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何をやってもずっとうまくいかない!という人におススメする「7つのマインドセット」

      2021/09/21

人生は山あり谷ありです。「 あれだけ頑張ったのにあんなに努力したのに、結局何もうまくいかない 」、そんな何をやっても人生がうまくいかない時は、誰でも自暴自棄になったり、無気力になったりしてしまうのは仕方がありません。

本記事では、「何をやってもずっとうまくいかない」という方のために 、その苦しみに陥った原因と解決のための7つのマインドセット(対策)を 解説していきます。

「何をやってもずっとうまくいかない」という状態になってしまう原因とは?


色々試してみても全くうまくいかない....そして悶々とする日々。

「どうしてこうなってしまうのだろう?」 この状態を解決するには、まずそうなっている原因を知ることが大切です。

うまくいかない原因を知るだけでも気持ちが楽になります。そして原因が分かればそこから解決策も導き出されるでしょう。

それでは、まず「何をやってもずっとうまくいかない原因」を見ていきましょう。

心の底で無意識に「私には上手くいかないだろう」と思い込んでいる

自分では自覚していないかもしれませんが、無意識的に自分には難しいと思い込んでいる可能性があります。

何をやってもうまくいかない時は、 知らず知らずのうちに上手くいかない方向に意識のフォーカスが向いていることが多いです。

筆者の知人に アーティスト(歌手)になるのが夢で、たくさんのオーディションに応募していた人がいました。

その行動力は凄いなと感心していたのですが、結果が気になったので聞いてみると、まだ1つも合格していないという話でした。

ルックスも歌唱力もある人だったので、1つも合格しないことが不思議だと思いよく追求してみると、実はほとんどのオーディション結果を見ていないというのです。

なぜかと聞いてみると、「落ちていたら ショックが大きすぎて怖いので、結果を確認することはできないという」のです。

どうせ落ちているに決まている?」「いやいや、ちゃんと結果だけは全て確認しよう !」ということで強制的に全てをの結果を確認してもらうと、なんと半分以上のオーディションが1次合格をしていました。

その中には、大手レーベル主催のオーディションも複数含まれていました。 しかも、残念なことに時期を逸してしまい次の選考に進むことができませんでした。

これは極端な例かもしれませんが、本当はうまくいっているのに「ダメだ...」 と思い込んでしまうことで、 このようなことも起こり得るのです。

人間の脳にはRASいう機能があり、その人が強く思っている事柄に対して脳が集中的に情報を集めてきます。

<RASの簡単な説明>

RASとは、Reticular Activating Systemの略で、日本語では、網様体賦活系(もうようたいふかつけい)と言います。この機能を簡単に説明すると、その人がもつ関心事に対して、脳は情報を集めるのに鋭敏になる、ということです。

そのため、「上手くいくはずがない」という否定的な情報をインプットをし続けると、脳はそのような情報ばかりを集め、 本当は上手くいく可能性があるのにフィルター機能によって見えなくなってしまっています。

引き寄せの法則」という言葉があります。意味としては人の思い描く強いビジョンが その現実を引き寄せるというものです。

ここで言うならダメな方向ばかりに意識を向けていると、脳の機能によって ダメな方向ばかりに情報を集中させて、それによって「ダメな現実を引き寄せて現実化」してしまうということでしょう。

自分が本当にやりたいことではない!

原因の1つとして今やっていることが、自分が本当にやりたいことではないという可能性があります。

今やろうとしていることは、自分1人で考えたことですか?それとも親や友人、知人からの助言を受けて考えたことですか?

本当にやりたいことは別にあるのに、 我慢してやり続けているということはないでしょうか?

それは意識している場合もあるし、無意識下に押さえ込んでいて自覚が無い可能性もあります。

今やっていることが、「やりたいこと・好きなことではない」場合は、無意識にブレーキがかかって上手くできない、行動が起こせないという現象が生まれます。

その結果、「何をやってもずっとうまくできないという状況」が起こってしまうのです。

過度なストレスを溜め込んでいる!

