あなたの周りにもいる『他人を責める人』の心理的特徴とその対処法
『他人を責める人』をよく見かけます。たぶんあなたの職場にも1人や2人いるでしょう。自分のことは棚に上げて、些細な事でも周りの人に怒りをぶつけてくる、こんな厄介な人が近くにいると、悩みの種になりますよね。
今回は、この理不尽な『他人を責める人』の心理的特徴を分析して、彼らの取り扱い方を考えていきましょう。
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目次
『他人を責める人』の目的は、フラストレーション(欲求不満)の解消にある。
なぜ『他人を責める人』は、他人を責めるという行動に出るのでしょう。実は彼らの目的は自分のフラストレーション(欲求不満)やストレスの解消にあるのです 。 人間のストレスの解消法は3つの型に分類されます。
他人を責める人はこの中の1つである『外罰型』に属していて、他人を責めることによってストレス解消をはかっているのです。
人間のフラストレーションの解消方法は3つの型に分かれる
心理学で分類される人間のフラストレーションの解消方法は、次の3つの型に分類されています。
2.内罰型: ストレーションを自分自身にぶつける。
3.無罰型: ストレスを内にも外にも向けずに受け流す。
この中で、『他人を責める人』はまさに外罰型の人です。外罰型の人は、家庭でも職場でも責任を周りに転嫁してストレスを外にぶつけます 。本人はストレスが解消されていいでしょうが、 周りの人にとっては とんでもない迷惑です。なにしろその分のストレスを全部引き受けてしまうことになるのですから。
内罰型の人は、他人に迷惑をかけることがないので、周りからは高評価をうけますが、ストレスを自分自身にどんどん抱え込むため、精神的崩壊を招きかねません。うつ病などの精神的な病気にかかりやすいタイプといえるでしょう 。
無罰型はストレスを受け流す生き方なので、3つの型の中である意味いちばん快適な生き方だと言えます。しかし、問題を突き止めるということに欠けていて、全て曖昧にするために同じ失敗を繰り返すという欠点があります。
やはり理想的なものとしては、この3つの型の1つに偏るのではなく、3つの型をバランスよく保つということではないでしょうか。
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他人を責める人(外罰型)に狙われやすい内罰型
『他人を責める人』に狙われやすいのは内罰型の人です。内罰型の人は外罰型の人に責められても、抵抗することもなく逆に自分を責めてしまいます 。何も抵抗しない内罰型は、外罰型の格好の餌食にされてしまうのです。
『他人を責める人』の心理的特徴4つ
それではここで、『他人を責める人』の心理的特徴を4つ挙げてみます。
1.自分のミスを認めないで、他人に責任を転嫁する。
2.些細な事でも追及してくる。
3.反省することがない。
4.怒りを発散した後は、何ももなかったように元に戻る。
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『他人を責める人』にどう対応すればいいのか
『他人を責める人』が近くにいて、ましてや自分を攻撃してくるとなると毎日が憂鬱になりますよね。しかし、理不尽な攻撃に耐え続けることは好ましくありません。ここは逃げないで冷静に論理的に相手に対応することが望ましいでしょう。
ここでは筆者が考える『他人を責める人』に対しての対処法を紹介します。
1.相手の言い分を論理的に分析する
まずは相手の言い分を論理的に分析しましょう。 相手が理不尽な攻撃をしているのか、あるいは相手の言い分にいくらかの正当性があるのかを冷静に分析しましょう 。もし相手にいくらかの正当性があるなら、その部分については受け入れることも重要です 。
2.理不尽な対応には、正論を相手にぶつける
なんの正当性もない理不尽な攻撃を仕掛けてくる『他人を責める人』には、ひるむことなく正論をぶつけることも必要です 。相手は、何も言ってこないことをいいこと幸いに攻撃してきます。
相手になめられないために正論を言うというのは大切なことです。それで態度を改めるということも充分考えられます 。
3.相手にしない、または距離をおく
何を言ってもダメな強烈な人に対しては、最終的に相手にしない 無視をするという方法も致し方ありません。思い切って距離を置くということも必要でしょう。 とにかく相手のストレス解消の犠牲になる必要はありません 。
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記事のまとめ
<あなたの周りにもいる『他人を責める人』の心理的特徴とその対処法>
1.『他人を責める人』の目的は、フラストレーション(欲求不満)の解消にある。
2.人間のフラストレーションの解消方法は3つの型。
①外罰型: フラストレーションを外にぶつける。
②内罰型: ストレーションを自分自身にぶつける。
③無罰型: ストレスを内にも外にも向けずに受け流す。
3.内罰型の人は、他人を責める人(外罰型)に狙われやすい。
4.『他人を責める人』の心理的特徴4つ
①.自分のミスを認めないで、他人に責任を転嫁する。
②.些細な事でも追及してくる。
③.反省することがない。
④.怒りを発散した後は、何ももなかったように元に戻る。
5.『他人を責める人』にどう対応すればいいのか
①.相手の言い分を論理的に分析する。
②.理不尽な対応には、正論を相手にぶつける。
③.相手にしない、または距離をおく。
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