悩みの90%を消す方法!クヨクヨしない為のデカルト・『方法的懐疑』
2017/09/03
前回、「決断できない!と思った時に自分の本当の気持ちを知る方法(方法的懐疑)」というタイトルで、決断の時に利用する『方法的懐疑』の手法を記事に書きました。今回は応用編として、無駄な悩みの解決法としての『方法的懐疑』の利用法を紹介したいと思います。
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『方法的懐疑』の利用で悩みの90%を消すことが出来る
人生の悩み事の90%は起こらないとう話があります。 アメリカの調査では心配事の96%は起こらないという調査報告も存在しています。
いかに人間は、根拠のない取り越し苦労で、自ら好んで苦しんでいることがわかります。この無駄な悩みが私たちの人生の質をおとしめている現況です。
しかし、悩みの中心にいる時は、なかなか正しい判断を下すことが出来ません。そこでお勧めするのがデカルトが真理探究のために用いた『方法的懐疑』という思考ツールです。
論理的に真理を追究していくこの方法は、あなたを悩ませているくだらない悩みを駆逐するにはもってこいのツールです。
具体的には、その悩みがくだらない根拠のない悩みなのか、あるいは解決するために行動すべき悩みなのかを、質問することで論理的に追求していきます。
この方法を使えば、あなたを苦しめる90%以上のくだらない悩みから解放されます。そして自分が取り組むべき本当の課題に集中することができるのです。
悩みの90%を消す方法(方法的懐疑)の具体例
それでは、『方法的懐疑』を私たちの日用生活における悩みの解決に使用する方法を具体的に説明していきましょう。基本は様々な視点から、その悩みに客観的な質問をしていきます。この時の質問は客観的で具体的な質問内容にして下さい。
そして考えられる客観的な質問を全てしてみて、全ての質問に肯定的に答えられたら、その悩みは無駄な悩みです。すぐに廃棄しましょう。
しかし、すべての質問に耐えられなかったら、解決すべき点があるということが分かります。
<悩みを検証するための方法的懐疑の具体例>
Nさん: 明日の会社のプレゼンがうまくいくか心配。
↓
第1問: プレゼンの資料は、良くできたと思いますか?
Nさん: 自分なりに精一杯やった。内容も満足している
↓
第2問: 明日のプレゼンの手順は理解していますか?
Nさん: 何度も手順は確認にして頭にも入っている。
↓
第3問: 質問に対する想定回答を考えていますか?
Nさん: 想定問答集を作って頭に入れてある。
結論: 完璧です。悩む必要はありません。あとはやるだけです!
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最期にひと言
『方法的懐疑』はデカルトが真理探究のために考えた思考ツールだけあって強力です。決断するするとき、悩みを検証する時にもってこいの手法です。
私たちの生活は、真実でなかったり、根拠がなかったりする情報で氾濫しています。そして私たちの心のなかも、根拠のないマイナスの思考や感情であふれています。
外に対しても、内に対しても真実を見抜くには自分に対して、いくつもの客観的な質問をしてみることです。そうするうちに論理的な思考が身について、あなたをあらゆるものから守る力となるでしょう。
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