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行き過ぎた楽観主義は命とりだ!(楽観と悲観のバランスが大事)

   

世の中では「楽観的に生きる」ことが奨励されているように思います。自己啓発や哲学系の本の中にもよく見かけるキーワードでもあります。

しかし、何でもかんでも楽観的に考えるのは危険です。行き過ぎた楽観主義は命とりになりかねません。時には悲観的に考えることの方が良い場面もあります。

そこで今回は、楽観論と悲観論を人生の中で、どうバランスよく捉えていったらよいのかを考えていきます。

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楽観的な人の長所と短所について

ここではまず、楽観的な人の長所と短所についてまとめてみたいと思います。

楽観的な人の長所は全てにポジティブでリスクを恐れず挑戦する

楽観的な人は、あらゆる物事に対してよい方向に考えて行動します。 そのためあまりネガティブな感情に支配されずに前向きに生きることが出来ます。

仕事でもプライベートでも、新しいことが好きでリスクに怯むことなく、挑戦することが出来ます。自分に対して根拠のない自信があり、どんなことでも「何とかなるだろう」という意識に支配されている。

下記に楽観的な人の長所を上げておきましょう。

<楽観的な人の長所>

1.悩みが少ない、あるいは悩まない。
2.リスクを恐れず挑戦する。
3.心にゆとりがある。
4.精神的な病になりにくい。
5.コミュニケーション能力が高い。
6・明るく活動的である。
7・良いことが起こりやすい(引き寄せ)

楽観的な人は、メンタルも強く人生を明るく楽しく生きていくための十分な素養を持っているといえましょう。

ですから楽観的な人になりたいと思うことは当然のことであり、奨励すべきであると思いますが、ただ1つ危機管理に弱いという懸念材料がります。

楽観的な人の短所は危機管理に弱いこと(一部でハイリスクを抱える)

楽観的な人は、何でもよい方に考えるという特徴があだとなって、危機管理に鈍くなるとう短所があります。

行動力はあるのですが、綿密な準備や計画なしに行動して重大な失敗を起こしたり、自身の健康管理に無頓着になって重大な病気を見逃してしまい、時には命とりになることもあります。

<楽観的な人の短所>

1.全般的に危機管理が弱い。
2.健康管理に無頓着になりがちで病気リスクが高い。
3.過信が強すぎると大失敗を招く恐れがある。

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求めるのは楽観と悲観の長所を合わせ持つ生き方

楽観的な人の大きな短所は、全般的に危機管理に弱いということです。リスクを恐れないという態度はいいのですが、そこに過信が加わると大失敗を起こしかねません。

しかし、楽観的な人の短所を補う方法があります。 それは悲観的な考え方の長所でカバーするというものです。

悲観的な人はリスクを極端に恐れるので危機管理には敏感です。 「石橋を叩いて渡る」ではありませんが、かなり細かい所までいろいろ心配します。

それが行動力を妨害している要因でもあるわけですが、危機管理の場合はそれが生きてきます。何故なら危機管理については最大のリスクを想定して準備する必要があるからです。

つまり、楽観的な人と悲観的な人の長所を合わせ持つ生き方が、最強な生き方であると思うのです。双方の長所を掛け合わせることで、長所が強化されるだけでなく、双方の短所が消滅するとい魔法の方法でもあるのです。

その方法とは基本的には楽観的な考えを基軸にして、必要に応じて悲観的な考えでカバーするという方法です。

<楽観と悲観の長所を合わせ持つ生き方>

1.夢やチャレンジはリスクを恐れず楽観的に行動する。(楽観的)
2.夢やチャレンジの達成計画は最大リスクを念頭に綿密に(悲観的)
3.危機管理や健康管理は、最大リスクを念頭に綿密に(悲観的)
4.考えすぎない、一度しっかり考えたら行動を優先する(楽観的)

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最期にひと言

楽観論的な生き方を論じる時によく目にするのが、
「考えるな! 行動しろ」「行動しながら考えろ!」
というような言葉ですが、これはいつも考えすぎてしまう人には、有効だと思いますがそのまま鵜呑みにしてしまうのは危険です。

もし、行動の結果が事前には想定できないもので、しかも、その行動に対するリスクがほとんどないものなら、「考えるな! 行動しろ」は正し選択かも知れません。

しかし、リスクがともなう行動なら、行動の結果をのすべてを自分が引き受けることを考えて、事前に入念な準備と計画を練るべきでしょう。

それをもっと短い言葉で表すなら

「 ものごとは大胆かつ繊細に 」

ということですね。

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