絶対に性格を決めるのは自分自身だ!【遺伝や環境ではない】
2017/04/11
私たちの一般常識では、性格は遺伝的なものと、生まれてから幼少期までの生育環境によって全て決まると考えられています。だから性格は変わらない。変えることが難しいと思ってしまっているんですね。しかし、アドラー心理学では、遺伝や環境は絶対的要素ではなく、最終的に自分自身で決めるとしています。心強い言葉ですよね。
私も自分の性格を変えるのはほぼ不可能と考えていたので、すごく勇気づけられました。今回はアドラーの言葉を借りて、もうすこし掘り下げてお話ししたいと思います。
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遺伝や環境は限定的影響、本質的に性格を決めているのは自分自身
アドラーは性格形成のことを、家の建築に例えています。そこでは遺伝や育った生育環境を建築材料になぞらえています。遺伝や生育環境は単なる家の材料でしかなく、実際に設計やデザインを考えてどのような家を建てるかは、あなた自身が決めていると。
アドラーは遺伝や生育環境はたしかに影響はあるが、すごく限定的なもので、それ自体が性格を決めてるわけはないと説明します。例えば、両親に恵まらず、暴力をふるわれたり、無視されたりして愛情をもって育ててもらえなかった子供が3人いたとします。
ある子はいじけて、学校では酷いいじめにあい、暗い思春期を送るかもしれません。なんとか大人になって結婚しても子供と折り合いが取れず、結局、自分自身も母親のように子供に暴力を振るってしまうかも知れません。ある子は成長期で反発して、暴走族に入って暴れまわり、その後暴力団に入るかもしれません。
しかし、もう一人の子は親の態度を反面教師として、たくましく優しい子に育ち、その後、結婚して子供にたっぷりの愛情を注いでいるかもしれません。現実に家庭環境に恵まれなくても立派な大人に成長するこどもはたくさんいます。そうです。遺伝や環境がどうあろうと、最終的に私たちの性格を作るのは、私たち自身なのです。
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あなた自身が建築材料を使って、理想の家(性格)を建てよう
アドラー心理学は勇気の心理学と言われていますが、ほんとうに私たちを元気にしてくれる魔法のような言葉ですね。すでに持っている私たちの材料を使って理想の家(性格)を建てましょう。
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