ストレスに強い人と弱い人の差って何だ!ストレスに強くなる思考法
2017/04/11
TBSテレビ2/21(19時)から放映していた『この差って何ですか?』という番組の中で、「ストレスに強い人と弱い人の差」をテーマに扱っていました。その内容がとても参考になったので筆者の感想とともに紹介したいと思います。
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目次
ストレスに強い人と弱い人の差ってなに?番組内容のまとめ
番組の中で、ストレスについて解説されていた東邦大学の有田秀穂名誉教授は、ストレスの定義を次のように解説されていました。
自分が嫌だと思うこと全般である。そして、そのストレスに適切に対処する方法は、
ストレスは受け流すことである。
と解説されていました。
また、番組の中で具体的に日常生活の中で、どのようなことがストレスになるかならないか例を挙げています。
日常生活でのストレス判定!
次の行為はストレスがかかる、それともかからない?
① カーテンを閉めて寝るのはストレスがかかる。
寝るときはいいのですが、朝起きるときに暗いと頭も体も目覚めが悪いためにストレスがかかってしまう。朝は太陽の光で自然に起きるのがベスト。
② 1時間半の昼寝はストレスがかかる。
人のノンレム睡眠とレム睡眠の周期は1時間半とされています。つまり1時間半に渡って昼寝をすると、深い睡眠状態から起きることになり、ストレスがかかります。30分くらいの昼寝が一番よいということです。
③ ハードロックを聴きながらのウォーキングはストレスがかからない。
ウォーキングなどのリズム運動は脳を元気にする脳内ホルモンが分泌されてストレス解消になるそうです。またテンポのある音楽も聞くことでリズカミルに歩けるのでさらに効果があるということです。
しかしながら、私の思うにはいくらテンポの良い曲でも、音楽の場合は好き嫌いがあるので特に中高年の場合はハードロックには抵抗があると思いますね。かえってストレスがかかってしまうかも知れません。やはり音楽は自分が好きなジャンルの曲が良いと思いますね。
④ 43.Cのお湯につかるのはストレスがかかる。
熱すぎて体にストレスがかかります。これは間違いありあません。特に血圧が乱高下するので心筋梗塞などの危険があります。
⑤ 妻とイチャイチャするのはストレスがかからない。
ドーパミンが出てるでしょうね。しかし、自分が楽しくても相手は迷惑している可能性もあるので要注意です。
また番組では、上司に怒られたときにどう対応するかによって、ストレスに強いタイプを判定できるということで、番組ゲストの解答をもとに検証しました。
上司に怒られたときにあなたならどう反応する?
上司に怒られた時のゲストの反応は、次のようになりました。
『自分に間違いがあれば謝る。そうでなければ怒る。』
田中美奈子さん
『相手が間違っていることを言っていたら反論する。』
指原莉乃さん
『絶対、お前より幸せになってやると念じる。』
岡田圭右さん
『まだまだ自分は未熟だと自分を責め続ける。』
上地雄輔さん
『次の日には忘れちゃうだろうなと思いながら聞く。』
土田晃之さん
『まずは普通に謝る。しかし納得できない場合は質問する。』
筆者の印象に残ったコメントは指原さんですね。やはり厳しいアイドルの世界を勝ち抜いてAKB総選挙1位になるには、それなりの強いハートが必要なんだなと。
番組の解説ではゲストの中で一番うまい対応、つまり、ストレスを受け流す行動をとっていたのは、西岡徳間さんだそうです。
その次に良いのが、田中さん、土田さんで、この3人はいずれもストレスを受け流す行動をとっていて、その共通点は「ストレスを貯めない事」でした。
重要なのはその場で理解して、正しい反応をしてストレスを貯めないようにすることだそうです。指原さんと上地さんの反応は、結局は問題の先送りなので良い反応とは言えないそうです。そして一番悪い反応は、岡田さんでした。
岡田さんのように自分を責め続ける反応は、ストレス中枢をずっと刺激し続けるので、最後には眠れなくなるほどストレスを貯めてしまい、その結果、身心に様々な問題が紛失してしまいます。
番組内容のまとめ
2.ストレスに強い人はストレスを受け流すことができる。
3.ストレス受け流すことでストレスを貯めない。
4.ストレスを受け流すとは、トラブルに真摯に向き合い解決することである。
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ストレスに強くなる思考法【筆者の感想】
番組の中で、ストレスの定義を「自分が嫌だと思うこと」である。と解説していたことに強く同感しました。私たちは、日常生活での様々な場面で不快な感情を抱きます。その嫌な感情を貯め込むことによってストレスが蓄積されます。
ストレスがその人のキャパシティー以上に溜まってしまうと、様々な精神的及び肉体的症状が現れます。そしてストレスが貯まった状態で放置すれば、いずれ病気になりかねません。
うつ病や神経症などの精神的疾患はもちろん、ガンなどの病気の根本的原因はすべてストレスによるものです。そしてこのストレスに対処する方法として、番組では、「ストレスを受け流すこと」を奨励していました。
そしてその方法は、問題に真摯に向き合うことだ解説していますが、私はこの部分について少し見解が違います。それはストレスの要因となる全ての問題について真摯に向き合って解決するという手段をとる必要はないと思うからです。
真摯に対応するのは問題の一部だけで、ほとんどは無視すればよい
私たちの抱える心配事の96%は実際には起こらないというアメリカでの研究報告があります。実際にそうなのです。人間の悩みのほとんどは過去の後悔の記憶と未来への不安です。
これらの嫌な思いに関しては、そもそも存在しない事なので、具体的に向き合う必要のない無視してよいものです。つまり本当の意味で受け流すだけでいいのです。真摯に問題に向き合う必要があるのは今現実に起きている問題だけです。
<ストレスに強くなる思考法>
悩み・心配事の96%(実際には起こらない)---> 受け流す、無視する。
悩み・心配事の4% (現実的な問題) ---> 真摯に向き合い解決する。
私の考えるストレスに強くなる思考法は、今起きている現実的な問題にのみ真摯に向き合って解決をはかる努力をして、そのほかの全ての悩みについては気にしない、考えないようにするということです。
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