです。

そうするといつ考えるのか? それは行動しながら考えるのです。行動しているときの思考はネガティブな方向に引きずられにくいので問題はありません。しかし、今やっていることに集中することが重要ですので、無駄な思考はやめましょう。

4.基本的生活習慣を整える

やる気やモチベーションを下げないようにするには、基本的な生活スタイルの基盤がしっかりしていることが必要です。不摂生な生活や睡眠不足ではやる気など出るはずもありません。まずは生活習慣を整えましょう。しかし、ここでは本当に基本的なことだけですので難しく考えないで大丈夫です。睡眠サイクルを一定にして、睡眠時間を十分にとることです。

具体的には、夜は12時前に寝て、睡眠時間は5時間~8時間にしましょう。睡眠時間は年齢や個人差があるので、一概には言えませんが用は寝不足も寝すぎも体調を崩す原因になります。体が整わなければ心は整いません。まずは、万全な体調を築く生活スタイルを整えましょう。

スポンサーリンク


5.心の中の戦いに勝利する

さて、ここまで記述した通りに実行していけば、人によってはかなり高いレベルのモチベーションで行動を継続できる人もいるでしょう。しかし、心の中のネガティブ思考に負けてしまう人も当然出てきます。そこでここでは、行動をやめようとするネガティブ思考との戦いに勝利するための具体的な方法を私独自の私見で紹介しようと思います。

心の中の戦いをビジュアル化して、心を制する

行動を起こそうとするとき、例えば勉強をするときなど、「勉強しよう!」というポジテイブな心と「面倒くさい!」というネガティブな心の戦いが生じます。この心の戦いは頭の中で頻繁に生じますが、ほとんど無意識に行なわれていて、放っておくとほとんどの場合ネガテイブな心の勝利になります。

この心の戦いで、ポジティブ派の勝率を上げることが心を制する鍵です。最低でも6割の勝率、欲を言えば8割以上の勝率になれば、トータルとしてポジティブな方向の選択することになり、行動は継続されて夢や目標達成の方向に向かいます。

具体的な方法としては、頭の中の心の戦いに注視して、これまで無意識だったものを意識化していきます。そして、意識してポジティブ派の応援をします。それぞれに名前を付けてより脳内でビジュアル化してやると効果的です。

<頭の中の会話>
( 意識:私    ポジテイブな心:やるよ君  ネガティブな心:もうやめた君 )
やるよ君:   『 よし今からTOEICの勉強を2時間するぞ! 』
もうやめた君: 『 面倒くさいな! 面白いテレビがあるし、後にしようぜ 』
やるよ君:   『 そうだね。じゃ 後にするかな。 』
意識の私:   『 ちょっと待って、やるよ君 後回しにしてはだめだよ! 』
もうやめた君: 『 邪魔すんなよ! 意識は引っ込んでろ!』
やるよ君:   『 ごめんね意識君、 つい誘惑に負けそうになっちゃた 』
意識の私:   『 気にしないで! いつでも僕がついてるよ。さあ勉強しよう! 』
もうやめた君: 『 ちぇっ! もうちょっとだったのに』

このように今まで無意識に行われた心の中の戦いをビジュアル化して、意識としてポジティブな心を応援することで、勝率がグンと上がります。これは私が良く使っている手法でかなり助けられています。

目標の60%で合格点を出す

挫折の原因としてよくあるパターンの1つに、目標のハードルが高すぎることが上げられます。特にモチベーションが高い時に作った目標は自分に厳しすぎる目標と完璧な結果を求めがちです。そして結局の所、達成できないで一気にやる気を失います。行動は継続することに意味があります。

まずは余裕のある計画を作成して、結果は60点で合格としましょう。最初はこれで十分です。行動を継続できるようになってから、さらに高い結果を少しずつ求めていけばいいのです。とにかく、続けることを第一に取り組みましょう。

手につかなくなったら、その場で運動する

これまで述べた方法を使用すれば、かなりの高い確率でやる気やモチベーションを上げることが出来るでしょう。しかし、どうしても心がコントロールできない場合は、運動しましょう。短時間の有酸素運動を実行するだけでも、頭がすっきりします。運動でもなくても掃除や皿洗いでも構いません。とにかく体を動かすことにより、脳が活性化され新たにやる気を起こすことが出来るからです。

心の習慣がつくまで諦めない

やる気やモチベーションは、ポジテイブな行動を続けていけば、ほとんど下がることはありません。ポジテイブな行動を続けていくには、ポジティブな心構えが必要です。心構えは心の習慣で定着します。この記事で提唱した方法で、意識的にポジティブな心の選択をしていけば、いづれそれが心の習慣となり、それからは無意識にできるようになります。

大変なのは習慣化するまでの期間です。まずは1週間、その次に1か月、3か月を継続目標にしてトライしていきましょう。2度や3度の挫折にめげずに、諦めないで実行していけば必ずポジティブな心の習慣があなたのライフスタイルになります。

スポンサーリンク

 - 幸福論, 性格, 悩みの解決