なぜ行動したいのに行動できないのか?その理由と対策を徹底解説
2023/05/04
自己啓発の本を読んで刺激され、自分を変えたい!もっと成長したいと思ってはみたものの、99%の人が行動を起こせない、あるいは行動しても続かないで三日坊主に終わってしまいます。
本で知識を得ても行動できないという問題は、ほとんどの人が感じる普遍的な課題です。なぜ? 分かっちゃいるけどやめられない(できない)という現象が起きるのでしょう。今回はこの難題の原因と対策に私の知識と経験とインスピレーションを総動員して、取り組んでみました。
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目次
分かっちゃいるけど行動できない原因
なぜ!自分がやりたいと思っているのに、その行動が伴わないのでしょう? その原因には当たり前のものから、深い原因までいくつかのキーとなる原因が存在します。まずはそこから見ていきましょう。
1.はっきりとした目標や動機が決まっていない
行動には必ずターゲットとなる目標があります。この目標や動機がしっかり定義されていないと、やる気(モチベーション)が高まりません。目標の設定は初めにやることであり、最も重要なテーマです。目標を設定する時は、ちゃんと時間を割いてしっかりした目標を考えましょう。
2.心の奥では本当はやらないという目標を立てている_アドラー心理学
行動したいと思っているのに行動できない人は、心の中では行動したくないと思っている可能性があります。アドラー心理学では、人間の全ての行動には必ず目標が存在して、その目標にもとづいて実行されると説明しています。それゆえに思っていることが行動できない人は、心の奥では行動したくない、行動しないという目標を立てているのです。
この矛盾は、表面意識と潜在意識が対立関係になっているからです。表面意識では「実行したい」と思っていても、潜在意識ではできるわけがない、「実行できない」と思っているのです。これが「分かっちゃいるけど、実行できない」おもな原因です。
3.安全の為に現状を維持したいという機能がはたらく
人間には、「ホメオスタシス」という身心を安全かつ安定した状態に保とうとする機能が備わっています。簡単に言うと人間の身心は変化するのを嫌う本能があるのです。変化はリスクをともなうためにこれまでの習慣を維持しようとします。
そのため自分のために早寝、早起き、勉強などの新しい習慣を構築しようとしたときにこのホメオスタシスの強力な抵抗にあって、多くの人が敗北を期するのです。
行動を継続するためには
夢や目標をもって行動しようと思っても、なかなかできないのは幾つかの大きな妨害する要因があることが分かりました。これらを踏まえたうえで、どうしたら行動を継続できるのかを考えていきたいと思います。
1.しっかりした目標計画を作る
行動できない原因の所でも述べしましたが、行動するためにはしっかりとした具体的な目標計画を作成することが重要です。例えばAさんが「英語を勉強する」という行動計画を立てたとします。そして目標を「英会話が出来るようになりたい」としました。
○行動計画=「英語を勉強する」
○目標動機=「英会話ができるようになりたい」
上記のAさんの目標設定ではあまりに雑すぎて、行動するまでのやる気が出ない悪い例と言えるでしょう。そこで模範例としてBさんの目標設定の例を見て見ましょう。
○行動計画=「1日4時間以上の英語を勉強する」
○ 動機=「将来は通訳か翻訳の仕事がしたい」
○ 目標=「まずは2年以内に英検1級、TOEIC800点以上をとる」
Bさんの目標設定は、計画も動機も目標も具体的かつ数値で設定されているのでよい目標設定と言えます。目標を設定する時はより明確で具体的に、なおかつ数値で表すということが鉄則です。目標設定は行動をおこすための準備行動として、いちばん重要な工程です。手を抜かずにしっかり設定しましょう。
2.習慣が定着する期間までなんとか頑張る
行動できない原因として、ホメオスタシスという機能が存在することを述べましたが、この機能を逆手にとって利用するのです。ホメオスタシスは、新しい習慣を作ろうとするときに、古い習慣に留まろうとする強い抵抗です。
しかし、一定期間のあいだ我慢して新しい習慣を実行すると今度は新しい習慣を受け容れて、新しい習慣を維持しようと頑張ってくれます。つまりホメオスタシスは、最初は抵抗勢力ですが途中で支援勢力に変化するのです。
つまり習慣が定着する2週間から3か月を何とか乗り切れば、新しい習慣が定着して普通に行動できるようになるのです。ホメオスタシスが味方になるまでとにかく乗り切りましょう
3.勇気をもって行動する
新しい行動を起こす時は、理由のない不安や恐れに襲われることがあります。しかし、起こってもいないことをあれこれ心配するのは無意味です。このようなネガティブな感情は根拠のない妄想です。自分の弱さに打ち勝つ勇気を持ちましょう。一歩踏みだす勇気をもちましょう。自分で自分を勇気づけましょう。「おまえなら必ずできるさ!」と。
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この記事のまとめ
今日の記事のまとめです。
1.はっきりとした目標や動機が決まっていない。
2.心の奥では本当はやらないという目標を立てている(アドラー心理学)
3.安全の為に現状を維持したいという機能がはたらく(ホメオスタシス)
1.しっかりて具体的な目標計画を作る。
2.習慣が定着する期間までなんとか頑張る
3.勇気をもって行動する
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