思い込みの絶大な効果で人生が変わる!【脅威のプラシーボ効果】
2017/04/11
みなさん、プラシーボ効果ってご存知ですか? 本物の薬だと思っていると偽薬でも実際に効き目が出るというものです。人間の「 思い込み 」の力を良く表していますよね。この思い込み力は、実際のところ偽薬効果では収まらない人生の全てを左右するほどのポテンシャルを秘めています。
どう思い込むかによって人生が変わると言っても過言ではないのです。今日は、この侮ることのできない「思い込み」の絶大な力についてお話します。
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思い込み、驚くべきプラシーボ効果の実例
1978年に米カリフォルニア大学の研究グループが行った実験は、人間の思い込みの力が身体に影響する絶大な力を示すことになりました。実験では、親知らずを抜歯後の患者40人に対して、痛み止めと言って、効果のない偽の薬を投与しました。しかし、偽薬にもかかわらず大半の患者の痛みが緩和されたのです。これはもう完全なプラシーボ効果ですよね。
しかし、この実験にはまだ続きがあります。プラシーボ効果が確認された1時間後、今度は生理食塩水を薬と称して投与、しかし、そのうちの17人は痛み止めの効果をなくすナロキソンという薬を処方しました。するとどうでしょう。ナロキソンを投与した17人の患者は再び痛みを訴えだしました。
このことは、ナロキソンが飲んでもいない痛み止めの薬の効果を止めたことになります。これは、プラシーボ効果がただの気休めではなく、身体的生理的にも本物の薬と同様の効果を示していたことになります。
もう一つ、興味深い研究報告を紹介しましょう。それはニューヨークのコロンビア大学で行われた実験で、ある男性に催眠をかけて、催眠状態になったなったところで、被験者に今からあなたの額にアイロンの先を当てることを宣言します。
実際に額に当てたのは、鉛筆の先なのですが、当てた瞬間、「熱い!」と叫び、みるみるうちに火ぶくれになり実際にやけどの症状になったのです。すごいですよね、実際がどうあれ、脳が真実だと思ってしまえば、現実になるということでしょうか。もっと簡単に言うと、「 思い込みが現実になる 」です。
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思い込みの力を人生に生かそう
思い込みの力は、とてつもないポテンシャルを持っています。この力を人生の生きる力に応用しないてはありません。しかし、冷静に考えるとこの思い込みの力は、すでにオリンピック選手などのアスリートのイメージトレーニングにも応用されていることに気づきます。
選手のイメージトレーニングの中で、実際に金メダルを取って、表彰台の上で、金メダルを首にかけてもらい、拍手喝采を受けている場面をリアルにイメージする訓練などもあるようです。これなどは完全に、脳に金メダリストのイメージを最初に植え付けて、選手に自信や能力の向上を図ろうとするものです。
また、自己啓発書によくある「引き寄せの法則」や「思考は現実化する」などの理論もその根底には「思い込みの力と効果」があります。
夢や目標の実現に「思い込みの力」を使う
私たちが大きな夢や目標をもって取り込もうとする時に、たいていの人はゴールがすごい遠い存在で、血のにじむような努力と強運がなければ達成できないと考えてしまいます。しかし、そのように考えてしまうと、脳は「 これは難しいな! いや無理でしょ。」と初めから尻込みしてしまいます。
夢を叶えるために必要なことは、脳にできると思わせてしまうことです。夢の計画を立てたらまず、夢を叶えた自分の姿をイメージをリアルに想像しましょう。イメージトレーニングが上手くなると、映画を見ているようなリアルな映像が瞼の裏に浮かぶようになります。そうなったら脳は完全に現実と錯覚して、実際に夢を現実化していくでしょう。
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