過度なストレスを溜め込んでいると思考や行動に余裕がなくなり、うまくいかない現実を作ってしまうことになります。

多少のストレスは問題ないですが、過度のストレスを抱えた場合は肉体的には疲れやすくなるし、精神的には思考力や集中力が著しく低下し、判断力も決断力も著しく低下します。

気分は落ち込みうつ気味になり、「自分には価値がない、周りの人に申し訳ない」 などとネガティブな感情に支配されがちです。

そうなれば、今やっていることに対しても「だめだ.... うまくいかない」と、 できない状況を肯定してしまい、うまくいかない状況を現実化してしている可能性があります。

変化することが怖いのは「ホメオスタシス」の呪縛?

「何をやってもうまくいかない」という現状を変えたいと強く思っても、実は自分の無意識の心がブレーキをかけているという問題があります。人間には「ホメオスタシス」という現状を保とうとする働きがあります。

これは生体が変化を拒み、常に一定の状態を維持しようとする働きのことです。

ホメオスタシスは「恒常性」とも呼ばれ、 生命を守るための防衛本能として太古の昔から備わっている機能で、生命を守るための防衛本能として現状維持をさせようとする強い力が働きます。

しかし、これが現代社会に生きる人たちにとっては、自分の理想や目標を実現するために変化をしなければならない時に、変化させまいとする妨害力になってしまうのです。

つまり、自分を変えたいと言う思いに駆られても、何一つ変えられないのは、自分だけのせいではなく、ホメオスタシスという強い生体機能があるということを認識することも大切です。

何をやってもうまくいかないと感じる人を変えるための7つのマインドセット

ここまでは、何をやってもずっと上手くいかない人」の主な原因について解説してきましたが、ここからは具体的な対策となる「7つのマインドセット」について解説していきます。

1.これまでの自分を認める

何をやっても上手くいかないと悩んでいる人は、ある意味素晴らしいと言えます。それは行動を起こしているからです。

何も行動を起こさないという人はたくさんいます。

そんな中であなたは一歩前進して行動を起こしています。今「直面している状況を変えるためにやってきたことがある」ということです。

あらゆる自己啓発の書籍の中で、行動する事の大切さを教えている本はたくさん存在します。また、多くの著名人の方が「行動が大事、まずは行動しろと力説しています。

授業家で著作家でもあり、多くの若者に支持されている堀江貴文さんの著作である「考えたら負け今すぐ行動できる堀江貴文150の金言宝島社新書」 の中で次のように語っています。

引用元:Amazon/考えたら負け-今すぐ行動できる堀江貴文150の金言

人生の成功と幸福は、考える力ではなく行動の「速さ」で決まるのだ。

堀江貴文さんは著作の中で、行動の大切さとそのスピードの重要性を指摘しておられます。

考えるのではなく、まず行動することがいかに鍵となるのかよくわかる本です。

あなたはその行動を起こしているのです。そうやってやり続けてきた自分をまずは褒めて認めてあげてください。

「よく、頑張ってきたね! よくやっているよ。」と自分自身を褒めてあげてください。

自分は変わりたい、向上したいと思ったなら欠点をあげつらって攻め続けるのは、もういい加減にやめましょう。

ダメな自分を責め続けるほど、結果は悪い方向に向かっていきます。

良い部分も悪い部分も含めて、ありのままの自分を認め許し労わること。心理学の用語で言えば「自己受容」ができるようになることで、現状は良い方向に必ず変化していくでしょう。

2.上手くいっていることを見つける!

今やっていることが上手くいかなくても、他に上手くやれていることがあるか自分に問いかけてみましょう。

本当は上手くやれていることがたくさんあるのに「 うまくいかない」という意識が強すぎて、上手くやっていることが見えなくなっている可能性があります。

静かに目をつむって、胸に手を当て上手くやれたことをゆっくりと探してみてください。

できればノートに書き出してみると効果的です。

「朝早く起きられた」、「筋トレをやった」、「カラオケで友人に褒められた」など思い起こせば幾つもあがってくるでしょう。

1日の中で順を追って思い起こしてみれば、小さなことでも上手くやれたことは結構見つかりますよね。

上手くいってることを見つけることで、「 結構うまくいっていることがあるじゃないか」 と少し 自信を持てるはずです。

「上手くいっていることもあるんだ」ということを自覚することで、「うまくいっていない自分」という日々から抜け出すことができるでしょう。

3.上手くいっている人に相談する!

