【ユングの性格分析!】心理学でみるあなたの性格のタイプ
2017/07/02
あなたは自分の性格で悩みはありますか。引っ込み思案で自分の意見が言えないとか、イライラして怒りっぽい性格を直したいとか、性格のことで悩んでいる人はたくさんいると思います。
しかし、分かっているようで分かっていないのが自分の性格です。性格を直すにしても、自分の性格を正しく分析することが重要です。
世界の三大心理学者でもあるユングのタイプ論は非常に論理的で明確な性格分析理論です。まずはこのユングのタイプ論で自分の性格を分析していきましょう。
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ユングのタイプ論とは
あなたが自分の本当の性格を知りたいなら、このユングのタイプ論はあなたの性格がどのようなタイプに属するのかを明快に教えてくれるでしょう。ユングは人間の性格を4つの心の機能と、2つの方向性に分けて合計で8つの性格分類に分けました。
1.外向型 (衝動やエネルギーが外側に向かう。積極的で社交的な人)
2.内向型 (衝動やエネルギーが内側に向かう。消極的で内向的な人)
1.思考型 (論理的に物事を考える)
2.直感型 (ひらめき、アイデアに頼る)
3.感覚型 (物事を見たまま、あるがままに捉える)
4.感情型 (物事を好き嫌い、快不快で判断する)
この2つの方向性と4つの心の機能との組み合わせ、2×4で8つの分類に分けられるというものです。 非常に明快で論理的な性格分類だと思いませんか。あなたは、この8つの分類では、どこの性格分類に属していますか、客観的に判断してみましょう。
ちなみに筆者は、完全に思考型で、やや内向型だと自己判断しています。 つまり分類としては『内向型-思考型』の属性に入ると思っています。あなたはどのタイプでしょう?
ユングの8つの性格分類
それでは、具体的に8つの性格分類とその特徴を上げていきましょう。
① 外向型ー思考型
論理的でかつ社交性もある。物事をそつなくこなすことができるエリート人間
タイプである。その反面、近視眼的な物の見方と人間味に欠けるところがある。
② 内向型ー思考型
論理的でかつ内向的である。物事を本質まで突き詰める傾向がある。社交性に乏しく
人間関係で周囲に理解されにくい。時に暴走してしまうことも。
③ 外向型ー直感型
全ての可能性を信じて実現に情熱を向ける。あらゆることに強い意欲を持っているが、
その反面、飽きっぽいところもある。
④ 内向型ー直感型
詩人や俳人のような直感を優先する。周囲には理解されにくく、時に奇人や変人の
ような扱いを受けることもある。
⑤ 外向型ー感覚型
人生や生活をエンジョイできる。しかも自分打だけでなく周囲の人も巻き込んで楽し
むことができる。
⑥ 内向型ー感覚型
自分独自の感性を大事にする。突然、周囲を驚かすような発言をすることもあり、な
かなか周囲に理解されない。
⑦ 外向型ー感情型
周囲の社会に積極的に関わろうとする傾向がある。他人との協調を重要視する一方で、
周りの流れや意見に流されやすい。
⑧ 内向型ー感情型
感情に支配されやすい、感情の起伏が激しい。基本は物静かで穏やかだが、頑固な側
面もある。感情に行動が支配されているので人となじみにくい。
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最後にひと言
ユングのタイプ論は非常に分かりやすい性格分類です。あなたはどの8つの中のどのタイプに属していましたか?この分類をみて、納得されたことや新たに気づくこともたくさんあったと思います。大変参考になりますね。
ただし、この8つの性格的特徴はどれが良いとか悪いとかではありません。あくまでも性格的特徴で分けた分類です。そして、傾向の偏りはあるとはいえ誰にもこの8つの要素はあります。ただ、どのタイプがメインとなっているかという事です。
どのタイプにも長所と短所は存在します。 つまりそれぞれのタイプで、長所は生かしつつ、短所となる部分をいかに別のタイプの要素を盛り込んで更に良いものにしていくか、つまり、ブレンドのさじ加減ではないでしょうか。
例えば、筆者は『内向型―思考型』がメインのタイプだと思います。弱点としては外への積極性や、周囲との協調性の不足だと持っているので、もう少し外向性や感覚型の要素が欲しいと思っています。
自分の性格を変えたいと思ったら、まず、基本的な自分の性格的傾向を論理的に明快に自己分析することが不可欠になります。そういう意味で、ユングのタイプ論はベストなツールになってくれるでしょう。
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