『世界に一つだけの花』はお釈迦様(ブッダ)の教え「唯我独尊」だった!
2017/04/11
お釈迦様は、この世にお生まれになった時にその場で7歩歩いて、右手で天を指さし、左手で地上を指さして「天上天下唯我独尊」とおっしゃったと伝えられています。
この話が真実であるかは別として、お釈迦様の大切な教えをインパクトのある例え話として世間に伝えたいという意思がしっかり伝わってきます。今回は、お釈迦様の大切な教え「唯我独尊」について考えてみます。
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「天上天下唯我独尊」の意味すること
唯我独尊というと、「この世の中で自分が一番偉いんだ」みたいに読めますが本当の意味はそうではありません。まず、「天上」は時の長さ、「天下」は広がりを表しています。「我」はお釈迦様のことではなく、ひとりひとりの人間を指しています。「独尊」とはひとつの尊い使命をもつ命であるという事です。
つまり、その意味は、
なんとありがたい言葉でしょう。
「一人の人間は、太古の昔から現在、未来永劫に渡ってオンリーワンの使命を持った尊い命である」とお釈迦様は生まれて開口一番におっしゃったわけです。(逸話)
世界に一つだけの花は「唯我独尊」そのものだった!
唯我独尊で一つのJPOPの名曲を思い出します。それはあの国民的アイドルであるSMAPの名曲「世界に一つだけの花」です。「世界に一つだけの花」は、SMAPの曲の中では異色の曲ですが、300万枚突破のSMAP最大の国民的ヒット曲になりました。
異色であるこの曲がこれほどまでに売れたのは、その歌詞が1人1人の個人の尊厳を歌っているオンリーワンの曲だからです。その歌詞の内容は、お釈迦様が伝えたかった「唯我独尊」の思想まさにそのものなのです。ここで歌詞に一部を抜粋して見ましょう。
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせことだけに
一生懸命になればいい
小さな花や大きい花
一つとして同じものはないから
NO1にならくてもいい
もともと特別なOnly one
どうですか? どう解釈してみても「唯我独尊」ですよね。 作詞、作曲の槇原敬之さんが作詞の時に仏教を意識したかどうかは分かりませんが、仏教に造詣が深いのは想像がつきます。
もし、まるっきり仏教を意識していないで作詞したのなら、それはもうブッダ以来の天才の登場といっても過言ではないでしょう。それほどにこの「世界に一つだけの花」といいう曲は完璧です。おそらく私だけなく多くの人がこの歌に救われているはずです。
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最後にひとこと
私たちは一人一人は、かけがえのない命であり、それぞれがオリジナルの個性とその使命を持っています。「世界に一つだけの花」の歌詞にあるように、他人と比べる必要もないないし、ナンバーワンになる必要もありません。あなたはあなたのままでいいのです。
あなたは、自分の個性を生かして自分の好きなこと、やりたいことを一生懸命に追及していけばいいのです。それが、まさにお釈迦様の望みなのですから。
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