鈴木明子さんから学ぶ_クヨクヨしない気持ちの切り替え方
2023/05/16
PHP 9月号の特集記事でプロスケーターの鈴木明子さんの記事が載っていました。その内容が、「クヨクヨ悩んだ時の気持ちを切り替え方」としてとても参考になると思ったので筆者の感想も含め紹介します。
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マイナスの感情に寄り添おう_プロスケータ―鈴木明子さん
鈴木明子さんはこれまでの人生の中で、いちばん思い悩んだのは現役引退を決める時だったそうです。6歳のころからスケートを始めて、スケート一筋に生きて生きて、スケートをやめたら明日からどう生きていけば分からなかったのです。
しかし、ソチオリンピックの1年前に、ようやく「ここまでやってきたんだから、ソチまで頑張ろうと思えるようなったのです。そして、テレビカメラの前で「ソチオリンピックを目指します。そこを集大成にします」と宣言した後は、やるべきことをやるだけと考えることができたそうです。
そしてスッキリとした気持ちで引退の日を迎えることができたのです。引退後はバラエティー番組にでたり、講演の仕事ももらうようになったそうです。不慣れなこともあり悩むこともあったようですが、励ましてくれるスタッフの存在が背中を押してくれたそうです。
1.クヨクヨするのは悪くない
現役時代の鈴木明子さんにとって、イライラやクヨクヨを引きずらない方法は簡単なことでした。それはスケート靴をはいてリンクを滑り出せば、大抵のことは忘れることが合出来たからです。
そういう意味では、何か無心になって集中するものがあれば、いいのではと提案しています。
そしてさらに話をこう続けます。
だから私は、
クヨクヨすることは悪いことではない、
と思っているんです。クヨクヨとちゃんと向き合っているのであれば、
それは「弱い」のではなくて、
むしろ「強い」のではないでしょうか。
2.苦しいことは後に生かそう
鈴木さんも現役時代は試合で緊張してうまくいかなかったりして、クヨクヨすることが多かったそうです。そして演技すること自体も怖かったといいます。自分のマイナス感情と向き合うのは大変つらいことです。
そこで鈴木さんはある時から、
に決めたのです。
そうすることで気持ちがすごく軽くなったそうです。
「もっと強くならないと」
このように自分を責めていたら、つらいし前に進むことができません。だからこそマイナス感情を否定しないで、受け入れ寄り添ことで、一緒になって前に進むことができるのだと語ります。
鈴木さんは18歳の時に頑張りすぎて摂食障害になってしまった経験があります。どんなに苦しいことでも、後に生きれば無駄にはなりません。
今では、「転んでも、ただでは立ち上がらないぞ!」と前向きに思っているそうです。
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筆者感想_苦しさや自分の弱さを受けいることで前に進める
私が鈴木明子さんの生き方で、一番感心したのは苦しさやマイナス感情に対して拒否しないで受け入れているところです。ネガティブなマイナス感情に対しては拒否したり逃げようとすればするほど、深みにはまってしまうという特徴があります。
例えば罠にかかった動物が、もがけばもがくほど傷口を深めていくようなものです。苦しさや自分の弱さや受け入れることで、人は前進できるのです。
私たちも一度自分の弱さやマイナス感情に向き合って、やさしく寄り添ってみましょう。拒否するのではなく受け入れて、前に進んでいきましょう。そうすればマイナス感情は、もう自分は必要ではないと自覚していつのまにか去っていくことでしょう。
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