自分に命令口調はダメ!セルフトークでモチベーションをげる方法
私もそうですが、みなさんも何とかして自分のやる気を出すために、心の声で自分を励ますことがあると思います。例えば『自分、がんばれ! 』みたいな。
これはセルフトークと言って、モチベーションを上げるにはとても有効な手段の一つです。しかし、このセルフトークはひとつ使い方を誤ると効果がないばかりか、かえってモチベーションを下げることにもなりかねません。
今回はセルフトークでモチベーションをげる方法 について考えていきます。
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あなたのセルフトークは間違っている?
あなたは自分を励ましたり、やる気を出そうとする時にどんなセルフトークをしますか? 多くの人は次のような感じではないでしょうか。
このままではだめだ! 頑張るんだ自分!
なんとかするんだ! できなかったらどうするんだ!
もう時間がないじゃないか! 死ぬ気で頑張るんだ!
どうでしょう。多くの人がこのような自分を戒めるようなセルフトークを行いがちですよね。実は私も以前はこのような自分を追い込むようなセルフトークをやっていました。
しかし、このようなセルフトークで救われた記憶は何一つありません。基本的にセルフトークではネガティブな言葉は禁物です。断定、否定、命令形の言葉は自分の首を真綿で締め付けるようなものです。
セルフトークをするときは、肯定文あるいは質問系の文章になるように配慮しなければいけません。次にセルフトークの検証実験で、とても興味深い実験報告があるので、紹介します。
イブラム・シネイを含む3人の研究者のセルフトーク検証実験
イリノイ大学のイブラム・シネイを含む3人の研究者が、2010年に行った一連の検証実験で疑問文形式のセルトークが最も有効性があることが確認された。
実験では、被験者をAとBの2つのグループに分けたうえで、被験者に10個アナグラムに取り組んでもらった。
アナグラム(anagram)とは、言葉遊びの一つで、単語または文の中の文字をいくつか入れ替えることによって、全く別の意味にさせる遊びである。 ... 逆にそれだけの可能性があるため、たいていの言葉は(強引な意味づけをすることで)アナグラムになりうる。 例えば「アナグラム」から「グアムなら」などのアナグラムを作ることができる。
――― アナグラム - Wikipedia ―――
ただし、実験直前の1分間、ABそれぞれのチームごとに違うことをしてもらった。
Bチーム: 「私はやるかな?」と自分に質問する ( Will I ?)
はたしてその結果ですが、
なんとBチームのひとの方がAチームの人よりも、平均で50%も多く問題を解いたのです。
この実験により、セルフトークは断定より、質問の方が圧倒的に有効であることが証明されたのです。
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自分に質問してモチベーションを上げろ/h2>
誰でも命令されたり、決めつけられたりすることに嫌悪感をもちます。 だからセルフトークがどんなに優しい口調であっても、断定や命令であるならば拒否します。
セルフトークでは、相手(自分)に気持ちよく「はい! やります」と返事をもらう必要があるのです。自分自身に拒絶されたらおしまいなのです。 セルトークでは自分を厳しく雑にあつかうのは絶対にいけません。
心の中で、
「 さっさとやるぞ!」「踏ん張れ、がんばれ!」
ではなく、
「 ちょうしはどう?」「できそうかな?」
という質問をしたほうがいいのです。どうですか?
心の中の返事がすぐに聞こえてきませんか
「 はい やってみます!」っと。
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