進歩とは変わることである、変わるしかない!『野村の悟り』を読んで①
野村克也さんの人生哲学の集大成功とも言うべき、著書『野村の悟り:セブン&アイ出版』から気になるキーワードを見つけて、感想を述べていきたいと思います。
今回のキーワードは、
です。
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目次
進歩とは変わること_野村克也
野村克也さんが監督時代に選手に常に求めたことは、「変わること」です。必死になって努力してもどうしても結果がでなかったら、それはもう「変わるしかない」と言います。
そして、変わるには勇気が必要であるといいます。 なぜなら変わるめには過去に蓄積してきたこれまでの考え方や価値観を変える必要があるからです。
野村さんは、変わるための心構えとして、次のように指導していました。
成熟することである。
変わることに楽しみを見いだせ。
変わることは失うことではなく、
何かを得ることだ。
ーーー 野村克也 ---
野村さんは、「変わること」とは「成長すること」であると言います。また、変わることに年齢制限はないとおっしゃっています。
つまり、老若男女問わず、常に私たちは成長するために「変化」を求められているのですね。野村さんの言葉は知識だけでなく不屈の野球人生が背景にあるだけに、含蓄のある言葉としてずっしり胸に響きます。
私たちが成長するためには、変化を恐れないで自分から変わっていくことが大事なんですね。そして「変化に踏み出す勇気」を持てということでしょう。
さて、次の段落からは「変わる」ということに関しての筆者の考えをというか感想を述べてみたいと思います。
成長するために何故、変わらなければならないのか(筆者感想)
野村さんの著作を読んで「変わる」という言葉は、人生を幸福に生きるための重要なキーワードであるに違いないという確信がわきました。
その時に色々な思考が筆者の頭の中をめぐり、ひとつの結論が導かれました。 ここから順をおってお話ししたいともいます。
あらゆるもは、常に変化している(諸行無常)
「変わる」ということで、一番最初に思い浮かんだのは仏教の真理として有名な「諸行無常」です。
この現実の世界のあらゆる事物は、種々の直接的・間接的原因や条件によってつくりだされたもので,絶えず変化し続け,決して永遠のものではないということ。
ーーーー コトバンク(ブリタニカ国際大百科事典の解説より)ーーーー
この世の全てものは、常に変化しつづける運命にあります。永遠のものなど存在しないのです。それは私たち人間も例外ではありません。体の細胞も生滅を繰り返して絶えず入れ替わっています。
今日の自分はもはや、肉体的には昨日の自分ではないのです。諸行無常はいわば「宇宙の法則」のようなものです。どんな存在もそのことから逃れることはできません。
変化を受け入れることで成長できる
多くのひとは変化を恐れて現状にとどまろうとします。 しかし、宇宙の法則が変化しつづけることである以上、それに逆らえばおのずと幸福になることはできません。
自分が変わるということは自分が成長することです。 人が変わるにはそれ相応の苦痛と努力がともないます。しかし、成長はまさにその変化の過程でおこるのです。
変化することを受け入れましょう。そして成長しつづける自分を手に入れましょう。
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変わることを恐れない自分を作る
ひとが変わることを恐れるのは、変化することに自分が耐えられないのではないか、変化することで現状よりも悪くなってしまうのではないかという不安や恐怖があるからです。
しかし、これらのマイナス感情はほとんど根拠のない不安です。 これらの不安は行動することで払しょくできます。変わることを恐れない自分を作るには、
2.自分を信じてみること。
3.一歩踏み出す勇気をもつこと。
です。 変わることを恐れないで、「これで成長できるぞ!」と一歩踏み出しましょう。
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