成功する人と失敗する人の差は解釈の違いにあった_アドラー心理学
人生の成功や失敗は、その人の生まれた環境や才能によって決まると信じている人は多いでしょう。しかし、アドラーは人生の成功と失敗は環境や経験の差ではなく、『自分がした経験をどのように解釈するか』によって決まると断言しています。
あくまでもポジティブなアドラーの考え方を見ていきましょう。
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人生の成功と失敗は、生れた環境でほとんど決まると思っている
裕福な家庭に生れれば、愛情たっぷりに大切に育てられ、しっかりと高等教育を受ける環境も与えられます。そして十分な資金と手厚いサポートを受けながら、大学を出て大企業に就職したり、医者や弁護士になって上流社会の住人になることも可能でしょう。
逆に貧乏な家庭に生れたら、食べていくことだけで精一杯で親にもほとんどかまってもらえない、教育も義務教育だけで卒業したら低賃金のパートや工場の労働者になる。
生れた環境によって人生の青写真が決まってしまう。そんな錯覚をしてしまいそうですが、実際そのように思っている人が多いのではないでしょうか。しかし、アドラーはその考えを真っ向から否定しています。
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人生の成功と失敗は自分の経験をどう解釈するかで決まる_アドラー
それ自体では
成功の原因でも
失敗の原因でもない。
ーーー 「アドラーの言葉」より ーー
たとえ卑劣な親の元に生れて、虐待されて育ったとしてもそれを反面教師にして、大人になって愛情深い暖かい家庭を築く人もいます。
たとえ極貧の家庭に生まれて満足な教育を受けられなくても、自分の力で大検を受けてから大学に入り、医者や弁護士になることも不可能ではありません。
現在は士農工商の江戸時代ではありません。どんな過酷な境遇にあっても、たとえトラウマ的な経験をしても、自分の強い意志とポジティブな選択をすれば成功はその人の手中にあるのです。
全てはあなたが、その経験をどう解釈するかで決まるのです。
引用・参考文献
アドラー100の言葉(なりたい自分になるための心得)
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