仕事でもそれ以外の事でも、現在悩んでいる分野に詳しい人や成功している人に相談してみることをお勧めします。

悩んでいる分野で上手くいってる人に相談することで、解決の糸口が見つけられる可能性が高く、上手くいかない現状を打破できるきっかけを得ることができます。

逆に仲が良いからという理由だけで、その分野に精通していない人に相談しても、そこから上手くいく糸口を見つけるのは難しいでしょう。

なかなか相談する人が見つけられない場合は、現在では、YouTube などで多くの成功者がインフルエンサーとして、情報発信をしているので、そこから見つけ出して動画をチェックすることから始めてみましょう。

4.新たなことに挑戦する!

今までにやったことのない新たなことに挑戦してみましょう。

過去を思い起こしてやってみたかったのに出来ていなかったことや、 挑戦したけれど挫折してしまったことなどに再挑戦するのもいいでしょう。とにかく、自分の好きなことや理想に近づくための行動なら、何に挑戦しても良いと思います。

自分が興味のあることに挑戦すると、それだけでワクワクしたり楽しいと感じられる毎日が続き生活が充実してきますし、前向きな気持ちで行動すれば必ずその結果は現れます。

新しいことに挑戦し続けましょう。 結果が上手くいかなくても落ち込む必要はありません。

失敗は次のステップへ行くための有効な学びであり、 うまくいくため(成功)の過程のですから。挑戦を継続し続けることで、必ずうまくいく自分(成功する自分)に出会うことができるでしょう。

5.自分の好きなことに夢中になる!

毎日、自分の好きなことに没頭する時間を作りましょう。好きなことをやる時間は苦痛を感じることなく、楽しんで集中することができます。

そういった時間を持つことで気持ちがどんどん明るくなり、やる気が沸き起こるでしょう。

そうなれば、現状をなんとか変えていこうとするためのエネルギーもチャージすることができます 。

6.ストレスを溜め込まない!

生きている限り誰でもストレスから逃れることはできません。むしろ適度なストレスは人間にとって有効に働きます。

しかし、ストレスを溜め込んでしまっている状態はかなり危険です。

金属疲労を起こすように体や心を蝕み 、酷ければうつ症状や心身症を起こしてしまいます。

このような状態では「何をやってもうまくいかない」状態を確実に再現してしまいます。これを回避するためには、ストレスはためないでこまめに発散していくことが大切です。

その対策として、ストレス発散の仕組みを自分の生活の中に習慣として取り組むことが効果的です。

最も簡単でかつ効果を期待できるストレス解消法は、体を動かすことです。10分~20分程度のジョギングやウォーキングなど から始めてはどうでしょうか。

<運動によるストレス解消効果>

運動すると脳の血流が良くなるだけでなく、脳自体も活性化され心に安らぎをもたらすセロトニンなどの神経伝達物質が増加されることが分かっています。その中でもセロトニンは、集中力や気分を大きく左右すると考えられている神経伝達物質です。脳内にセロトニン量が増えると心が落ち着いて爽やかな気分になると言われています。

運動の他にも、 自分なりのストレス解消法を追加してストレスを溜め込まないためのルーティーンの仕組みを作りましょう。それによって心に余裕を持って行動することができるようになります。

7.思い切って環境を変える!

色々試したがなかなか上手くいかないという時は、思い切って環境を変えてみるのも 1つの手です。特に一番劇的に変わるのは住所を変えた時です。住む場所を変えれば住む家も変わりますし、景色も変わり会う人も変わっていきます。

特にどんな人を友達にするかによって大きく影響を受けます。すでに自分のやりたい理想を叶えている人や挑戦している人たちと友達になれば、 大きな刺激になり前向きに行動していくことができるでしょう。

うまくいくまで諦めないでやり続けよう!

本記事では「 何をやってもずっとうまくいかない」という人は、必ずそうなっている原因があり、その解決に必要な対策としての「7つのマインドセット」について解説してきました。

この中で納得のいく方法があったら、1つでもいいので実際に実行していきましょう。注意して欲しいのは、一度や二度の失敗で絶対に諦めないことです。エジソンは、電球を発明するまでに1万回の失敗をしました。しかし、そのことを失敗とは思いませんでした。

ある時、インタビューで「1万回も失敗したそうですが、苦労しましたね」と聞かれたときにエジソンは 、「失敗ではないうまくいかない方法を1万通り発見しただけだ」と言い放ったそうです。必ずやり通せるという強い覚悟で、 「上手くいくまでやり続けること」が最も大切なことなのかもしれません。

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