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自信がない人はブランド物が大好きって本当?

      2017/08/22

よく全身を有名ブランドの服装や靴で固めている超ブランド好きの人を見かけることがあります。このブランド好きは自分に対する自信のなさのバロメーターとも言えます。

叶姉妹のようにテレビではよく超高級ブランドのバックや服で登場して取材される芸能人がいますが、芸能人の場合はキャラ設定としての対応があるので一概に内面の問題とは限りません。

むしろ一般人で経済的にも釣り合わないのに異常にブランド品にこだわる場合は、精神的な自信の欠如を疑った方がいいかも知れません。

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何故、ブランド好きは自信のなさの表れのか

ブランド品は美しくかつ価値があるものとして、市民権を得ているといって良いでしょう。自信のない人は、多くの人が価値を感じている高級ブランド品を身に着けることによって自分の自信のなさをごまかしているのです。

「虎の威を借りる狐」ということわざがありますが、まさにそのものです。

<虎の威を借りる狐>
【意味】 他の人の権力を後ろだてにして威張ること。
―― 【出典】戦国策[楚策]――

つまり、ブランド品の権威や力を利用して威張ることですね。
よく、自分の持っているブランド品を得意げにずっと自慢する人がいますが、聞いていて気持ちのいいものではありません。

本当に自信がある人は、物や他人の力を借りる必要がありません。何も持たなくても、自慢するするものがなくても、心の底に静寂なる自信を持っているのです。そういう人が羨ましいですよね。

心理学的に言うと自信の欠如は、身体像境界があいまいだから

自信の欠如は心理学的に言うと、その人の「身体像境界」があいまいだではっきりしていないことが原因とされています。人間はだれでも「身体像境界」という身体の境界線を持っています。簡単に言えばボディーイメージです。

この身体像境界が曖昧で明確な境界線を感じない人は、自分は無防備で傷つきやすい状態にあると感じるのです。例えば鎧や盾をもたない騎士のようなものです。いつ敵に攻撃されて殺されるかもしれません。これでは不安と恐怖で居ても立っても居られないですよね。これでは自分に自信を持てるはずがありません。

自信のない人がブロンド品を身につけると、鎧を着たように身体境界線が明確になったように感じます。 身体境界線が明確になると人は自分に自信をもち、他人に対してゆとりのある行動がとれるのです。

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自分は自分という価値観が自信を生む

自信のない人が自信を持つために派手な服装やブランド品を着ることは決して悪いことではありません。むしろ戦略としては効果的な方法です。

「ここぞという時に勝負服を着る」という行為も、無意識的に身体境界線をはっきりさせて自信をもつことに目的があるのではないでしょうか。

しかし、本当のところは虎の威を借りずに、生身の自分だけで自信のもてる人間になることが理想です。そのためには「自分は自分という価値観」を強く持つことです。

「私は誰にも左右されない1個の固有な人格である」という意識をもつことです。このような意識をもてばブランド品などに頼ることなく、見えない心の鎧を身にまとうことができるのです。

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 - 心理学etc, 自分を知る