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人付き合いに疲れたら立ち止まって考えて見よう!【楽になる考え方】

      2017/04/11

アドラーは人が抱える悩みは、対人関係を離れると存在しないと言っています。つまり、多くの悩みは人付き合いからは発生する悩みなのです。だからあなたが今、深刻に人間関係に悩んでいても、それは当たり前のことで深刻になる必要はないのです。

人付き合いの悩みは、誤った考え方からくるものがほとんどです。今日は人間関係に苦しまないための、もっと楽になる考え方や心理について考えて行きたいと思います。

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1.人間関係で悩んでいるのはあなただけではない

人間は生まれてからずっと死ぬまで人間関係の中で生きています。赤ちゃんの時は親子兄弟との関係が主流ですが、幼稚園入学で集団生活の洗礼を受け、その後は学生生活を経て社会人になっても、常に対人関係の中で自分を見つめることになります。

とあるアンケートで「職場の人間関係に悩んだことがありますか?」という質問に対して「はい」と答えた人が82%だったそうです。つまり100人いたら82人は何らかの人間関係で悩んだことがあるということです。

悩みの渦中にいると孤独を感じて自分だけ苦しんでいるのではないかと思いがちですが、そんなことは全くないんです。今、リアルタイムであなたと同じ悩みで苦しんでいる人は、日本中で数百万人もいるかもしれないのです。どうですか?そのことをイメージしただけで心はグッと軽くなりますよね。

2.全ての人と仲良くなることは出来ない

学校や職場のどんな集団に所属しても自分と気が合う人は全体の2割で、気が合わない人も2割います。この比率はどんな集団であってもほぼ変わりません。人間関係の悩みを必要以上に感じてしまう人は、この2割の合わない人にフォーカスして思い悩んでしまうのです。

そもそも、合わない人がいるのは当然なのですから、それは適当に放って置けないいのです。そして自分と気が合う2割の人にフォーカスして生きていきましょう。所詮、全ての人と仲良くすることは出来ません。それをすれば八方美人となり、自分を無くすことであり自分を裏切ることになります。

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3.人の期待を満たすために生きない!『他者の承認はいらない』

私たちが対人関係に悩むのは、相手の承認を得たいからです。いわゆる承認欲求があるからです。承認欲求を求めていくと、相手の期待を満たすためだけに生きるようになり、それが苦しみを生みます。

アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定しています。むしろ承認を求めてはいけないとまで言い切っています。他者からの承認を得られるのは嬉しいことです。もっと簡単にいうと褒められると嬉しいし、自信にもなります。

これは信賞必罰の教育の結果です。褒められる事を目的に行いをする。褒められなければやらないということです。例えば、A君は褒められることを目的に人目のつくところでゴミ拾いをしています。これに反してB君は、人がいても人がいない裏道でもゴミを拾っています。

それは目的が褒められる事ではなく、純粋に街をきれいにしたいからです。どうでしょう。B君の行動こそ本来あるべき姿です。私たちは他者の期待を満たすために生きてるのではありません。ユダヤ教の教えに次のような言葉があります。

「 自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば 」
「 いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか 」

もう人の評価に怯える必要はありません。人付き合いに疲れる必要もないのです。あなたの人生はあなただけのものなのですから。

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 - アドラー心理学, 人間関係, 悩みの解決