kazuosite☆心理学から学ぶ人生のいろはにほへと

心理学は心の働きを分析する科学です。私たちの幸福も心の働きによって決まります。このサイトでは人生を楽しく幸せに生きるためのヒントになる心理学や哲学等の自己実現をテーマにお話しを紹介していきますね。

自分を責め続けるのはやめろ!勇気をもってダメな自分を認めるんだ

      2017/04/11

劣等感の強い人は、必ずと言っていいくらい自分のことが嫌いです。なぜなら嫌いな理由が、出来ない自分、ダメな自分という劣等感だからです。そしてダメな自分をしつこく攻めつづけて、自分で自分を苦しめます。このライフスタイル(性格)を変えない限り、幸せになることが難しいでしょう。

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不完全な自分を認める勇気をもつ

完全な人間などどこにもいません。どのような立場のひとでも必ず、劣等感は持っています。なぜなら人間にはそれぞれ長所や短所があり、価値観も人によって違ってくるからです。しかし、幸福な人は自分のダメなところを否定的にはとらえません。ダメな自分も含めて自分が大好きなのです。これに対して不幸な人は、自分のダメなところが1ミリたりとも許せないのです。

そして、そのダメな自分が世界で一番きらいなのです。このような精神状態はこのうえなく悲惨な状況と言えるでしょう。なぜなら、ほんとうは自分自身が自分の最高のサポーターであるべきでだからです。

あるがままの自分を認める勇気

心理学者アドラーの教え子であるルドルフ・ドライカースは、アドラー心理学の思想をもとに次のような言葉を残しています。

「 人は不完全さを持つ勇気が必要である 」

人間は不完全な生きものです。完全であろうとすればそのギャップに常に苦しむことになります。もし、完全な人間がいたら、もうその人は成長することができないでしょう。死ぬまで、日々成長し続けるのが人生ではないでしょうか?もし、「 私は完璧な人間です 」と宣言する人がいたら、おそらくその人はアドラー心理学でいうところの「優越コンプレックス」の持ち主です。

優越コンプレックス = 抱えている劣等感をごまかすために虚勢を張る

幸せになるには、自分のことが好きになることが必要です。そのためにはその障害となっている、自分のダメなところもひっくるめて、あるがままの自分を認めて好きなることです。

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自分自身にたいしても寛容になろう

自分自身が嫌いな人は、自分に対して厳し過ぎるのではないでしょうか。もっと自分のことを客観的に見る必要があると思います。そこで自分のことをもっと冷静に見れる方法を紹介しますね。

まず、あなたが信頼している、そして大好きな友人をイメージします。そしてその友人があなたに悩みを打ち明けたとします。悩みを聞いたあなたはビックリします。なんと友人の抱えていた悩みはあなたと同じ悩みでした。そして、あなたは大好きな友人を元気づけるためにこんなことを言うかも知れません。

「 あなたの悩みは良くわかる。でも、あなたの思っている欠点は、私の好きなところでもあるんだ 」。そしてあなたはハッとします。そうなんだ、私が攻め続けている私の中のもう一人のわたしは、私のいちばん仲良しの友人なんだと。このようにイメージして、自分自身に対して寛容になることをお勧めします。

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