【仕事にやる気が出ない!】それはやる気をなくす決断をしたから
2017/04/11
こんな経験はありませんか?職場で上司に突然、理不尽に怒られて、「 なんでだよ 」と、腹が立ってその後仕事のやる気を失ってしまったこと。この場合に仕事の「 やる気を失った 」原因は、「 怒られたこと 」にあります。
しかし、アドラー心理学では、怒られた事は原因ではなく、自分で勝手にやる気をなくす決断をしたのだと判断します。かなり無理があるような感じですが、これが真実の回答です。
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アドラー心理学における「 認知 」という偉大な発見
人間の思考や感情と行動は、刺激に対して反応するという仕組みで発生すると考えられています(刺激と反応のモデル)。 例えば、上司に理不尽に「 怒られた 」という刺激に対して、「 腹が立つ、仕事のやる気をなくす 」という感情が出るという形です。しかし、アドラー心理学ではこれを否定しています。
この刺激と反応だけでは不完全で正しく説明できていないというのです。アドラーはなんと、この刺激と反応の間には「 認知 」という主観のプロセスがあるというのです。
アドラー: 『 刺激 』―――> 『 認知 』―――>【 反応 】(思考・感情・行動)
この認知というプロセスで、刺激に対する「 認知とその意味付け 」を自由に行い、結果としての反応である「思考・感情・行動」が発生するのです。先程の例でいうと、「 怒られた 」という刺激が起こると、「 反応 」の前に「 認知 」が瞬間的に働きます。どう認知して意味づけるかは個人の自由です。例えば次のような感じです。
Bさん①『刺激:上司に怒られた』―>②『認知:悲しい 』―>③【反応:落ち込む】
Cさん①『刺激:上司に怒られた』―>②『認知:嬉しい 』―>③【反応:やる気が出る】
このように同じ刺激であっても、認知と意味付けが変わることによって全く別の反応になるのです。例えばCさんは、上司のことが好きで尊敬していて、その人に怒られただけでも嬉しさを覚えて、やる気が出たという想定です。
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『 認知 』という瞬間を制すれば、幸せになれる
アドラー心理学を源流とする現代心理学でもっとも偉大な発見は、刺激と反応の間に認知という自由なプロセスがあることを発見したことです。
この認知の自由は、どんな過酷な環境であっても、例えば戦争で戦っている兵士であっても、刑務所の中でも、この地球上のどんな環境にいても、この認知の選択の自由を奪うことは出来ません。人間の尊厳にかかわる究極の自由です。私たちは、いつでも自分の選択で、幸せになることが出来るのです。
いつもじぶんの、
こころがきめる
--- 相田みつを---
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