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心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

怒る人怒らない人の違いって何?違いが分かる8つの分析

   

あなたの周りにもいると思うのですが、いつも怒っていて周囲から煙たがられている人、あるいはいつも笑顔でほとんど怒ることがない人、この怒る人と怒らない人の違いは何なのでしょうか。

今回は怒りの本質と怒りのエネルギーが人にとっていかに不利益なものかを考えてみました。

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怒りは破壊的エネエルギーをもっている

人類の怒りのエネルギーの最悪の結果が戦争です。 第二次世界大戦勃発も列強の国家間のエゴが怒りの破壊的エネルギーを生んだからです。

地球上でもっとも悲惨なものは戦争でしょう。その戦争の引き金になったのは人の怒りのエネルギーなのです。しかし、怒りのエネルギーは国家間の問題だけではありません。

個人の人生にもその破壊的エネルギーによって翻弄されているのです。

怒る人と怒らない人の違い

ここからは怒る人と怒らないい人の違いについて、具体的に考えていきたいと思います。

勇者や知恵ある人は怒らない

人間の人格的レベルが高い人ほど怒らない人が多くなります。 なぜなら怒りのエネルギーが人間をおとしめることを認識しているからです。

人の世は理不尽なことをされたリ、自分の思いどうりにならない事ばかりで、怒りを爆発させるトリガーはいくらでもあります。

しかし、勇者や知恵ある人はそんなことは日常のこととして意に介しません。それどころか上手くいかないからこそ人生は面白いと考えるのです。

愚か者ほど怒る

愚か者は怒ることが自分を不幸にすることを分かっていません。 だから自分が傷つけられたと思ったら相手に報復にでます。

しかし、報復が成功しても失敗してもそれは関係ありません。 ただ、確実に言えるのは自分自身の心は怒りに汚染されて不幸になるということです。

そして愚か者はその怒りの猛毒性を知らないのです。

落ちこんでいる人は怒っている

おとなしい人や気の弱い人は相手に傷つけられても報復に出ません。 そのため見た目は怒りませんが、内心では心が傷ついて落ち込んでいます。

しかし、この落ち込む感情は怒りの感情と変わりません。 本当は怒りたいのにそれが出来ないだけです。だから怒りのエネルギーが内側に向かい「落ちこみ」という感情にすり替えられるのです。

実際は、心の奥で怒っているのです。だからへこむことも落ち込むことも怖いのです。確実に自分を不幸にするのです。

怒らない人は心の平安を得る

自由で平和な心とは、どんな環境にあっても波立たない揺らぐことのない心です。心が揺らがない人は理不尽なことがあろうが誰に反論されようが、決して感情的になることはありません。

つまり、怒らない人が心の平安を得るのです。

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怒らない人になるには

さてここまでの説明で知恵ある怒らない人が、心の平安を得ることが出来ることをお話ししてきましたが、ここからは「怒らない人」になる方法について考えていきましょう。

怒った時点で負けである

たとえ自分が悪くないと思っても怒った時点で負けです。 喧嘩両成敗ということばがありますが、相手に反応して怒ったら終わりなのです。

勝ちたいならば怒らないことです。 感情的に取り乱すのはかっこ悪いですしね。とにかく「怒った時点で敗者になる」という法則を肝に銘じましょう。

怒りは猛毒であることを理解する

この世には、青酸カリやサリンなど人を殺傷するほどの猛毒がたくさん存在しています。 戦争や個人の不幸の根源でもある「怒り」こそ人類最大の猛毒ではないでしょうか。

怒りはストレスとなり病気の根本的原因にもなります。 しかし、もっと恐ろしいのはこれまで説明したように人の心を蝕み不幸を引き寄せることです。

怒りは猛毒であることを心に留めることが重要です。

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自分が偉いとは思わないこと

自分に自信をもつということであれば、プライドを持つことは悪くはないと思います。しかし、「他者よりも自分は偉い」という想いは思い上がりであり、ただの天狗でしかありません。

この思い上がりの自我が他者に対する怒りにつながります。 妻や子供への暴力や部下に対するセクハラやパワハラなどは、完全に「自分が偉い」と思っているからです。

人間は年齢や立場に関係なくもともと平等な存在です。 そのことが理解できれば相手を見下すことはありません。人間関係が対等であれば、お互いがWinWinの関係が成立して怒りが発動することはありません。

怒らない人になるには、自分だけが偉いとは思わないことです。

罪を憎んで人を憎まず

生きていればどうしても許せないことも起きるでしょう。 そんな時に怒りを抑えるのはかなり難しいことです。しかし、怒りが自分の心を破滅に導くのを手をこまねいて、待っているわけにはいきません。

そこでどうしても怒りが収まらない時は、怒りの矛先を「人物」から「行為」に移しましょう。

あいつが憎い

ではなくて、

あいつの行った行為が憎い

つまり、孔子の「罪を憎んで人を憎まず」という名言にならいましょう。

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最期にひと言

「喜怒哀楽」と言われるように人間の感情は4つに分類されています。 その中で猛毒性を持っているのは「怒り」だけです。

喜びや楽しいという感情は人に幸福感を想起させる感情であり、ストレス解消や免疫機能アップにも繋がり、病気から守ってくれます。まさに良いことばかりで私たちが一番歓迎している感情です。

哀しいという感情は、いっけんネガティブに受け取られがちですが、哀しみの時に流す涙はストレス解消して心をスッキリさせる効果があります。

何か哀しいことがあったら、自分を抑えずに思いっきりなくとスッキリするということは多くの人が経験していますよね。

そして残りの「怒り」の感情だけが、肉体的に精神的にも殺傷能力が高い猛毒なのです。だからこそ「怒り」から離れるようにしましょう。

怒りから離れることが自分の心に平安をもたらす鍵となるのですから。

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 - 人間関係, 幸福論, 自分を知る