人が空想できる全ての出来事は起こりうる現実である【ワンピース名言】
この記事のタイトルにもなっている名言ですが、「ワンピース」の劇中で物理学者のウィリー・ガロンが話した言葉です。
起こりうる現実である。
--- ウィリー・ガロン(ONE PIECE)
この言葉はワンピースの放映で一躍有名になりましたが、もともとはあのSFの父ともよ呼ばれたフランスの大作家、ジュール・ヴェルヌの言葉として知られていました。
ヴェルヌの作品は筆者も好きで、特に地底旅行は小さいころに小説を読みましたし、後に映画化された作品も見ました。
ワクワクするような空想とともに、本当に存在するのではないかと思うリアリティーの共存する世界に心が持っていかれたのを記憶しています。
そんなヴェルヌならではの夢のある素晴らしい名言だと感じました。 しかし、よくこの言葉をかみしめると、その深い哲学的思考に驚きを隠せません
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目次
ヴェルヌの「空想は現実になる」という想いは本物のだった
ヴェルヌの言葉を簡単に言えば「空想は現実になる」という意味です。 一見、空想と現実は両極端の位置にあるようで、とても相容れないものに見えます。
なぜなら空想は空想で空虚なものであり、現実は現実、まさにそこにある実態と捉えるからです。しかし、少し考えればわかることですが、私たちの生活で恩恵を受けている科学技術はすべて人間の空想から始めっています。
私たちが飛行機で世界を巡れるのも、ライト兄弟が飛ぶことを空想して本当に飛行機を作っったからです。
空を飛びたいと思ったライト兄弟は、周囲の人から嘲笑を受けました。「そんなことが出来るはずがない」と相手にもされませんでした。
しかし、ライト兄弟の空を飛ぶという空想は「飛行機」という現実を作りました。まさに、「空想」は「現実」になるという証明です。
私たちの周りにある文明の利器は、電気にしてもテレビなど全ての家電機器においても全てが周囲の人の常識を覆す空想から始めっているのです。
ただし空想が現実になるにはたった1つの条件がある
ヴェルヌの「空想が現実になる」という名言(思想)は、人類の歴史的事実から証明されていますが、全ての空想が現実になるわけではありません。
空想が現実になるには、たった1つのしかも最も重要な条件があります。 それが「行動」です。しかも行動し続けることです。
失敗例: 【空想する】--> 何もしない --> 【現実にならない】
成功例: 【空想する】--> 行動を起こす->行動を継続する -->【現実になる】
つまり、空想を現実にするうえで、大切なことは、
ということです。
個人の夢の実現においても同じである
ここまで説明してきたことは、「個人の夢の実現」というテーマにおいても全く同じことが言えます。周囲の人が笑ってしまうような、大それた夢でも目標でも、決して叶わないということはありません。
問題は、夢をもったら具体的な行動を起こせるかです。そしてその行動をあきらめないで継続できるかにかかっているのです。
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ヴェルヌの言葉は、現代でトレンドになっている哲学思想に通ずる
ヴェルヌの空想がリアルな現実になるという考え方は、現代の世界で大きなブームを起こしている哲学思想に非常に似ています。その1つが、ナポレオンヒルの「思考は現実化する」で、もう1つが「引き寄せの法則」です。
これらの思想は、「想いが現実をつくる」そして「想いが現実を引き寄せる」ということですので、表現は多少違えどヴェルヌの「空想がリアルな現実になる」と同じと見て良いでしょう。
なんと、ヴェルヌは100年以上も前に大衆にムーブメントを起こしている現代の思想哲学と同じひらめきをもっていたのです。
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